最終更新日:2024年4月9日

1年次入学生:- 3年次編入学生:- 短期大学部:2年
短期大学部 保育科

N066/N174・N175・N176

幼児教育実習/幼児教育実習指導・幼児教育実習Ⅰ・幼児教育実習Ⅱ

幼児理解・指導法を学ぶ

単位条件

面接 5単位

教員

東川 則子

履修条件

事前指導は履修条件なし
事後指導は「幼児教育実習I・II」を終了した者

到達目標

1 目的
・幼稚園教諭として求められる必要な資質・能力を身に付けることを目的とする。
2 授業構成と到達目標
・保育への使命感や責任感、教育的愛情についての理解を深め、社会性や対人関係など社会人としての基本的な事項を身に付けることができる。
・学んだ理論や技術を幼児教育実習で実践することにより、幼児を理解し保育を構想する力を身に付けることができる。
・幼児を理解し保育を構想・展開したり省察したりすることができる。

学習成果

1.幼児を理解し、保育を構想する力を身に付け実践することができる。
2.幼児の人権を尊重し、幼児の成長や安全・健康を考え、使命感や責任感をもって行動することができる。
3,教員として必要な資質・能力を身に付けることができる。
ディプロマポリシーとの関連
1.他者を尊重し、保育に関わる人たちと良好な人間関係を構築することができる。
2.保育者の職務内容を理解し、使命感、責任感をもって保育に取り組むことができる。
3.子どもの遊びや生活、発達について理解し、さらに、保育者に求められる表現・技能等を修得して、一人ひとりの子どもに適切な援助をすることができる。
4.子どもの発達や実態を踏まえて指導案を作成、実践し、その振り返りと改善ができる。
5.他者と協働して地域の保育課題に取り組み、提案、発信ができる。

参考図書

文部科学省『幼稚園教育要領解説 平成30年』(フレーベル館)2018
文部科学省『指導計画の作成と保育の展開』2013年7月改定

評価の要点

・指導の内容を理解し、前向きに取り組むことができる。
・実習を振り返り、学んだことや課題を要約することができる。
・グループ討議や発表に主体的に取り組むことができる。

評価方法と採点基準

実習(提出物含む)及び実習指導で評価する。
・実習における勤務の態度、幼児理解、指導の実際、保育者としての観点にそった実習園の評価をもとに、実習録の内容から判断し、総合的に評価する。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

・幼稚園実習前には基本的な心構えを再度熟読の上、実習に臨むこと。
・提出物の期限を守ること。
・実習はすればよいのではなく、「学ぼう」という意欲と「学ばせていただく」という謙虚な姿勢で課題をもち積極的に臨むこと。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
幼稚園概要
・幼稚園及び幼稚園教育に関する法令等について理解する。
(教育基本法、学校教育法、幼稚園教育要領等)
幼稚園教育の法令の理解 幼稚園教育要領 解説 付録 p,278〜
幼児教育実習の意義と目的
・「幼稚園とは」どのようなところかを理解する。
・幼児教育実習の意義や目的、目標について説明を聞き理解する。
・自己の課題をふまえ、幼児教育実習の目的を明確にする。
幼児教育実習の理解実習の目標の明確化 幼児教育事前資料 (大学から配布)
幼児教育実習の基本的な心構え
・実習での課題を明確にし、謙虚な姿勢で学ぶ。
・実習先の方針規則等を理解する。また、個人情報の守秘義務を理解する。
・安全健康に注意を払う。服装、身だしなみ、礼儀作法をわきまえる。
社会性 使命感
責任感
自己コントロール力
幼児教育事前資料 (大学から配布)
幼児期の特性と幼児期の発達
・幼児期は、身近な人間関係を軸にして、生活の場、他者との関係、興味や関心が急激に広がる時期であることを理解する。
・発達のとらえかた、発達を促がすもの、発達の特性を理解する。
幼児の発達的特徴を理解する力 幼稚園教育要領 解説第1章総説 p,23〜73
実習録の書き方①(日々の記録)
・実習録を書く意義を理解する。
・記入する内容や留意事項を理解する。
幼児教育の理解
理解力
文章表現力
幼児教育事前資料 (大学から配布)
実習録の書き方②(個人行動記録のとり方)
・ビデオ視聴を通して幼児の動きを観察記録し、記録のとり方を理解する。
・記録内容を考察することが、幼児を理解することにつながることを学ぶ。
幼児の発達的特徴を
理解する力
記録する力
文章表現力
幼児教育事前資料 (大学から配布)
実習録の書き方③(観察及び考察)
・観察の観点及び観察の要点を理解する
・事例を通して考察の書き方を理解する。
観察することの意味や観察の要点の理解 幼児教育事前資料 (大学から配布)
指導計画作成の手順
・指導計画の根底には各幼稚園の教育目標の実現の道筋を示した教育課程があることを知り理解する。
・一般的な指導計画作成の手順を理解する。
教育課程と指導計画のつながりの理解作成上の手順の理解 指導計画の作成と保 育の展開25.7改定
指導案の書き方①部分実習指導案作成の考え方
・ねらい、内容等の書き方を理解する。
・活動の選び方、導入、展開、留意事項、活動の終わり方について理解する。
幼児の発達的特徴を理解する力
理解力・思考力
幼児教育事前資料 (大学から配布)
指導案の書き方②部分実習指導案を作成
・各自が持参した絵本を用いて指導案を作成する。
(対象児、ねらい、内容、展開、注意事項等を考える)
保育を構想する力
保育を展開する力
保育を省察する力
幼児教育事前資料 (大学から配布) 絵本(持参)
指導案の書き方③一日実習指導案作成の考え方
・ねらい、内容等の書き方を理解する。
・一日の展開の流れ、活動の選び方について理解する。
幼児の発達的特徴を
理解する力
保育を構想する力
幼児教育事前資料 (大学から配布)
指導案の書き方④一日の実習指導案作成
・一日の指導案を作成する。(一日の生活の展開は担当教諭に添うこと、活動内容は発達、興味や関心の傾向、季節などを考慮して決めること)
・ルールのある遊びの活動の展開を考える。
幼児の発達的特徴を
理解する力
保育を構想する力
幼児教育事前資料 (大学から配布)
事後指導(振り返り)自己評価
・実習の評価項目に沿って自己評価をする。
・実習録に書き込まれた担当教諭からのコメントの意味を理解する。
・実習を通して学んだことと課題を明確にする。
保育を省察する力
自己を振り返る力
謙虚さ・向上心
幼児教育事後資料 (大学から配布) 実習録I・II(持参)
実習園の特色や教育目標、保育方法等のグループ協議
・ワークシートの項目に沿って、実習園の特徴を記入する。
・記録をもとにグループ内で話し合い、さまざまな幼稚園があることを知る。
課題の明確化
広い視野
柔軟な思考力
幼児教育事後資料 (大学から配布) 実習録I・II(持参)
グループ協議のまとめのプレゼンテーション
・グループの代表が、プレゼンテーションする。
・他グループの発表を参考にして自分の保育観や保育の課題を明確にする。
課題の明確化
広い視野
柔軟な思考力
幼稚園教育要領 解説序章 p.1〜21
試験
幼稚園教諭を目指すものとして実習の成果と今後の課題を発表する。