最終更新日:2024年2月28日
C044
乳児保育
一人一人を大切にする保育を考える単位条件
通信 1単位 面接 1単位教員
履修条件
レポート提出後、スクーリングを受講
到達目標
(1)目的
乳児保育(3歳未満児)の基本を理解し、一人一人を尊重する保育を実践できる力を養うことを目的とする。
(2)到達目標
①乳児(3歳未満児)保育の意義と役割、保育所や乳児院の果たす役割を理解する。
②3歳未満児の発育・発達について学び、健やかな成長を支える保育者の援助・在り方を理解する。
③乳児保育を担当する保育士として必要な理論や知識・技術の基本を習得する。
④生活や遊びの中ににみられる子どもの姿を理解し、子どもの最善の利益を守り 一人一人に応じた保育者の関わり方を習得する。
学習成果
1. 乳児保育(0、1、2歳児保育)の重要性について、その役割と社会から求められている現状について、子どもと保護者両方の立場を理解し、説明することができる。
2.3歳未満児の発達と健やかな成長を支える保育者の適切な援助・指導方法を理解し、実践に生かすことができる。
3.生活や遊びの中で子どもの状態を理解し、一人一人応じた援助の方法、対応方法を身につけることができる。
4.3歳未満児保育に必要な遊びやさ生活の安全で快適な環境整備の知識・方法を理解し身につけることができる。
テキスト教材
加藤敏子編著『乳児保育〜一人一人を大切に〜』第3版(萌文書林)
厚生労働省『保育所保育指針解説書』(フレーベル館)2018
参考図書
谷田貝公昭監修『イラスト版 6歳までのしつけと自立ー家庭・園で教える基本的生活習慣ー』(合同出版)
評価の要点
1.0、1、2歳児の発達の基本を理解し、各年齢における援助及び指導の方法の基本を理解し説明できる。
2.日常の生活における生活と遊びの援助方法について理解している。
3.一人一人の個性を尊重した保育者のかかわり方を理解し、その重要性を説明することができる。
4.レポートやグループでの討議への主体的な意欲や態度等も評価の対象とする。
評価方法と採点基準
レポート・スクーリング両方が合格後、総合的に評価する。
評価の要点に基づいて出席と試験で評価する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
子どものことを意欲的に理解する姿勢を持つこと。
テキストを活用し、予習・復習に主体的に取り組むこと。
日常生活で子どもの観察を心がけ、子どもの問題に関心を持って新聞、ニュースに目を通すことが望ましい。
レポート課題
提出数 1第1課題
通信1単位のレポートを提出した後、スクーリング受講となります。
第1設題
0、1、2歳児の発達の特徴について述べよ。
(テキスト・保育所保育指針・他の参考文献を熟読し、レポートを作成すること)
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
ガイダンス(乳児保育とは) 授業の目的、内容、進め方を理解する。 乳児を取り巻く現状を知り、乳児保育の意味を知る。 |
乳児保育の概念 | 復習 テキストの再読 | |
乳児保育の意義 乳児保育がなぜ必要か意義について学ぶ |
乳児保育の重要性の理解 | 子どもに関する記事 のレポート | |
乳児保育の歴史と現状 保育所における3歳未満児保育の変遷と現代に至る過程について学ぶ |
乳児保育の歴史の理解 | 乳児保育の状況につ いて自分の地域を調 べる | |
乳児保育の現状 現代社会における乳児保育の現状について学ぶ 乳児保育の状況を出し合い現状を知る |
乳児保育をめぐる現状の理解 保育所保育指針を理解する |
子どもや保育に関す る記事を読む | |
乳児期の発達の特性と重要性・保育士の役割 乳児期の発達の重要性(愛着の形成等)について学ぶ |
乳児期の重要性の理解 | 復習 テキストと指針解説 書の熟読 | |
6か月未満児の発達と保育のねらい 誕生から6か月ごろまでの発達の特徴について知り、保育者の対応について実践的に学ぶ。 「身近な人と気持ちが通じ合う」「身近なものと関わり感性が育つ」「健やかに伸びのび育つ」 |
乳児期前半の発達理解 | テキスト、保育指針 の熟読 | |
6か月未満児の保育の内容(生活・遊び・健康安全管理) 産休明けから、6か月ごろまでの保育のねらいと子どもの生活の援助の方法及び保育士のかかわり方の基本を学ぶ。 |
乳児期前半の保育の方法とかかわり方の理解 | 自分の子どもの頃の 様子を母子手帳等か ら把握しまとめる | |
6か月から1歳3か月未満児の発達と保育のねらい 6か月から1歳3か月ごろまでの発達の特徴と保育のねらいと保育士のかかわり方について学ぶ |
乳児期後半の発達の理解・生活と環境 | 身近な乳児を観察し レポートする | |
6か月から1歳3か月頃までの保育の内容(生活・遊び・環境・健康安全管理) 保育所における0歳児クラス後期の保育の実際と配慮事項、保育者のかかわりを学ぶ。乳児期の食事(離乳食)について |
保育の方法とかかわり方、援助方法の理解 | 0歳児の保育につい てまとめる | |
1歳3か月から2歳頃の発達と保育のねらい 1歳3か月頃から2歳頃までの発達の特徴と保育のねらい、保育士のかかわり方について学ぶ 保育内容(5 領域)を考える |
2歳頃までの発達の理解 | 1歳児の遊びに関し て調べる | |
1歳3か月から2歳頃の保育内容(生活・遊び・健康安全管理・環境) 1歳児クラスの保育の実際と配慮事項、保育士のかかわり方について学ぶ 遊びに関して調べたことを発表し学びあう 指導計画(5 領域)を考える |
1歳児クラスの生活における援助の方法 5領域の理解 |
1歳児クラスの保育 についてまとめる手 作り玩具について調 べ作成する | |
2歳児の発達と保育のねらい 2歳から3歳にかけての発達の特徴と保育のねらいかかわり方について学ぶ手作り玩具について 3歳児以上の保育に移行する時期の保育 指導計画(5 領域)を考える |
2歳から3歳ごろの発達の理解 | 手作り玩具作成 指導計画立案してみ る | |
2歳児の保育内容(生活・遊び・健康安全管理・環境) 2歳児クラスの保育の実際と配慮事項、保育士のかかわりについて学ぶ。 |
2歳児保育の方法と保育士のかかわり | 手創り玩具に関する レポート作成 | |
乳児期の遊びと玩具 手創り玩具を発表しあい学びあう。 ○全体的な計画に基づく指導計画の作成と観察記録・自己評価 ○個々の発達を促す生活と遊びの環境 |
乳児期の遊びに対す る配慮事項の理解 |
発達と保育の表を完 成させる。 | |
乳児保育の課題とまとめ 乳児保育担当保育士に求められるもの資質・能力について学ぶ |
乳児保育の重要事項の理解・保育における配慮 | 復習 90分 | |
試験 評価の要点に基づいて実施する。 テキストと保育所保育指針を熟読すること。 |