最終更新日:2024年4月9日
N004
社会学
人間の基礎集団を考える単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
・社会学の基礎概念を理解する。・家族の構造と機能を理解する。・地域社会の構造と性格を理解する。
・日本的経営の特徴を理解する。・子どもの生活実態を理解する。・社会調査の方法を理解する。
学習成果
社会学は人間の共同生活を対象とする学問である。社会学は経済学や政治学と並んで、社会科学のひとつでもある。社会が産業社会から情報社会への移行に伴って、社会生活への急激な変化がある。その変化をどうとらえ、どう説明するかが社会学の課題である。社会生活の現実を見つめる社会学に寄せられる期待は大きなものがある。
本科目では、(1)社会学の方法を学ぶ。社会的行為や社会集団の類型を学習する。(2)家族を取り上げ構造と機能を理解する。とくに家族周期論に力点を置いて学習する。(3)地域社会を取り上げ都市と農村の構造と性格を学習する。(4)企業組織を学習する。企業は人為的に構成された派生社会であるから家族や地域社会のような基礎社会と本質的に異なる特徴がある。(5)子ども生活の社会学的把握を試みる。ここでは社会学で学んだ知識を応用してみようと思う。(6)社会学独自の方法である社会調査の方法を学習する。
テキスト教材
『社会学』(聖徳大学短期大学部通信教育部)
参考図書
足立清史・杉岡直人『社会学』(ミネルヴァ書房)
評価の要点
・課題に沿ってレポートを作成しているか。
・教科書をよく理解しているか。
・社会学の基礎知識を理解しているか。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価します。
レポート課題に合格した後、科目終了試験を受験し、その評価が60点以上であれば単位の認定となる。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
・基礎的な知識をしっかり学習してください。
・社会学の基礎的な知識については『社会学事典』などを参照してください(図書館等を利用して)。
レポート課題
提出数 2第1課題
第1設題
夫婦家族制と直系家族制のどちらか一方をモデルとして、あなた自身の家族設計案を周期論的観点より試作せよ。
第2課題
第1設題
中村八朗は、町内会・自治体の性格としての五点を指摘した(教科書83〜85頁)が、これらの五点に関して、あなたの所属している(または身近にある)町内会・自治体のひとつをとりあげて検討せよ。