最終更新日:2024年3月6日

1年次入学生:1年 3年次編入学生:- 短期大学部:-
児童学部 児童学科

B010

児童学の福祉学的基礎Ⅱ

児童福祉から児童家庭福祉へ

単位条件

通信 2単位

教員

小田桐 忍

履修条件

なし

到達目標

1.わが国の児童と家庭を取り巻く社会環境について理解できる。
2.現代社会における児童問題と福祉ニーズについて考察できる。
3.児童家庭福祉サービスの体系について把握できる。

学習成果

現代社会における児童の位置づけを把握するために、児童を取り巻く社会の状況、家族及び地域社会の変化、児童の生活実態について考察し、児童観の変遷とともに、児童福祉の理念と意義についての理解を深める。さらに児童福祉の法制度の体系と実施体制について把握する。
1.改正児童福祉法と家族・児童福祉の課題
2.家族・児童福祉の視座
3.子どもの権利
4.家族・児童福祉の体系
5.家族・児童福祉の供給と利用
6.家族・児童援助の技術と方法
7.児童虐待の現状と対策
8.児童育成環境
9.保育サービス
10.療育サービス
11.児童養護問題と社会的養護の課題
12.ひとり親家庭支援
13.家族・児童福祉サービスの計画化・総合化
14.家族・児童政策の課題と展望
15.まとめ

テキスト教材

庄司洋子・松原康雄・山縣文治『家族・児童福祉(改訂版)』(有斐閣)
『児童学の福祉学的基礎II』(聖徳大学通信教育部)

参考図書

厚生統計協会編『国民の福祉と介護の動向(各年度版)』
厚生労働省編『厚生労働白書(各年度版)』
社会福祉関連法規集(いわゆる社会福祉六法)

評価の要点

レポート評価の要点
1.課題が何を求めているかについて把握する。
2.テキストを吟味熟読する。
3.他の参考文献も閲覧し、理解を深める。
4.単なるテキストの要約ではなく、自分の言葉で客観的に論述する。
5.読む側を想定し、丁寧な記述がなされている。
6.誤字・脱字がない。
科目終了試験評価の要点
1.テキストを吟味熟読し、要点を暗記・説明できる。
2.採点する側を想定し、丁寧な記述がなされている。
3.誤字・脱字がない。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価します。
レポートは聖徳大学の評価の観点に従います。試験は正誤問題・穴埋問題・論述問題を通して客観的に採点します。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

 テキストを熟読するとともに、テキストに示されている参考文献も読むことが大切です。とは言え、日々の生活の中で勉強時間を確保することは容易ではありません。どうぞ健康に留意し、聖徳大学での学びを深めてください。

レポート課題

提出数 2

第1課題

横書きパソコン印字可
[1600]

第1設題

児童福祉から家族・児童福祉(児童家庭福祉)への展開の背景について論じなさい。

第2課題

横書きパソコン印字可
[1600]

第1設題

児童養護問題が発生する背景について論じなさい。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
戦後児童福祉の展開と改正児童福祉法の変更点と新たな課題 戦後の子ども像と改正児童福祉法を理解する力 pp.1〜12
家族の変容と児童福祉の機能 児童問題を理解する力 pp.13〜34
子ども観の変遷と子どもの権利 子どもの権利を理解する力 pp.35〜52
家族・児童福祉サービスの法体系と福祉サービスの構成・動向 家族・児童福祉の体系を理解する力 pp.53〜70
家族・児童福祉の供給体系 家族・児童福祉の施策を理解する力 pp.71〜88
家族・子どもへの援助と担い手 家族・児童援助の技術を理解する力 pp.89〜104
児童虐待の現状と児童虐待に関する法制度 児童虐待の現状と児童虐待に関する施策を理解する力 pp.105〜120
児童育成環境の整備と今後の動向 児童育成環境の現状と健全育成施策を理解する力 pp.121〜138
現代の保育ニーズと保育サービスの内容・課題 保育ニーズと保育施策を理解する力 pp.139〜160
障害のある子どもと療育サービス 療育サービスを理解する力 pp.161〜178
児童養護問題の背景と社会的養護 児童養護問題と社会的養護を理解する力 pp.179〜210
ひとり親家庭の生活問題とその支援 ひとり親家庭の現状と支援を理解する力 pp.211〜238
家族・児童福祉サービスの状況と動向 家族・児童福祉サービスの計画化・総合化の動向を理解する力 pp.239〜256
家族・児童福祉政策の動向と課題 家族・児童福祉政策を理解する力 pp.257〜272
まとめ 児童福祉を総合的に理解する力
試験
試験は正誤問題・穴埋問題・論述問題を通して客観的に採点します。