最終更新日:2024年2月27日
C017
保育原理Ⅰ
「保育」とは何かを考える単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
①教育の意義及び目的について理解する。
②保育に関する法令及び制度を理解する。
③保育所保育指針における保育の基本について理解する。
④保育の思想と歴史的変遷について理解する。
⑤保育所現状と課題について理解する。
【ディプロマポリシーとの関連】
・児童学の学びを通して、子どもの可塑性に富んだ活動に対応できる専門的な知識及び技能をもち、豊かな創造性を備えた人を育成する。
学習成果
保育者を志すにあたっての心構えについて、我が国における保育・教育システムと諸外国との比較、および法令等における位置づけ、保育者に
求められる資質と社会からの要求、問題点等について具体的に考察する力を身につける。
保育者に求められる社会的役割と資質向上への理解を深め、かつ魅力について認識し、保育者への志を持続できることが期待できる。
①保育者の意義・役割・職務内容について理解できる。
②自己の保育者像を幅広い視野から確立できる。
テキスト教材
咲間まりこ監修『保育原理―はじめて保育の扉をひらくあなたへー』(株式会社みらい)2019
参考図書
厚生労働省『保育所保育指針解説』(フレーベル館)2018
文部科学省『幼稚園教育要領解説』(フレーベル館)2018
内閣府・厚生労働省・文部科学省『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』(フレーベル館)2018
評価の要点
レポート課題...第1課題、第2課題の各設題は、テキスト、参考書の内容に即して要点が的確に把握し理解できているか。
科目終了試験...論述試験
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
科目終了試験は論述問題を通して客観的に採点する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
テキストを熟読するとともに、テキストに示されている参考文献を読むことも大切である。
レポート課題は全てオンラインで提出すること。
レポート課題
提出数 2第1課題
いずれか1設題を選択
第1設題
保育とはどういう営みのことなのかを、「保育という言葉のこめられた意味」「子どもを尊重するということ」「社会的意義」の3つの観点
から説明しなさい。
第2設題
西欧における保育の思想と歴史の移り変わりについて説明しなさい。
第3設題
我が国における保育の思想と歴史の移り変わりについて説明しなさい。
第4設題
保育を必要とする子どもや保護者のニーズを踏まえた保育所・幼稚園・認定こども園等、それぞれの特徴や役割を説明しなさい。
第2課題
いずれか1設題を選択
第1設題
「遊び」の発達を保障する保育の目標と保育の内容について説明しなさい。
第2設題
子どもが自発的・意欲的に関わることができる保育方法とはどうあるべきかについて、具体的な事例を交えて説明しなさい。
第3設題
保育者の専門性とは何であるのかについて、「総合的な指導力」の観点から説明しなさい。
第4設題
子育て支援ならびに他機関と連携を図る必要性を説明しなさい。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
ガイダンス 授業の目的、内容、授業計画、評価方法を理解する。 |
授業内容の理解 | テキストのはしがきと目次を読む。 | |
保育の概念と保育の理念 (保育の定義、子どもの権利) |
保育の概念・理念について理解し、説明できる。 | 第1章 参考書 | |
保育の社会的意義 (子どもの育ちを取り巻く状況と保育者の役割) |
保育の社会的意義について理解し、説明できる。 | 第1章 参考書 | |
子どもの発達と子ども理解 (「子ども観」と子ども理解) |
子どもの発達について理解し、説明できる。 | 第2章 参考書 | |
西欧の保育の思想と歴史 (西欧における子育て思想・制度) |
保育者像の変遷を理解し、説明できる。 | 第3章 | |
わが国の保育の思想と歴史 (日本における子育て思想・制度) |
保育者像の変遷を理解し、説明できる。 | 第4章 | |
保育の現場 (多様化する保育の場) |
保育ニーズの多様化を理解し、説明できる。 | 第5章 参考書 | |
保育の目標と内容 (乳幼児期に育みたい資質・能力と保育内容) |
保育の目標と保育の内容を理解し、説明できる。 | 第6章 参考書 | |
保育の方法 (環境を通して行う保育の意義) |
子どもが自発的・主体的に関われるような保育の方法を理解し、説明できる。 | 第7章 参考書 | |
保育の全体的な計画 (保育課程と記録・評価の役割) |
多様な保育ニーズに応じた保育計画について理解し、説明できる。 | 第8章 参考書 | |
保育者の専門性 (期待される保育者の資質) |
「総合的な指導」を担う保育者の専門性を理解し、説明できる。 | 第9章 参考書 | |
子育て支援と連携 (子育て支援の担い手と連携の必要性) |
子育て支援及び連携の必要性を理解し、説明できる。 | 第10章 参考書 | |
諸外国の保育 (スウェーデン・アメリカ合衆国・韓国の保育) |
諸外国の保育について理解し、説明できる。 | 第11章 | |
保育の現状 (子育て家庭を取り巻く現状と子ども・子育て支援新制度) |
保育をめぐる近年の状況を理解し、説明できる。 | 第12章 | |
まとめ (保育者の意義・役割・職務内容) |
保育とは何かを総合的に理解し、説明できる。 | ||
試験 評価の要点に基づいて実施します。 |