最終更新日:2024年3月5日

1年次入学生:3年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
教職課程

K046

社会科・地歴科教育法Ⅱ

中学校社会科・高等学校地理歴史科教職への道

単位条件

通信 1単位 面接 1単位

教員

足立 欣一

履修条件

【スクーリング条件】「社会科・地歴科教育法I」を履修済のこと(科目等履修生を除く)

到達目標

・この授業を受けることによって、中学校社会科、高等学校地理歴史科授業の実際を学ぶことができる。
・中学校社会科三分野(地理・歴史・公民)、高等学校地理歴史科について、必要な知識・指導方法等を身に付けることができる。

学習成果

・中学校社会科、高等学校地理歴史科教員としての素養を培い、指導法の基礎を習得できるようにする。
・中学校社会科、高等学校地理歴史科での指導案作成、教材開発、教材研究等々を模擬授業の実習をとおして具体的な授業展開、指導方法の基礎が身に付くようにする。
・学習指導要領改訂の動向、方向性についても紹介する。

テキスト教材

全国社会科教育学会編『社会科教育実践ハンドブック』(明治図書)2013

参考図書

文部科学省『中学校学習指導要領』(文部科学省)
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編〈平成29年7月〉』(文部科学省)
文部科学省『高等学校学習指導要領』(文部科学省)2019
文部科学省『高等学校学習指導要領解説・地理歴史編』(文部科学省)

評価の要点

・レポート課題テーマを明らかにし1600字で序論―本論―結論での展開を意識して作成する
・面接課題は、模擬授業を想定した学習指導案を作成する。
・レポート課題(50%)、面接課題(20%)、面接発表(30%)

評価方法と採点基準

・レポート課題、面接課題、面接発表で評価する。
・レポート、面接両方が合格後、総合的に評価する。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

授業外学修としては、教育課題等の事例として参考図書や新聞記事等々を精読し、現代社会に関する認識を深め、レポート課題等の作成にあてること。

レポート課題

提出数 1

第1課題

いずれか1設題を選択

横書きパソコン印字可
[1600]

第1設題

「社会科・地理歴史科の授業づくり①国際理解教育」を踏まえて、国際理解教育の現状と課題についてまとめなさい。

第2設題

「社会科・地理歴史科の授業づくり⑥ESD」を踏まえて、ESDの現状と課題についてまとめなさい。

第3設題

「社会科・地理歴史科の授業づくり⑦NIE」を踏まえて、NIEの課題と効果についてまとめ、具体的な新聞記事(事例)を用いた教材案をまとめなさい。

第4設題

第2 課題
【パソコン印字が望ましい。様式、分量は自由(各教育委員会HP等の様式を参照のこと)】

次の1 ~ 8 の範囲から模擬授業を想定した「学習指導案」を一つ作成しなさい。

1  中学校地理的分野
2  中学校歴史的分野
3  中学校公民的分野
4  高等学校「地理総合」
5  高等学校「歴史総合」
6  高等学校「地理探究」
7  高等学校「日本史探究」
8  高等学校「世界史探究」

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
社会科・地理歴史科の授業づくり① 国際理解教育 異文化理解を目指した授業づくりの課題を考察する §9 p169~172
社会科・地理歴史科の授業づくり② 多文化学習 多文化学習の課題について考察する §9 p173~176
社会科・地理歴史科の授業づくり③ グローバル教育 グローバル教育の実践について学ぶ §9 p177~180
社会科・地理歴史科の授業づくり④ 開発教育 開発教育の経緯と課題について考察する §9 p181~184
社会科・地理歴史科の授業づくり⑤ 環境教育 環境教育の実践例について学ぶ §9 p185~188
社会科・地理歴史科の授業づくり⑥ ESD ESDの実践上の課題について学ぶ §9 p189~192
社会科・地理歴史科の授業づくり⑦ NIE NIEの実践上の課題について学ぶ §9 p193~196
社会科・地理歴史科の授業づくり⑧ 法教育 法教育の実践上の課題について学ぶ §9 p197~200
社会科・地理歴史科の評価① 学習指導案・評価問題作成 模擬授業を想定した学習指導案、評価問題を作成する §12 p229~232
社会科・地理歴史科の評価② 学習指導案・評価問題作成 模擬授業を想定した学習指導案、評価問題を作成する §12 p229~232
模擬授業① (情報機器の活用と教材開発) 学習指導案に基づいた模擬授業を実践する §12 p229~232
模擬授業② (情報機器の活用と教材開発) 学習指導案に基づいた模擬授業を実践する §12 p229~232
模擬授業③ (情報機器の活用と教材開発) 学習指導案に基づいた模擬授業を実践する §12 p229~232
教師の授業力向上① 求められる教師像の変化と授業力向上について考察する §13 p233~236
教師の授業力向上② PDCAサイクルによる授業力の向上について学ぶ §13 p233~236
試験
試験は15回の教育内容から出題します。
教育内容に基づき多面的考察と論理的展開(序論―本論―結論)を期待します。
深い理解と自分の意見をしっかりと書くこと。