福祉計画論

履修条件

なし

到達目標

わが国で「福祉計画」が何故出てきたのか、その必要性について理解するとともに、計画の種類や内容、及び策定の手順について理解する。特に次の3点について、学習する。
1.福祉計画の目的・意義について理解できる
2.福祉計画の理論とその策定技法について理解できる
3.具体的な福祉計画の種類とその内容について理解できる

学習成果

現代は「福祉計画の時代」と言われるように、福祉分野においては様々な計画が細部にわたって策定されている。これらの計画がどどのような意味を持ち、またどのような内容として作成されているかを明確に理解することは、社会福祉実践においては非常に重要なものになっている本講座で学習を進めることにより、これら福祉計画の概要を大枠としてつかみ、またそれらがどのような内容で、どのような形で策定されているかを理解出来るようになる。
具体的には、次の内容について学修し、その成果を問う。
(1)福祉計画の目的や意義、その考え方について理解できる
(2)福祉計画の基本的な視点とその具体的な手法について理解できる
(3)各分野ごとの計画の概要を理解し、具体的なイメージを持つことができる

テキスト教材

社会福祉士養成講座編集委員会編
新・社会福祉士養成講座10「福祉行財政と福祉計画 第5版」中央法規出版、2017

参考図書

福祉士養成講座編集委員会編
新・社会福祉士養成講座9「地域福祉の理論と方法 第3版」中央法規出版

評価の要点

課題レポートを提出し、レポートに合格した後、科目終了試験において60点以上を取得した者を合格とする。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価する。
(レポートの評価・採点基準)
第1課題については、教科書164頁以下を参考にしてほしい。それぞれの問いに対して、計画の内容が分かりやすくまとめられているか、がポイントになる。なお、ここには地域福祉計画を含まないので、注意すること。また第2課題においては、①市町村地域福祉計画について説明がされているか、②策定にあたって有効な住民参加の技法について述べているか、を採点のポイントとする。
(試験の評価基準)
60点以上を取得することが、単位修得の要件である。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

福祉計画の学習にあたっては、時々の福祉行財政の仕組みや法的な内容が大きく関係してくる。そうした仕組みや法制度の内容について、最新のものをチェックし、学習することをおすすめする。また福祉計画の策定・実施にあたっては、地域福祉における学習も不可欠である。特に地域福祉計画の策定にあたっては、地域福祉分野の学習アプローチを同時に並行して進めること。

備考・補足

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