最終更新日:2024年3月12日
C068
図画工作科教育法
小学校 図画工作科の指導と評価単位条件
通信 1単位 面接 1単位教員
履修条件
なし
到達目標
1.図画工作科の歴史、学習指導要領及び小学校児童指導要録に関する講義や協議を通して、図画工作科の特徴について説明することができる。
2.図画工作科の目標と内容、指導と評価についてディスカッションを行い、それらを省察しノートに整理することができる。
3.図画工作の特徴を踏まえながら題材を作成することができる。
4.学習指導案を作成し模擬授業を行うことを通して、実践的な指導力を身につけることができる。
学習成果
1.図画工作科の歴史や特徴等について説明することができる。
2.図画工作科における目標と内容、指導と評価の方法を理解することができる。
3.表現や鑑賞に関する題材を作成することができる。
4.指導法や評価規準等を踏まえて学習指導案を作成し、基本的な学習指導及び評価を行うことができる。
テキスト教材
文部科学省『小学校学習指導要領解説 図画工作編』(日本文教出版社)2018
山口喜雄『小学校図画工作科教育法』(建帛社)2018
参考図書
新野貴則・福岡知子『明日の小学校教諭を目指して 子どもの資質・能力を育む 図画工作科教育法』(萌文書林)2019
評価の要点
・上述の到達目標が、学修を通して獲得されているかを評価する。
・予習と復習を確実に行い、目標、内容、教科成立の背景等を確実に理解すること。
・小学校図画工作科の指導案作成、模擬授業の実施、協議や反省などに積極的に参加すること。
・学修内容や指導案等をノートにまとめること。
評価方法と採点基準
・指導案作成や模擬授業等の実施状況(40%)ノートやレポート等の提出物(60%)を総合的に評価します。
・ノートには、学修したことや討論したことに対する自分の意見やまとめ等のリフレクションが必要です。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
・資料は熟読すること
・自分の意見を持つこと
・積極的に参加すること
レポート課題
提出数 1第1課題
⚠通信1単位/スクーリング1単位。
第1設題
この科目は、スクーリング受講の際、担当教員より指示があります。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
ガイダンス 1.学修を通して何が身につくのか理解する 2.授業内容と学修方法、用意するもの、提出物や評価等について把握する |
・学修意欲 ・15回の学修を見通す力 |
予習15分 | |
図画工作科とは何か 1.「あなたにとって図画工作科とは何か」を話し合う 2.講義を通して図画工作科の歴史や学習指導要領の変遷について理解する |
・教科の歴史を把握する力 | 2第1章 予習30分 | |
図画工作科の目標と内容 1.図画工作の内容と育成する資質や能力の関係に関して話し合う 2.講義を通して教科目標、学年目標、内容構成等について理解する |
・図画工作科の目標と内容に関する理解 | 1p.9~103 2第3章 予習30分 | |
造形遊び 1.造形遊びに関する発達や題材に関して話し合う 2.講義を通して造形遊びのねらいと内容について理解する |
・造形遊びの内容と指導の実際に関する理解 | 2第4章 予習30分 | |
絵や立体、工作 1.絵や立体、工作に関する発達や題材に関して話し合う 2.講義を通して絵や立体、工作のねらいと内容について理解する |
・絵や立体、工作の内容と指導の実際に関する理解 | 2第5~7章 予習30分 | |
鑑賞 1.鑑賞に関する発達や題材に関して話し合う 2.講義を通して鑑賞のねらいと内容について理解する |
・鑑賞の内容と指導に関する理解 | 2第8・9章 予習30分 | |
新学習指導要領のポイントについて 1.〔共通事項〕「資質能力の三つの柱」「主体的・対話的で深い学び」等について理解する 2.改訂の意図やねらいについて話し合う |
・学習指導要領に関する理解 | 1p.1~8 2第3・10章 予習30分 | |
図画工作科の可能性 1.図画工作科の育成する力や教科の可能性について考える 2.幼小連携を含め図画工作に関する意見や児童の活動の様子について話し合う |
・教育課程全体から図画工作科をとらえる能力 | 2第14章 予習30分 | |
題材作成の視点 1.題材作成のポイントについて話し合う 2.講義を通して題材の作成方法について理解する |
・発達や実態を踏まえて題材を作成する力 | 1p.104~125 2第11章 予習30分 | |
学習指導案の作成~1 1.解説書、教科書、指導案例等をもとにグループで学習指導案を作成する 2.講義を通して図画工作科における学習指導案作成の要点について理解する |
・学習指導案作成の要点の理解 | 1p.104~125 2第11章 予習15分 | |
学習指導案の作成~2 模擬的に子どもの学習活動を行い、活動の実際を確かめながら学習指導案を作成する |
・学習指導案を作成する力 | 1p.104~125 2第11章 予習15分 | |
模擬授業(情報機器の活用)と模擬的な授業研究会1 | ・学習指導を実践する力 | 予習30分 | |
模擬授業(情報機器の活用)と模擬的な授業研究会2 | ・学習指導を振り返る力 | 予習30分 | |
学習活動の分析 1.子どもの学習活動や作品を分析する方法について理解する 2.子どもの作品をもとに子どもと対話する方法の演習を行う |
・学習活動や作品を分析する力 | 2第11章 予習15分 | |
学修のまとめ。 15回の学修の成果と課題について話し合い、目標の達成について振り返りレポートにまとめる |
・振り返る力 | 予習15分 | |
試験 図画工作の指導案作成。授業ノートの提出。この2つの提出物で評価する。 |