最終更新日:2024年7月12日
N107/N204
教職実践演習(幼・保)/保育・教職実践演習(幼稚園)
自己課題を明確にし、教員に求められる資質能力を身に付ける単位条件
通信 1単位 面接 1単位教員
履修条件
受講直後に卒業が見込まれる方。かつ、実習を終了し、評価・実習録が指定の期日までに提出されていること。
参加者は「教職実践演習ポートフォリオ」とそれに付いているレポート課題をスクーリング時に持参すること。
到達目標
(1)目的
教員として求められる必要な資質能力を身に付けることを目的とする。
(2)授業構成と到達目標
〇幼児教育実習と関連付けて考え、保育を構想したり、展開したり、省察したりすることができる。
〇学級経営の重要さを理解し、個と集団の関係や発達を踏まえた学級経営のポイントを説明することができる。
〇保護者との連携の重要性を理解し、保護者とかかわる基本的な姿勢を身に付けることができる。
学習成果
〇幼児教育実習を省察し、教員の資質として身についたことを自覚するとともに、課題を明確にすることができる。
〇専門職としての知識・能力を獲得し、教員としての姿勢が確立できる。
〇教員としての生活を円滑にスタートできる力を身に付ける。
ディプロマポリシーとの関連
〇これまで学習したことや体験したことを生かしながら、常に自己課題を意識し主体的な学習ができる。
〇保育専門職にふさわしい実践的な技能と表現力を身に付けることができる。
テキスト教材
教科書は指定しない。ワークシート、プリントを配布する。
ポートフォリオは下記よりダウンロードできます。
https://tk-univ-seitoku.jp/webform/webform_porfoliodl/
参考図書
文部科学省『幼稚園教育要領解説 平成30年』(フレーベル館)2018
評価の要点
・振り返りシートに学びを要約できる。
・グループ討議や発表に主体的に取り組むことができる。
・レポートに自分の考えをまとめることができる。
評価方法と採点基準
スクーリング・事後レポート両方が合格後、総合的に評価する。
・毎時の学習成果の振り返りとなる「振り返りシート」の内容 30%
・最終レポートの「自己課題と教員にもとめられる資質・能力」の内容 70%
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
・授業時に、ポートフォリオは必ず持参しましょう。
・実習と授業を結びつけて考え、学びを深めましょう。
・授業には、主体的に参加しましょう。
・これまでの学びを復習し自分の課題を明確にして臨みましょう。
レポート課題
提出数 1第1課題
第1設題
スクーリング受講後にレポートを提出してください。レポート課題についてはスクーリング時に連絡します。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
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ガイダンス ・本授業の概要、進め方、評価方法、ポートフォリオ、自己評価シート、振り返りシート等を理解し、重要性を認識する。 |
課題探究能力 | 復習 自己課題を明確にする |
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幼児理解と教師の姿勢 ・VTRの視聴を通して、幼児の理解の仕方や教師の姿勢を理解する。 (各自の記録をもとにグループ討議、まとめ発表) |
幼児を理解する力 教師の役割の理解 |
復習 幼児理解 教師の役割 |
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幼児理解と評価 ・保育における評価の意味と評価を行う必要性を学ぶ。 (法的根拠、評価の意味、記述内容、小学校との連携) |
幼児を理解する力 教師の役割の理解 |
復習 幼児理解 教師の役割 |
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保育実践の指導力 ・ある活動の指導案を各自で書き、グループで討議し、一つの指導案を作成する。 (指導計画の理解、年齢、発達の理解、活動の準備) |
保育を構成する力 教師の役割の理解 |
復習 幼児理解 教師の役割 |
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保育実践の指導力 ・模擬保育を行い、具体的な保育の方法や幼児の発達に即した指導・援助を理解する。 (実践、反省、改善) |
保育を展開する力 幼児の発達的特徴の理解 |
復習 幼児教育実習での学び |
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保育実践の省察 ・模擬保育、幼児教育実習の体験を振り返り、幼児理解、指導計画、準備 実際の指導についての学びを深める。 (グループ討議、発表) |
保育を省察する力 教師の役割の理解 |
復習 幼児教育実習での学び |
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学級経営 ①担任の仕事 ・学級経営とは何かを、法令にも触れながら理解する。 ・3,4,5歳児の発達を踏まえた学級経営のポイントを理解する |
学校教育についての理解 | 復習 教師の役割 |
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学級経営 ②学級通信 ・学級通信の目的を理解し、学級経営をする上で、重要であることを理解する。 (目的、体験している内容、グループ討議、発表) |
学級集団を形成する力 | 配布された学級通信を読む | |
学級経営 ③その他の文書、保護者向けの文書 ・学級経営をする上で、個人情報の取扱いには十分な配慮が必要であることを理解する。 (内容の読み取り、配慮事項、グループ討議、発表) |
学級集団を形成する力 | 配布された保護者向け文書を読む | |
学級経営 ④行事の工夫 ・ グループである行事をとりあげ、内容、行事への向かい方、幼児が体験する内容、配慮点などを、話し合い、行事のもつ意味を理解する。 |
保育を構想する力 | 予習 行事の取り組みを考える |
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家庭との連携 ①保護者対応 ・ VTR視聴を通して、保護者や教員の気持ちに気付き、保護者対応時の基本的な教員の姿勢について理解する。 |
保護者との関係を構築する力 | 予習 保護者との連携の在り方 |
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家庭との連携 ②保護者対応 ・保護者や教員の役になってロールプレイをし、保護者や教員の気持ちに気付く。 (ロールプレイの観察、グループ討議、教員の姿勢など) |
保護者との関係を構築する力 | 予習 保護者との連携の在り方 |
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家庭との連携 ③組織の一員としての自覚 ・ 子どものトラブルが保護者同士のトラブルになった事例を通して、問題や対応には、組織の連携、一員としての自覚や責任の大切さを学ぶ。 |
保護者との関係を構築する力 | 復習 保護者対応のポイントのまとめ |
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地域・諸機関との連携 ・ 地域や地域の様々な関係機関との連携の重要性を理解する。 (身近な機関をあげ、連携の目的・役割についてグループ討議、発表) |
他者と連携・協同する力、地域貢献 | 復習 地域・関係機関との連携のまとめ |
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まとめ ・ 自己課題と「教員として求められる資質・能力」とを関連付け、課題にどのように向かうかを記述する。 |
課題探究能力表現力 | 復習 自己評価シート記入 |
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試験 |