最終更新日:2024年5月5日

1年次入学生:1年 3年次編入学生:- 短期大学部:-
全学共通

A007

女性と子どもⅡ

家族が築く家庭生活の基礎を学び、よりよい家庭生活のありかたを考える

単位条件

通信 2単位

教員

阿部 睦子

履修条件

なし

到達目標

1.日常生活を営むための家族と家族と家庭生活・食生活・衣生活・住生活・消費生活・保育などについての基礎的な知識を習得する。
2.家庭生活を営む上での基本的な考え方と家事に関する技能を理解し、よりよい生活をめざし、実践していく力を付けることをめざす。
3.現代社会における家庭生活の実態や多様化する家族形態について検討し、女性と子どもを取り巻く生活上の問題を考える。

学習成果

1.日常生活を営むための家族と家族と家庭生活・食生活・衣生活・住生活・消費生活・保育などについての基礎的な知識を理解し、説明できる。
2.家庭生活を営む上での基本的な考え方と家事に関する技能を理解し、よりよい生活をめざし、実践することができる。
3.現代社会における家庭生活の実態や多様化する家族形態について検討し、女性と子どもを取り巻く生活上の問題に気づき、解決しようとする。

テキスト教材

福田若葉・田上和子『女性と子どもⅡ』(聖徳大学通信教育部)

参考図書

1.山田昌弘『迷走する家族』(有斐閣)
2.内閣府『男女共同参画白書』、『子ども・若者白書』
3.環境省『環境白書』
4.今井悦子他『食材と調理の科学』(アイ・ケイコーポレーション)
5.加藤陽治他『新しい食物学』(南江堂)
6.上西一弘『栄養素の通になる』(女子栄養大学出版部)
7.日本放送出版協会 編集・発行『家事の基本がわかる本』
8.中橋美智子『新しい衣服衛生』(南江堂)
9.小澤紀美子『豊かな住生活を考える』(彰国社)
10 .才村純『図表でわかる子ども虐待』(明石書店)

評価の要点

・レポート:課題の把握の正確さ、記述内容の教材理解の正確さ・深さ、読みやすく理解しやすい構成などについて、評価します。
・試験:「女性と子どもⅡ」の記載内容の中の重要事項を理解しているか、文章で説明できるかを評価します。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価します。
評価の要点に基づいて、評価します。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

シラバスに従って「女性と子どもⅡ」の本文と巻末の「学習指導書」をよく読み込み、重要事項や要点をノートにまとめ、疑問点は他の文献
で確認しておきましょう。レポートは、課題をよく読み、何を書くべきか把握してからノートを参考に構成を考え、必ず複数の文献を参照して記述してください。

レポート課題

提出数 2

第1課題

いずれか1設題を選択

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

現代の家庭がかかえる課題を5つ以上あげ、そのうち子育て及び高齢者に関するものについての現状を調べて、問題点、原因、対策について述べなさい。

第2設題

現代は家計が複雑化し、家計管理が難しくなっている。これらの問題点を列挙し、健全な家計を管理するための工夫を述べなさい。

第3設題

現在は問題商法及び悪質商法が巧妙化している。マスコミがとりあげた事例を1つあげて、どのようなものか、その問題の背景や原因、対策について述べなさい。また、消費者を守る法律を2つ以上あげ、どのようなものか説明しなさい。

第4設題

健康に生活をするためには1日になるべく多くの食品を摂取することの必要性がいわれている。この理由を説明しなさい。
また、食生活及び生活全般での生活習慣病を防ぐための心がけを述べなさい。

第2課題

いずれか1設題を選択

横書きパソコン印字可Web提出可

第1設題

被服の保健衛生的機能について説明しなさい。また、保健衛生的機能を満たす被服を1つあげ、被服材料や被服構成などからどのような点で保健衛生的なのか述べなさい。

第2設題

健康や環境に配慮した合理的な衣生活を営むためのポイントを、購入から手入れ、保管、処分までについて、専門用語を用いて具体的に説明しなさい。

第3設題

住居は安全でなければならない。自然及び人為的災害に対する家屋と家屋内の安全対策について説明しなさい。

第4設題

保護者から虐待されたり、満足な養育を受けられない不幸な子どもの事件が報道されている。マスコミがとりあげた事例を1つあげて、どのようなものか、その問題の背景や原因、対策について述べなさい。また、児童虐待を防ぐ法律を調べて説明しなさい。

備考・補足

← 表が横スクロールします →

授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
家族と家庭生活について考える。 家族・家庭についての理解 第1章
家庭経済について考える。 家庭経済についての理解 第2章
家事労働について考える。 家事労働についての理解 第3章
消費生活と環境問題について考える。 消費生活と環境問題への理解 第4章
現代の食生活の課題について知り、対策を検討する。 食生活の課題解決能力 第5章
健康に留意した家族の食生活について理解する。 食品と栄養素の理解 第6章
健康に留意した献立と調理について理解する。 献立と調理への関心・意欲 第7章
現代の衣生活の課題について知り、対策を検討する。 衣生活の課題解決能力 第8章
被服材料(繊維・布)と活用について理解する。 被服材料と活用の理解 第9章
衣服の手入れ(洗濯・しみ抜き)と保管方法を理解する。 衣服の手入れ・保管の理解 第10章
健康的な住生活(住居の機能と安全)について理解する。 住生活への関心と理解 第11章
現代の住生活の課題について知り、対策を検討する。 住生活の課題解決能力 第12章
結婚と母性の健康について理解する。 結婚と母性の健康への関心 第13章
乳幼児の発達と健康について理解する。 乳幼児への関心 第14章
子どもを育む環境の課題について知り、対策を検討する。 子どもの課題解決能力 第15章
試験
評価の要点に基づいて、試験を実施する。教科書やノート類を整理し、読み直すこと。