教育史Ⅱ

教育思想近代からの歩み

単位条件

通信 1単位

教員

寺田博行

履修条件

なし

到達目標

１．西洋教育史を代表する人物の教育思想に関する基礎的・基本的な知識を身につけることを目的とする。
２．以上により、保育に関する専門的知識を習得する。

学習成果

西洋教育史を代表する人物の教育思想について理解し、説明することができる。

テキスト教材

村井実『教育思想(上) 発生とその展開』(東洋館出版社)
村井実『教育思想(下) 近代からの歩み』(東洋館出版社)

参考図書

長尾十三二『西洋教育史』(東京大学出版会)

評価の要点

①レポートについてはテキストや参考文献をふまえてまとめているかで評価する。
②科目終了試験ではテキストの内容を理解しているかを確認する。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価します。
ディプロマ・ポリシーをふまえ、「評価の要点」に基づいて評価する。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

レポートの提出にあたっては、分かりにくいところは図書館で調べるなどの努力をしてください。

レポート課題

提出数 1

第1課題

パソコン印字可Web提出可

[2400]

第1設題

テキスト(『教育思想(下) 近代からの歩み』)の中から興味をもった人物を一人とりあげ、その人物の教育思想の主要な特徴についてまとめた上で、それに対するあなたの考えを述べなさい。

備考・補足

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授業回数別教育内容	身につく資質･能力	学習範囲（予習・復習を含む）
教育史Iの復習教育史Iの内容を復習し、教育史IIの学習課題を明確にする。	学習課題の明確化	テキスト(上)
絶対王政と教育絶対王政のもとで国家の利害の関心を反映するさまざまな学校が新設された。それにより教育の社会的・組織的整備がどのように進んでいったのかについて学ぶ。	絶対王政の出現と教育の理解	テキスト(下) 11頁〜20頁
ルソー『エミール』の教育史的意義について、子ども観、教育方法の点から理解する。	ルソーの理解	テキスト(下) 21頁〜33頁
思想の系譜「人間モデル」の子ども観とそれに対応する教育観の出現について学ぶ。	教育理念に関する理解	テキスト(上) 162頁〜179頁、テキスト(下) 34 頁〜43頁
汎愛派の人々バゼドウ、ザルツマンの教育思想の特色について学ぶ。	バゼドウ、ザルツマンの理解	テキスト(下) 44頁〜56頁
カントとベンサム「善さ」に向かう人間性の完成という理想主義の旗を高く掲げたカント、その一方で「善さ」は「快さ」にすぎないとして、その「快さ」を生活の目的とする功利主義を提起したベンサムについて学ぶ。	カント、ベンサムの理解	テキスト(下) 57頁〜70頁
コンドルセ知育主義、進歩主義、平等の機会の保障などの点からコンドルセの教育思想を読み解く。	コンドルセの理解	テキスト(下) 71頁〜82頁
ペスタロッチー「生活が陶冶する」教育理念と教授法の分野における生産労働と教育の結合、実物教育、直観教授等について理解する。	ペスタロッチーの理解	テキスト(下) 83頁〜99頁
フレーベル『人間の教育』にみられる主要な特徴について理解する。あらゆる善の源泉は遊びの中にあるとしたフレーベルの教育思想の意義について学ぶ。	フレーベルの理解	テキスト(下) 100頁〜110頁
オーウェン『新社会観』にみられる主要な特徴について理解する。人間は環境の産物であるとしたオーウェンの教育思想について学ぶ。	オーウェンの理解	テキスト(下) 111頁〜122頁
ホレース・マン公教育の根拠、自由と平等、民主主義と人間主義の観点から、ホレース・マンの教育思想について理解する。	ホレース・マンの理解	テキスト(下) 123頁〜134頁
ヘルバルト教育学の科学化をめざしたヘルバルトの教育理論を理解する。	ヘルバルトの理解	テキスト(下) 135頁〜145頁
デューイ教育は経験の再構成であるとしたデューイの教育思想について学ぶ。	デューイの理解	テキスト(下) 146頁〜157頁
教育史を学んで教育思想の系譜について、理想主義、現実主義、人間主義等の観点からまとめ、教育思想に関する理解を深める。	教育史に関する理解	テキスト(下) 202頁〜223頁
まとめ上記の内容の復習	教育理念に関する理解、教育史に関する理解	テキスト(上)、テキスト(下)
試験試験ではテキストの内容を理解しているかを確認する。

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