最終更新日:2024年2月28日
C089
数学Ⅱ
算数科の目標・内容・評価の考察単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
算数科の特性や価値的学習を踏まえて算数科の目標を考察し、算数科の指導内容について理解する。
教材研究の仕方、学習指導案の作成手順、問題解決学習の基本的学習過程について理解する。
学習成果
算数科の特徴である抽象性、形式性、論理性について学び、算数科の教育的な価値を理解する。
算数科の学習計画の意義を理解し、学習指導に活用する。
数と計算の指導において、四則演算の指導方法を具体的に学び理解する。
図形の指導について、平面図形や立体図形の指導方法を具体的に学び理解する。
測定の指導について、量の指導方法を具体的に学び理解する。
変化と関係の指導について、割合の概念や関数の概念の指導方法を具体的に学び理解する。
データ活用の指導について、統計的な問題解決方法を理解する。
テキスト教材
鈴木将史編著『小学校算数科教育法』
参考図書
『小学校学習指導要領解説 算数編』
『小学校学習指導要領解説 総則編』
評価の要点
・レポート
課題1は、算数科の学びの過程としての数学的活動の充実を図ることで、数学的活動を通して数学的に考える資質・能力を育成する。算数科における数学的活動としての指導方法について述べ、かつ、基本的な指導方法については、学年・単元を決め、具体例をあげて示しているかを、評価する。
課題2は、算数科の学習における数学的な見方・考え方について述べ、かつ、具体的な指導方法について根拠を基に筋道を立てて考え、統合的・発展的に示しているかを、評価する。
※本や資料に基づいて、自分の考えを述べているかが重要です。
・試験
小学校における基本的な問題を出題します。記述を求める問題では、児童が論理的思考力を発揮するための見方・考え方を持てる授業を意識している解答になっているかを、評価する。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価します。
・提出されたレポートが課題解決型としての内容になっているかを、評価する。特に、テキスト教材や参考書を勉強して、自分の考えを述べているかを、評価する。
・科目終了試験の結果も評価する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
レポートの作成では、テキスト教材や参考書などを理解し、具体的な例をもとに考える姿勢が大切です。図書館などを利用して様々な文献を参考にするなど、調べる習慣を身につけることが大切です。
レポート課題
提出数 2第1課題
第1設題
算数科の学びの過程としての数学的活動の充実を図ることで、数学的活動を通して数学的に考える資質・能力を育成する。算数科における数学的活動としての指導方法について述べ、かつ、基本的な指導方法については、学年・単元を決め、具体例をあげて示しなさい。
第2課題
第1設題
算数科の学習における数学的な見方・考え方について述べ、かつ、具体的な指導方法について根拠を基に筋道を立てて考え、統合的・発展的に示しなさい。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
新時代の算数教育 | ・主体的・対話的で深い学び ・数学的活動 |
第1章 | |
算数教育の目標(1) | ・新学習指導要領と算数科の目標 | 第2章 | |
数と計算の指導(1) | ・数と概念と表現 | 第3章 | |
数と計算の指導(2) | ・四則演算 | 第3章 | |
図形の指導(1) | ・平面図形の指導 | 第4章 | |
図形の指導(2) | ・立体図形の指導 | 第4章 | |
測定の指導(1) | ・量の概念の意義 | 第5章 | |
測定の指導(2) | ・基本的な量と測定の指導 | 第5章 | |
変化と関係の指導(1) | ・割合の概念とその指導 | 第6章 | |
変化と関係の指導(2) | ・関数の概念とその指導 | 第6章 | |
データの活用の指導(1) | ・多面的・批判的な考察の指導 | 第7章 | |
データの活用の指導(2) | ・統計的な問題解決の活用の指導 | 第7章 | |
算数科の授業づくり(1) | ・算数の授業とは何か | 第8章 | |
算数科の授業づくり(2) | ・考えることと考えさせることの区別 | 第8章 | |
指導計画の作成と評価 | ・評価の意義と方法 | 第9章 | |
試験 小学校における基本的な問題を出題しますので、論理的思考力を発揮し、児童の見方・考え方を引き出すような解答を板書するイメージで書きなさい。 |