最終更新日:2024年3月5日

1年次入学生:2年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
児童学部 児童学科

C096

家庭Ⅱ

食材と調理についてを主体的に学び、食べ物と健康について考える。

単位条件

通信 2単位

教員

阿部 睦子

履修条件

なし

到達目標

1.調理の意義を理解する。
2.食品の成分と調理変化を理解する。
3.調理操作と調理機器、調理用具を理解する。
4.調理と食生活について理解する。
5.現在の食生活について検討し、課題を見つけ、よりよい食生活を実践していく力を付けることをめざす。
6.学習成果を、小学校家庭科教育・食育・総合的学習にいかすことができる。

学習成果

1.調理の意義を説明できる。
2.食品の成分と調理変化を説明できる。
3.調理操作と調理機器、調理用具を説明できる。
4.調理と食生活について説明できる。
5.現在の食生活について検討し、課題を見つけ、解決方法を考え、よりよい食生活への実践意欲を発揮する。
6.学習成果を、小学校家庭科教育・食育・総合的学習における教材研究へ、いかすことができる。

テキスト教材

今井悦子編著『食材と調理の科学』(アイ・ケイコーポレーション)

参考図書

香川芳子『食品成分表』(女子栄養大学出版部)
櫻井芳人編『総合食品事典』(同文書院)
山崎清子他『調理と理論』(同文書院)
小池五郎他『栄養学事典』(朝倉書店)

評価の要点

・ レポート:課題を正確に把握しているか。記述内容はテキストを正しく理解しているか。レポートの構成は、序論、本論、結論と論理的に記述されているかなどについて、評価する。
・試験:テキストをよく読み込み、重要事項を理解し、文章で説明できるかを評価する。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価します。
評価の要点に基づいて、評価し、科目終了試験の点で、評価が決まります。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

シラバスに従って学習を進めて下さい。テキスト「食材と調理の科学」をよく読み込み、重要事項や要点をノートにまとめておきます。シラバスの学習範囲等の欄に、該当の章をテキストの順に表記してあるので、参考にして下さい。レポートは、課題をよく読み、何を書くべきか把握してから、ノートを参考に構成を考え、テキストや参考書を調べて記述します。試験前の学習は、ノートを開き、重要事項を理解しているか、文章で説明できるかを確認するとよいでしょう。

レポート課題

提出数 2

第1課題

テキストのⅡ章をよく読み、以下のいずれか1設題を選択する。

横書きパソコン印字可
[1600]

第1設題

植物性食品の中で最も興味をもった食品を選び、選んだ理由とその食品の成分と調理変化について、他の文献も調べて論じなさい。

第2設題

動物性食品の中で最も興味をもった食品を選び、選んだ理由とその食品の成分と調理変化について、他の文献も調べて論じなさい。

第3設題

その他の食品の中で最も興味をもった食品を選び、選んだ理由とその食品の成分と調理変化について、他の文献も調べて論じなさい。

第2課題

以下のいずれか1設題を選択する。

横書きパソコン印字可
[1600]

第1設題

テキストのⅢ章「調理操作と調理機器」をよく読み、他の文献も参考にして、興味をもった調理操作調理機器についてレポートしなさい。

第2設題

テキストのⅣ章「調理と食生活」をよく読み、テキストの食文化と料理様式や他の文献も参考にして、現代の食生活の課題についてレポートしなさい。

第3設題

テキストのⅣ章「調理と食生活」を読み、今まで最もおいしいと感じた食体験から食べ物のおいしさと評価を関連させて他の文献も参照してレポートしなさい。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
調理と食べることの関係、定義、目的・意義、調理科学を理解する。 調理の意義の理解 Ⅰ章 調理の意義
植物性食品;こめ、小麦粉の成分と調理変化について理解する。 こめと小麦粉の理解 Ⅱ 章、section 1 、 1.2
植物性食品;いも、でん粉、豆・豆製品の成分と調理変化を理解する。 左記の食品の理解 Ⅱ 章、section 1 、 3.4.5
植物性食品;野菜類、果物類、きのこ類、海藻類の成分と調理変化を理解する。 左記の食品の理解 Ⅱ 章、section 1 、 6.7.8.9
動物性食品;肉・魚の成分と調理変化を理解する。 左記の食品の理解 Ⅱ 章、section 2 、 1.2
動物性食品;卵類、牛乳・乳製品の成分と調理変化を理解する。 左記の食品の理解 Ⅱ 章、section 2 、 3.4
その他の食品;油脂類、ゲル化食材の成分と調理変化を理解する。 左記の食品の理解 Ⅱ 章、section 3 、 1.2
その他の食品;調味料、香辛料、嗜好飲料の成分と調理変化を理解する。 左記の食品の理解 Ⅱ 章、section 3 、 3.4.5
非加熱調理操作について理解する。 非加熱調理の理解 Ⅲ章、section 1
加熱調理操作と調味操作について理解する。 左記の操作の理解 Ⅲ 章、section 2 、 section 3
エネルギー源、調理機器、調理器具について理解する。 エネルギー源、調理用具の理解 Ⅲ章、section 4
日常の食事と日本料理について理解し、現代の食生活を考える。 食生活の課題解決能力 Ⅳ 章、section 1 、 1.2
西洋調理と中国料理について理解する。 西洋料理・中国料理の理解 Ⅳ 章、section 1 、 3.4
食べ物のおいしさについて理解する。 食べ物のおいしさの理解 Ⅳ 章、section 2 、 1.2.3.4.5
食べ物のおいしさの評価方法について理解する。 おいしさの評価方法の理解 Ⅳ 章、section 2 、 6.7
試験
評価の要点に基づいて、試験を実施する。テキストや学習成果を記したノート類を読み直すこと。