最終更新日:2024年2月26日
1年次入学生:1年
3年次編入学生:3年
短期大学部:-
児童学部 児童学科
B005
児童学の社会学的基礎Ⅰ
親子関係の現代的諸相を考える単位条件
通信 2単位教員
須田 仁
履修条件
特になし
到達目標
「親と子の絆」の意味を多様な角度から再考する。様々なステージにおける親と子のかかわりの実状と、そこに生じている現代的課題を検討し、親子関係の初期と後期にターゲットを合わせ、親子関係のサポートを目的とする社会政策の現状と課題を理解する。
学習成果
現代の親と子の関係のありようを社会学的な視点から見直すことによって、わが国における親子関係の実状と現代的課題を理解することができる。
テキスト教材
藤崎宏子編『親と子-交錯するライフコ-ス』(ミネルヴァ書房)
参考図書
刈谷剛彦他著『教育の社会学』(有斐閣)
評価の要点
・教科書の内容をよく理解しているか
・わが国の親子関係の変遷をよく理解しているか
・社会学的視点を身につけているか
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
・レポ-ト課題に沿ってレポ-トを作成すること
・試験は教科書をよく理解しておくこと
レポート課題
提出数 2第1課題
横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]
第1設題
子ども虐待の社会的背景を説明し、解決案を具体的に提示しなさい。
第2課題
横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]
第1設題
発達社会学的視点から現代日本における親子関係の特徴を述べなさい。
備考・補足
← 表が横スクロールします →
授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
親子関係の現代的諸相の理解 | 親子関係 | 家族 | |
親イメージの変遷と親子関係のゆくえの理解 | 親のイメージの変遷 | 戦後の変遷 | |
発達社会学からみた親子関係の理解1 | 発達社会学 | 現代の親子関係 | |
生殖関係と親子の絆の理解 | 生物学的視点 | 社会学的父 | |
母親になることの理解 | 母親の理解 | 母性原理 | |
人類学からみた親子関係の多様性の理解 | 人類学の視点 | 親子関係の多様性 | |
子ども虐待の背景の理解 | 子ども虐待 | 防止法 | |
「教育ママ」の存立条件 | 教育ママ | 教育 | |
少子・未婚社会の親子関係の理解 | 少子化の現状 | 結婚の変遷 | |
「教育ママ」の存立条件の理解 | 教育競争 | 競争社会 | |
「サンドイッチ世代」の困難な生活の理解 | サンドイッチ世代 | 親と子の絆 | |
老親扶養と相続をめぐる親子紛争の理解 | 老親扶養 | 法定相続 | |
「子育て支援」の現状と論理の理解 | 子育て支援策 | 子育ての論理 | |
家族介護の内実の理解 | 家族介護 | 家族福祉 | |
育てることと看取ることの理解 | 育ての意味 | 看取る意味 | |
試験 |