最終更新日:2024年4月5日
U091
日本語表現法Ⅰ
日本語の表現能力を高めるために・基礎篇単位条件
面接 1単位教員
履修条件
なし
到達目標
1.日本語の表現の基礎を学び、日本文化を理解することを到達目標とする。
2.日本文化としての「和」の精神を実践した「円満な人格」と「社会に貢献できる表現力」とを兼ね備えた社会人として、日本語に対する基礎的知識や理解を深めることを到達目標とする。
3.自分の人格・特性・知識・技能・見解などを「相手に理解してもらえる自己表現力」及び「他者を理解する理解力」をも包括した『日本語の総合的表現能力』を高めることを到達目標とする。
学習成果
1.日本語表現を、『書く』『話す』の二つの領域にわたって学ぶことにより、『日本語の総合的表現能力』を高めることができる。
2.日本語の基礎的知識として、漢字・仮名など表記の基礎を学び、「正確な表記能力」が身につく。また、音韻・アクセント、共通語への理解を深め、「的確で個性豊かな口頭表現能力」が身につく。さらに、日本語の特性である敬語の基礎を学び、「正確な敬語表現能力」が身につく。
3.文章を書くプロセスを学び、効果的に「文章を書く能力」が身につく。
4.「文章を読み・話す力」を身につける。朗読を中心として音声表現の基礎をまなび、実際に、朗読や話し合いなどの音声表現の場で効果的な表現ができるような能力と実践力を身につけることができる。
テキスト教材
スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
参考図書
1.北村・清水・眞野他『情報と表現』(双文出版社)
2.『国語資料集』(国語便覧など高校で用いた副教材)
評価の要点
1.日本語表現を、『書く』『話す』の二つの領域にわたって学び、身についた『日本語の総合的表現能力』を、授業及びレポートにより確認する。
評価方法と採点基準
スクーリングにて評価する。
1.スクーリングの授業への出席、及び、レポート提出により評価採点する。
2.レポートは、それぞれの担当者の授業内容に即した3題の課題の中から、1題を選んでレポートを書いて提出する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
1.レポートの「具体的な課題」は第1回目の授業で配布し、それぞれの担当者が説明する。
2.授業はレポートを提出予定の担当者の授業のみならず、提出を予定していない担当者の授業も出席し、提出物の期限、担当者からの注意事項等は厳守すること。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
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表記と文字・符号(現代仮名遣い・外来語の表記・表記符号の使い方)と漢字(漢字の成り立ち・部首・筆順の原則など)を学ぶ。 | 表記・漢字の理解力と表現力 | ||
表記と文字・符号(現代仮名遣い・外来語の表記・表記符号の使い方)と漢字(漢字の成り立ち・部首・筆順の原則など)を学ぶ。 | 表記・漢字の理解力と表現力 | ||
日本語のアクセントを体系的に学ぶ。受講生各自が使用する言葉の確認(内省)と共通語の理解を深める。 | アクセントの基本的理解と言葉の内省力 | ||
日本語のアクセントを体系的に学ぶ。受講生各自が使用する言葉の確認(内省)と共通語の理解を深める。 | アクセントの基本的理解と言葉の内省力 | ||
敬語をきちんと使いこなす基礎的能力を身に付ける。敬語の種類(尊敬語・謙譲語・丁寧語)の知識を高める。 | 敬語の表現力 | ||
日本語の言葉としての特性に対する認識を深める。意味の三角形やこころ言語など、言葉とこころとの関係について考え、表現能力を身につける。 | 言葉の本質に対する理解力 | ||
文章構成を学ぶための基礎として、課題・主題・小主題など、文章をつくるための基礎的用語について学び、文章構成力を身につける。 | 基礎的な表現用語の知識 | ||
主題・小主題・材料と文章・段落・文との関係を理解し、文章構成力を身につける。 | 効果的な文章力 | ||
文章作成のプロセスとして、主題の選択→主題限定→材料の収集と整理→配列→アウトラインの作成などを学び、文章構成力を身につける。 | 効果的な文章力 | ||
前回につづけて、文章作成のプロセスを学ぶとともに、実際に文章作成するときの注意を確認する。 | 効果的な文章力 | ||
日本語の音韻(1)について学ぶ。五十音図やいろは歌などから、日本語の音韻と表記の基礎を理解し、事典や辞書の活用法を学ぶ。 | 教員や司書に求められる日本語表現の基礎知識。 | ||
日本語の音韻(2)について学ぶ。世界の言語の中での日本語の特性を学ぶ。また、日本語の位相として、方言と共通語について理解を深める。 | 教員や司書に求められる日本語表現の基礎知識。 | ||
朗読の基礎として、場と対応する様々な音声表現を学ぶ。また朗読の指導法の基礎を理解する。 | 教員や司書に求められる日本語表現の基礎知識。 | ||
教室での朗読の基本を身につける。教科書教材を用いた朗読を体験し、指導の実際について学ぶ。 | 教員や司書としての指導力と表現力。 | ||
豊かな音声表現とはどのようなものかを、考えながら表現する。名文の朗読を実際に鑑賞し、それぞれが読み比べを体験する。 | 教員や司書としての指導力と表現力。 | ||
試験 | |||