最終更新日:2024年7月8日
C009
教育基礎論
教育について体系的な知識を習得し、これからの教育のあり方を考える単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
➀教育の理念と思想、歴史、教育制度の基礎的、基本的事柄を理解し、教育について体系的な知識を習得する。
②教育学の知識を体系的に習得した上で、これからの教育のあり方について考察する。
学習成果
➀教育の概念と意義について多角的な視点から説明できる。
②学校の教育制度の変遷について歴史的に理解し説明できる。
③近年の教育課題について幅広い視野から説明できる。
テキスト教材
佐藤環・菱田隆昭編著『教職ライブラリ 教育原理』(建帛社)2024
参考図書
今井康雄編『教育思想史』(有斐閣)2009
平田諭治編著『日本教育史』(ミネルヴァ書房)2019
評価の要点
〇レポート:テキストの内容を理解し、小論文としての体裁と内容を備えているか。
〇科目終了試験:課題に即して要点を説明できているか。自分の考えを明確に提示できているか。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価します。
科目終了試験は「評価の要点」に基いて採点します。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
テキストを精読し、内容を理解することが大切です。さらに、テキストに示されている参考文献も幅広く読んで、教育に関する知識を吸収し理解を深めてください。
レポート課題
提出数 2第1課題
いずれか1設題を選択
第1設題
家族や子どもの変化の背景や要因について、子どもをめぐる社会的な状況の変容を踏まえて論じなさい。
第2設題
近代公教育の成立過程とその性格について論じなさい。
第3設題
戦後の学校教育の変容について、戦前の教育との違いを踏まえて論じなさい。
第4設題
戦後の教員養成制度の改革について、戦前の教員養成の変遷と問題を踏まえて論じなさい。
第5設題
学習指導要領の変遷を捉えた上で、現行の学習指導要領の特色について論じなさい。
第2課題
第1設題
現代社会の教育課題について、テキストで取り上げられているテーマを一つ選び、問題の概観を捉えた上でそれに対する自分の考えを述べなさい。
備考・補足
← 表が横スクロールします →
授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
ガイダンス(はじめに、目次、著者紹介、コラムなど) | 授業内容の理解 | (1時間) | |
教育の概念 | 教育という営みについて多角的視点から考える力 | 第1章(3時間) | |
教育の本質と目的 | 教育という営みについて多角的視点から考える力 | 第2章(3時間) | |
子ども理解と家庭・地域 | 子どもを取り巻く環境的変化の変遷と歴史的な理解 | 第3章(3時間) | |
西洋の教育の歴史 | 西洋の教育の歴史に関する理解 | 第4章(3時間) | |
西洋の教育の思想 | 教育の思想に関する理解 | 第5章(3時間) | |
日本の教育の歴史(前近代社会~戦時下) | 日本の学校の成り立ちに関する理解 | 第6章(3時間) | |
日本の教育の歴史(戦後) | 戦前から戦後の日本の教育制度の変容に関する理解 | 第7章(3時間) | |
学校制度の多様化と学力観 | 学校制度の多様化と学力観の変遷に関する理解 | 第8章(3時間) | |
教育課程と学習指導要領 | 教育課程と学習指導要領に関する理解 | 第9章(3時間) | |
教員養成の歴史と現在 | 教員養成に関する歴史的な理解 | 第10章(3時間) | |
現代社会の教育課題(不登校、いじめ、教育格差) | 現代の学校が抱える問題について捉える力 | 第11章1,2,5(3時間) | |
現代社会の教育課題(特別支援教育、ICT技術) | 現代の学校が抱える問題について捉える力 | 第11章3,4(3時間) | |
生涯教育から生涯学習へ | 生涯学習社会に関する理解 | 第12章(3時間) | |
授業内容のまとめ(これまで学習した内容を振り返り、教育の意義と学校教育のあり方について考える) | 教育の概念と意義について考える力 | (3時間) | |
試験 筆記試験(論述) |