最終更新日:2024年2月26日

1年次入学生:1年 3年次編入学生:- 短期大学部:-
全学共通

A008

生活の科学Ⅰ

身近な自然を科学する

単位条件

通信 2単位

教員

土橋 永一

履修条件

なし

到達目標

・身近な自然としての生物や地球・宇宙の姿に興味をもつ。
・身近な自然の観察や観測に取り組み、そこで気づいたことや考えたことについてまとめる。
・環境と生物、生物同士のかかわり、地球や宇宙について理解する。

学習成果

・季節による身近な生物の様子について、例を挙げて説明することができる。
・身近な環境における生物の育つ様子について、例を挙げて説明することができる。
・身近な土地や海などで見られる現象について、例を挙げて説明することができる。
・火山や地震の分布に関する資料を用いて、プレートテクトニクス理論について説明することができる。
・天気の変化について、天気図と結びつけて説明することができる。
・星、月、太陽と地球との関係について、具体的な現象に触れて説明することができる。

テキスト教材

土橋永一『生活の科学I』(聖徳大学通信教育部)2001

参考図書

岩瀬徹、川名興『雑草博士入門』(全国農村教育協会)2001
野村昌史『観察する目が変わる昆虫学入門』(ベレ出版)2013
新星出版社編集部『気象・天気のしくみ』(新星出版社)2006
ギャビン、プレイター=ピニー『雲の楽しみ方』(河出書房新社)2007
千葉とき子、斉藤靖二『かわらの小石の図鑑』(東海大学出版会)1996
小出良幸『早わかり 地球と宇宙』(日本実業出版社)2006

評価の要点

〈レポート〉
身近な自然に触れることを大切にしています。ご自身で観察や観測をした成果(記録)をもとにレポートを作成してください。
〈科目終了試験〉
教科書にある基本的な用語や考え方について理解を深め、そのことについて説明できるようにしてください。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価します。
〈レポート〉
・身近な自然について観察や観測をした具体的な記録(いつ、どこで、何を、どのように)があるか。
・記録をもとに考察してレポートにまとめているか。
〈科目終了試験〉
・教科書の基本的な用語や考え方が理解されているか。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

・テキストは、季節ごとの自然観察を想定して構成しています。季節の観察や観測に合わせてご利用ください。
・安全に留意して、身近な自然の中で小さな発見を楽しんでください。

レポート課題

提出数 2

第1課題

次の1〜5の中から1つ選んでください。

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

身近な自然の観察記録をもとに、地域の植物や虫、鳥などの育つ様子についてまとめなさい。

第2設題

身近な生物の観察記録をもとに、春から夏の生物の様子についてまとめなさい。

第3設題

春から夏の天気を継続的に観察して、その期間の天気の特徴について天気図を用いて説明しなさい。

第4設題

身近にある林を観察して、その林の自然環境としての特徴についてまとめなさい。

第5設題

身近な自然の中で、冬越しをする生物の様子について観察しまとめなさい。

第2課題

次の1〜5の中から1つ選んでください。

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

地域を流れる川を観察して、川の流れや川原の様子についてまとめなさい。

第2設題

火山噴火や地震の事例をもとに、日本列島における火山や震源の分布について述べなさい。

第3設題

秋から冬の天気を継続的に観測して、その期間の天気の特徴について天気図を用いて説明しなさい。

第4設題

星空の観測記録をもとに、星の明るさや色、星団や星雲などについてまとめなさい。

第5設題

潮の満ち引きのデータについて、その日の月や太陽の位置と結びつけて考察しなさい。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
春の植物
一年草と多年草、単子葉植物と双子葉植物、新緑と春の落葉
身近に見られる春の植物を分類してとらえる。 第1章
春の野原と動物
昆虫、渡りをする鳥、野鳥の子育て
身近な虫や鳥などについて説明できる。 第2章
春の暖かさ
暖かくなる様子、天気図、天気の変化
季節の変化を天気図と結びつけて説明できる。 第3章
川原の石
川の流れと川原のでき方、川原に堆積した石、川原の石と上流の地質
川の流れと川原の様子を関連づけて説明できる。 第4章
昆虫と植物
卵と幼虫、昆虫と食草、住み分けとなわばり
身近な環境で、昆虫と植物の関係を説明できる。 第5章
林というところ
林の内と外、つる植物、林の土、林の小動物
身近な林を生態系として説明できる。 第6章
梅雨と夕立
梅雨前線、雲を観る、雷
梅雨の頃の気象現象について説明できる。 第7章
火山と地震
火山の噴火、地震、プレートのしくみ
プレートのしくみについて説明できる。 第8章
花と実
花のいろいろ、花と昆虫、果実と種子
花や果実、種子のしくみについて説明できる。 第9章
秋の野原
いろいろな昆虫、昆虫の生活環境
身近な環境の秋の昆虫について説明できる。 第10章
月と太陽と地球
満潮や干潮、月の見え方と潮汐、太陽と潮汐
満潮や干潮について説明できる。 第11章
日本列島と天気
台風、秋の天気、冬の天気と天気図
季節の変化を天気図と結びつけて説明できる。 第12章
寒さと生物
紅葉と落葉、ロゼット葉、冬の昆虫
寒い季節の生物の様子について説明できる。 第13章
野鳥の生活
行動や動作、エサと嘴、野鳥の落とし物
身近な野鳥の生活について説明できる。 第14章
星空
星座と星、星の明るさと色、星雲や星団
恒星の明るさや色について説明できる。 第15章
試験
・自然観察にかかわる基礎的な用語について説明する。
・提示された観察記録、観測データから考えられることを説明する。
・テキストに掲載されている生物や地形、岩石、天体現象等について説明する。