最終更新日:2024年2月28日
A004
自然と数理Ⅰ
比例、データの分析単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
①比例、速さ、比と割合、濃度などの学習内容を日常生活で活用する力を育成する。
②資料から増加率等を読み取る力、日常の場面でデータを分析する力を育成する。
学習成果
①数学的に考える態度と数学的思考力の育成
②日常の場面で学習内容を活用する態度の育成
テキスト教材
『自然と数理I 学習指導書』(聖徳大学通信教育部)2022
評価の要点
学習内容が理解されているか、確かな計算力が身についているかを評価の要点とします。
評価方法と採点基準
レポート課題および試験から総合的に評価します。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
『自然と数理I 学習指導書』巻末に問の解答があります。解答の式の意味が分かり、レポート課題を解くことができるようになれば試験は大丈夫です。そのためには学習指導書をよく読んで理解することが大事です。
レポート課題
提出数 2第1課題
『自然と数理I 学習指導書』巻末の解答用紙をコピーし、解答を記入して、本誌巻頭の「③送付の方法」(巻頭⑤頁)により送付してください。
第1設題
全ての問題に答えなさい。
[1]次の問いに答えよ。
(1)時速72kmの一定の速さで進む電車が4km進むのにかかる時間は何分何秒か。
(2)一定の速さで進む電車が20 km進むのに16分かかるならば、この電車が50 km進むのに何分かかるか。
[2]次の問いに答えよ。
(1)ある喫茶店では、夏場の来店客の70%がコーヒーを注文し、ホットコーヒーとアイスコーヒーの注文数の比は1:5であるという。この喫茶店の夏場1週間の来店客が180人のとき、アイスコーヒーを注文する客は何人と予想されるか。
(2)三角形の3つの内角の比が3:5:7のとき、一番小さい内角は何度か。
(3)定価の25%引きが1050円ならば、定価はいくらか。
(4) 1200円で仕入れた品物に仕入れ値の25%が利益となるように定価を付けたが、売れなかったので定価の30%引きで売ることにした。このときの売り値はいくらになるか。
[3]次の問いに答えよ。
(1)砂糖水500mL中に砂糖が40g含まれているとする。この砂糖水200mLには何gの砂糖が含まれているか。
(2)濃度4%の食塩水50gと濃度8%の食塩水30gを混ぜたとき、何%の食塩水になるか。
(3)食塩4gに水を加えて濃度が5%の食塩水を作るには水を何g加えればよいか。
(4)濃度が5%の食塩水120gから水を何g蒸発させると濃度が6%の食塩水になるか。
第2課題
『自然と数理I 学習指導書』巻末の解答用紙をコピーし、解答を記入して、本誌巻頭の「③送付の方法」(巻頭⑤頁)により送付してください。
第1設題
全ての問題に答えなさい。
[1]次の表は飲用牛乳の生産量の1997年を100としたときの指数の推移である。
年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年飲用牛乳 97.0 94.4 92.5 90.1 89.0
(1)1999年における飲用牛乳の対前年減少率は何%か。小数第2位を四捨五入して小数第1位まで求めよ。
(2)1998年の飲用牛乳の生産量を100としたときの2002年のそれの指数を、小数第2位を四捨五入して小数第1位まで求めよ。
[2]次のデータは、あるクラス41人の数学の得点である。
96 86 82 78 72 68 63 60 58 56 56 54 54 52 52 50 47 44 44 42 42 40 39 39 37 37 35 35 32 32 32 28 28 25 25 22 20 18 18 10 8 |
(1)0点以上20点未満を階級の1つとして、どの階級の幅も20点である度数分布表を作れ。
(2)(1)の度数分布表をもとにしてヒストグラムを作れ。また、最頻値を答えよ。
(3)このデータの第1四分位数、第2四分位数、第3四分位数を求め、箱ひげ図を描け。
[3]次の度数分布表は、ある高校のバスケットボール部の部員10人でフリースローを5回ずつ行い、成功した回数別の人数である。この回数の標準偏差を、少数第2位を四捨五入して少数第1位まで求めよ。
回数 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 計 |
度数(人) | 2 | 3 | 1 | 2 | 1 | 1 | 10 |
[4]あるクラスの生徒を対象に100点満点の試験を行い、採点したところ、得点の平均値は30点、分散は49であった。得点調整のため、クラス全員の得点を2倍してから10点引いた。得点調整後の得点の平均値と標準偏差を求めよ。
[5]次の表は、ある週の月曜日から金曜日の最高気温 x(°C)と、ある店で売れたアイスクリームの個数 y(個)のデータである。
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 計 |
x | 25 | 23 | 26 | 29 | 27 | 130 |
y | 31 | 27 | 29 | 33 | 30 | 150 |
(1) x と y の相関係数を求めよ。
(2) y を x で予測する回帰直線の方程式を求め、最高気温が30°Cの日のアイスクリームの売上個数を予測せよ。予測値は、少数第1位を四捨五入して整数で答えよ。
備考・補足
← 表が横スクロールします →
授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
関数 | 関数とそのグラフの理解 | テキスト該当箇所90分 | |
比例とはなにか | 比例の定義 | テキスト該当箇所90分 | |
速さ | 速さの理解と確かな計算力 | テキスト該当箇所90分 | |
比と割合 | 比と割合の理解と確かな計算力 | テキスト該当箇所90分 | |
溶液の濃度 | 溶液の濃度の理解と確かな計算力 | テキスト該当箇所90分 | |
連比、反比例 | 連比、反比例の理解 | テキスト該当箇所90分 | |
資料の読み取り | データから増加率などを求める力 | テキスト該当箇所90分 | |
度数分布表とヒストグラム | 度数分布表からヒストグラムを作る力 | テキスト該当箇所90分 | |
平均値、中央値、最頻値 | データから代表値を求める力 | テキスト該当箇所90分 | |
箱ひげ図 | データから箱ひげ図を作る力 | テキスト該当箇所90分 | |
分散と標準偏差 | 分散と標準偏差を求める力 | テキスト該当箇所90分 | |
和の記号Σ | 和の記号の理解と活用力 | テキスト該当箇所90分 | |
変数の変換 | 変数の変換と標準化の理解 | テキスト該当箇所90分 | |
散布図と相関係数 | 散布図の理解と相関係数を求める力 | テキスト該当箇所90分 | |
回帰直線 | 回帰直線の理解と活用力 | テキスト該当箇所90分 | |
試験 評価の要点に基づいて実施します。電卓(√キーがあるもの)を使用するので、持参してください。 |