最終更新日:2024年10月18日

1年次入学生:3年 3年次編入学生:4年 短期大学部:-
教育学部 児童学科

W089

家族心理学

生涯発達の視点から家族を考えよう

単位条件

通信 2単位

教員

齋藤 有

到達目標

① 家族心理学に関する基礎的な知識を習得することができる。
② 家族の問題を生涯発達の観点で理解できる。
③ 学術的にふさわしい文章表現を身に着けることができる。
本科目は、教育学部児童学科ディプロマポリシーの学習目標「乳幼児の心とからだの成長と発達に関する知識や技能を体系的に理解するとともに、乳幼児に関する情報を分析し、論理的かつ創造的に考えることができる」に特に関連する。

学習成果

① 家族心理学に関する基礎的な知識を正しく理解し、説明できる。
② 家族の問題に関して生涯発達心理学の観点から理解し、説明ができる。
③ 個人的な経験に偏らず、テキスト等に記述された客観的知識をもとに自分の考えを述べることができる。

テキスト教材

相良 順子(編)「家族心理学-生涯発達から家族を問うー」(ナカニシヤ出版)2022

評価の要点

① 家族心理学に関する基礎的な知識を正しく理解し、説明できているか。
② 家族の問題に関して生涯発達心理学の観点から理解し、説明ができているか。
③ 個人的な経験に偏らず、テキスト等に記述された客観的知識をもとに自分の考えを述べることができているか。

評価方法と採点基準

・レポートでは、上記の評価の①、②、③について評価する。
・期末試験では、正誤問題や語句補充等の形式で①、②について評価する。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

・テキストの各章をよく読み、章末のワークにも取り組んで理解を深めるようにしてほしい。特に、家族についての理解は個人の経験に偏りがちなので、きちんとテキスト等に記載されている客観的な知見を把握するようにしていただきたい。

レポート課題

提出数 2

第1課題

パソコン印字可Web提出可
[大学1600]

第1設題

現在、日本で乳幼児を育てている家族に対して必要な支援は何であるのか。テキストの学びを具体的に含めながら、あなたが考えたことをまとめなさい。

第2課題

パソコン印字可Web提出可
[大学1600]

第1設題

青年期以降の子どもがいる家族において、どのような課題が生じる可能性があるか。また、その家族メンバーがそれぞれ精神的健康を保つために必要なことは何であるか。テキストの学びを具体的に含めながら、あなたが考えたことをまとめなさい。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
はじめに「家族」をどう捉えるか 家族」の捉え方が理解できる 「はじめに」を読む 60分
乳幼児期と家族(1) 乳幼児期の発達と家族について理解できる 第1章を読む 60分
乳幼児期と家族(2)
乳幼児期の発達と家族についてワークから理解を深められる 第1章のワークに取り組む 60分
児童期から青年期と家族(1)
児童期から青年期の発達と家族について理解できる 第2章を読む 60分
児童期から青年期と家族(2) 児童期から青年期の発達と家族についてワークから理解を深められる 第2章のワークに取り組む 60分
恋愛と結婚 恋愛と結婚について特に心理発達に着目して理解できる ワークを手がかりにしながら第3章を読む 60分
親になるということ 親になることについて特に親性に着目して理解できる ワークを手がかりにしながら第4章を読む 60分
家庭とキャリア 家庭とキャリアについて、特に性別役割分業やワークライフバランスに着目して理解できる ワークを手がかりにしながら第5章を読む 60分
乳幼児家庭への支援を考える 乳幼児の発達と親性の発達やワークライフバランスの観点を取り入れ、乳幼児家庭への支援を考えることができる 第1章、第4章、第5章の内容の振り返り 60分
中年期の夫婦関係(1) 中年期の夫婦関係について理解できる 第6章を読む 60分
中年期の夫婦関係(2) 中年期の夫婦関係についてワークから理解を深められる 第6章のワークに取り組む 60分
老年期と家族 老年期と家族について、特に老年期の精神的健康を支える家族の役割に注目して理解できる ワークを手がかりに第7章を読む 60分
障害と家族 障害児のいる家族について理解できる ワークを手がかりに第8章を読む 60分
家族療法とは 家族システム論の考え方、特に直線的因果律と円環的因果律について理解できる ワークを手がかりに第9章を読む 60分
家族を生涯発達の視点から考える 子どもが成長した家族の発達や心理的健康について考えることができる 第2章、第3章、第6章、第7章の内容の振り返り 60分
試験:正誤問題や語句補充等の形式で実施。