最終更新日:2024年1月5日

1年次入学生:4年 3年次編入学生:- 短期大学部:-
文学部 文学科

U133

現代哲学・思想Ⅱ

映像とストーリーから学ぶ現代思想

単位条件

通信 2単位

教員

浅見 昇吾

履修条件

なし

到達目標

(1)目標
   現代社会の特徴を理解し、身近な問題を社会的コンテクストの中で理解できるようになること。社会的問題に対して、自分なりの考えを
社会に発言できるようになることを目的とする。
(2)授業構成と到達目標
   ①価値観の多様性が社会にもたらす影響を説明できる。
   ②現代思想と社会問題の関係を理解できる。
   ③具体的な問題と一般的な理論の間の関係を理解できる。

学習成果

(1)価値観の多様な社会で生きていくために必要な事が何かを理解できる。
(2)社会問題に対して自分の考えを発信できる。
(3)具体的な問題と一般的な理論を関係づけることができる。

テキスト教材

浅見昇吾、盛永審一郎 編『教養としての応用倫理学』(丸善出版)2013


内藤理恵子『映画じかけの倫理学』(風媒社)2011

参考図書

マーク・ローランズ『哲学の冒険―「マトリックス」でデカルトが解る』(集英社インターナショナル)2004

評価の要点

1.授業の内容を理解できているか。
2.哲学・倫理的な課題が何かを適切に捉え、それに対して自分の考えを論理的に述べることができているか。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価する。
その評価が60点以上であれば単位の認定となる。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

教科書をよく読むこと。また、教科書の中で挙げられている映画作品もできるだけ鑑賞すること。そうすれば、哲学や倫理学の問題を自分に身近な問題として理解できるようになる。

レポート課題

提出数 2

第1課題

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

自分の欲望のままに生きることは許されるか。教科書の記述や教科書で挙げられている映画等を参考にしながら答えなさい。

第2課題

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

インターネット等の情報通信技術が発達した社会において、プライバシーはどの程度保護されるべきだろうか。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
はじめに 授業概略の把握 なぜ哲学を学ぶのか についてよく考えて みる。
「マトリックス」の問題
リアリティーがどのようなものかが理解できる。
社会的問題への理解力 「マトリックス」の ストーリーを調べ る。取り上げた問題 について自分でよく 調べ、理解を深める。
「透明人間」の問題
人間の道徳のあり方が理解できる。
社会的問題への理解力 取り上げた問題につ いてよく調べてみ る。
「インターネット」の問題(1)
インターネットと人間の関係を理解できる。
社会的問題への理解力 「トランスセンデン ス」のストーリーを 調べる。
「インターネット」の問題(2)
人工知能の問題を理解できる。
社会的問題への理解力 取り上げた問題につ いて自分でよく調 べ、理解を深める。
「監獄実験」の問題
役割と信念の関係を理解できる。
社会的問題への理解力 取り上げた問題につ いて自分でよく調 べ、理解を深める。
「フェアトレード」の問題
公正と正義の意味を理解できる。
社会的問題への理解力 フェアトレードの例 を調べる。
「トリアージ」の問題
極限状況における選択の問題を理解できる。
社会的問題への理解力 取り上げた問題につ いて自分でよく調 べ、理解を深める。
「自殺権」の問題
自殺する権利についての問題を理解できる。
社会的問題への理解力 取り上げた問題につ いて自分でよく調 べ、理解を深める。
「エイリアン」と異文化の問題
異文化に対する接し方の問題を理解できる。
社会的問題への理解力 「エイリアン」のス トーリーを調べる。
「国家」と福利の問題
国家の役割について理解できる。
社会的問題への理解力 取り上げた問題につ いて自分でよく調 べ、理解を深める。
「ケア」の問題
人を支援することの問題を理解できる。
社会的問題への理解力 取り上げた問題につ いて自分でよく調 べ、理解を深める。
「神の存在証明」の問題
哲学の重要な問題を理解できる。
社会的問題への理解力 取り上げた問題につ いて自分でよく調 べ、理解を深める。
「自由意志」の問題
科学の成果と人間のあり方の関係を理解できる。
人間への理解 取り上げた問題につ いて自分でよく調 べ、理解を深める。
まとめ
現代哲学のあり方、講義のねらいを再確認できる。
社会的問題への理解力 全体を振り返り、命 の問題についてよく 考え、理解を深める。
試験
評価の要点、評価方法と採点基準に基づき科目終了試験を実施する。