最終更新日:2024年2月26日

1年次入学生:3年 3年次編入学生:4年 短期大学部:-
児童学部 児童学科

C224

障害児心理学

特別なニーズのある子どもの理解と支援の方法

単位条件

通信 1単位

教員

太田 裕子

履修条件

教員免許取得希望者

到達目標

①教科書に示された、特別なニーズのある子どもに関する基礎的な特性について説明できる。
②事例検討等を通して、心理学的視点から、代表的な事例の特性や支援法を捉えることができる。
③子どもに関する深い知識や技能(ここでは障害児支援の基礎)を修得している。
④子どもの問題(ここでは障害児の支援の問題)を多面的に捉えて問題解決ができる。
⑤社会の発展に貢献(ここでは「共生社会」)に関して深い理解を持った社会人となり、社会に貢献できる。

学習成果

(1)テキストに示された各障害の基本特性や代表的な支援法を述べることができる。
(2)特に一般の保育や教育の現場で出会う「気になる子」の事例を題材に、その事例の特性に合わせ、その置かれた環境に合わせた支援法の原則的なことを述べることができる。
(3)「共生社会」に生きる幼児・児童の模範として、「障害」を固定的なものではなく、環境との関係の中で捉える視点をもつことができる。

テキスト教材

聖徳大学特別支援教育研究室著『改訂3版 一人ひとりのニーズに応える保育と教育』(聖徳大学出版会)2023

評価の要点

①レポートは必ず指定のテキストを参考にしてください。
②レポートに指定のテキストを参考にしたことが明らかでない場合、不合格となることがあります。
③科目終了試験は記述式で、レポート課題と関連のあるテーマを出します。
④科目終了試験の際にはテキストや、返却されたレポートをよく読んでおくとよいでしょう。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価します。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

指定のテキストをよく読み込み、各種の障害やその子ども達への支援法に関する基礎知識を学びましょう。
みなさんの学習のために、それぞれの専門性を活かして本学の教員グループが書いたテキストです。
通学制の授業と同レベルの学習を目指すために、まずは、教員からのメッセージを、このテキストから受け取ってください。
事例についても、よく読んで理解して下さい。

レポート課題

提出数 1

第1課題

いずれか1設題を選択し、テキストの内容に基づき、テキストのキーワードを使って説明しなさい。

横書きパソコン印字可
[1600]

第1設題

発達障害児の読み書きや算数の指導法について説明しなさい。

 

第2設題

発達障害児の行動面の問題への対応について説明しなさい。

 

第3設題

知的障害児の特性と支援の方法について具体的に説明しなさい。

 

第4設題

ASD児の特性と支援の方法について具体的に説明しなさい。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
はじめに(シラバスを中心に科目の導入学習) 特別支援教育のイメージをつかむ。 教科書の前書き、第 1章を読む。目次を 見通す。
特別支援教育の理念と制度(障害のとらえ方と制度概説) 障害を改善可能ととらえる。 第1章、コラム1、2、4 の熟読
視覚障害児・聴覚障害児の理解 視覚障害、聴覚障害に関する基礎知識を得る 第2〜3章の熟読
肢体不自由児・病弱・身体虚弱児の理解 肢体不自由、病弱・身体虚弱児に関する基礎知識を得る 第5〜6章の熟読
知的障害児の理解 知的障害に関する基礎知識を得る 第4章の熟読
知的障害児の支援法 知的障害の支援に関する基礎知識 第4章の熟読
発達障害児の理解と支援法の基礎1:ASD(自閉スペクトラム症) ASDに関する基礎知識を得る 第7章1,2、コラム6の 熟読
発達障害児の理解と支援法の基礎2:LD(限局性学習症) LDに関する基礎知識を得る 第7章3の熟読
発達障害児の理解と支援法の基礎3:ADHD(注意欠如・多動症) ADHDに関する基礎知識を得る 第7章4,5の熟読
様々な教育的ニーズのある子どもの理解と支援法の基礎 多様な教育的ニーズに関する基礎知識を得る 第8・9章の熟読
障害のある人のメッセージから学ぶ 障害のある人に関する基礎知識を得る 障害当事者の著作本を読む
関係者間の連携と支援体制作りのあり方 連携と支援体制に関する基礎知識を得る 第13章の熟読
特別な支援が必要な児童等が在籍する学級の個別の教育支援計画 個別の教育支援計画に関する基礎知識を得る 第12章・コラム3の熟読
特別な支援が必要な児童等が在籍する学級の個別の指導計画 個別の指導計画に関する基礎知識を得る 第12章、コラム5の熟読
まとめ 特別支援教育全般に関する基礎知識を得る 第10章、コラム7の熟読
試験
レポート課題と小論文で評価する