最終更新日:2024年2月26日

1年次入学生:2年 3年次編入学生:4年 短期大学部:-
児童学部 児童学科

C111

児童英語Ⅲ

小学校児童の英語教室における指導計画の作り方について

単位条件

通信 2単位

教員

冨永 久子

履修条件

なし

到達目標

英語は、好奇心の固まりのような児童が初めて取組む外国語です。児童が、遊びながら、楽しく、自由な雰囲気の中で、いつの間にか英語に慣れ親しめるような指導計画を作るのが、この学習の目標です。同時に、テープレコーダーやフラッシュカードなどの、効果的な利用法も学びます。

学習成果

児童英語I・IIに続いて、この科目でも児童の日常生活とそれを取りまくいろいろな事がらに言語材料を求め、それらの効果的な指導法を学習します。英語の習熟度の差が段々大きくなることが予想されますので、理解の早い児童と遅い児童の両方に心を配りながら、指導方法、教材・教具の利用法を工夫していくことが必要となります。
学習の狙いを次のように設定しましょう。
1.児童がイメージをはっきり持てるような題材をえらびながら、英文を発展させていく。
2.形容詞を用いた表現を導入し、身のまわりの物を比較しながら説明できるようにする。
3.動詞の種類を増やし、自分や友達がしていることを説明できるようにする。
4.英語の音声にじゅうぶん慣れさせる。早口ことば、詩の暗誦、歌などに力を入れる。

テキスト教材

久埜百合『ENGLISH IN ACTION / JUNIOR COURSE TEXTBOOK 3』(cぼーぐなんイングリッシュスクール)
教科書付属CD-ROM、写真、フラッシュカード、色彩のカード、時計(絵又は実物)、世界地図など。
参考資料

参考図書

久埜百合『これならできる!小学校英語ガイドブック』(NHK出版)、久埜百合『こども英語相談室』(プレンティスホール出版)、岡秀夫、金森強『小学校英語教育の進め方』(成美堂)、(東後勝明『子どもの英語・いまこんなふうに』(BL出版))

評価の要点

・レポート評価の要点・・・
①指定されたテキスト1課分の内容を、45分×4回の授業にうまく配分していますか。
②本時の目標を適確に設定していますか。
③主な言語材料を適確に把握していますか。
④指導活動の形体は適切ですか。
⑤使用する教材・教具は適当、かつ効果的ですか。
・試験評価の要点・・・・・与えられた言語材料から効果的な指導計画が作成できますか。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポート課題に合格した後、科目終了試験を受験し、その評価が60点以上であれば単位の認定となる。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

テキストをよく読んで、1課を4回に分けて教える柱となる言語材料をえらびましょう。それを口頭練習を中心に効果的に教える方法は、上記の参考書にヒントを求めて下さい。テープの聞かせ方から学習活動の形体までについては、児童英語Iに準じます。児童英語IIIでは学習活動がかなり細かく、かつ複雑になりますので、児童の間の格差が大きくなります。理解の早い児童と遅い児童の両方が満足できる指導計画が望まれます。

レポート課題

提出数 2

第1課題

横書きパソコン印字可
[1200〜1600]

第1設題

教科書English in Action / Junior Course 3のLesson21 The Lion is Bigを4回の授業で行うこととし、その第1回目と第2回目の授業用の指導計画書を作成して提出しなさい。(字数1200〜1600字を目安とし、所定の用紙を使用)
●1回の授業時間は45分を目安にしなさい。
●参考資料を利用しなさい。

第2課題

横書きパソコン印字可
[1200〜1600]

第1設題

教科書English in Action / Junior Course 3のLesson21 The Lion is Bigを4回の授業で行うこととし、その第3回目と第4回目の授業用の指導計画書を作成して提出しなさい。(字数1200〜1600字を目安とし、所定の用紙を使用)
●1回の授業時間は45分を目安にしなさい。
●参考資料を利用しなさい。