最終更新日:2024年2月26日
D073
栄養学(含食品学)
社会福祉の分野における栄養学単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
医療・老人・成人・児童・乳幼児など社会福祉の分野における食生活の基本となる栄養学を学び、卒業後、社会福祉の分野で実践できる基礎力を養うことを目標とする。
栄養学についての基本的知識が修得でき、現代の健康と疾病に関連のある食事や栄養に関することを自ら考え実践できるよう、広い視野と専門性を有した人材を育成する。
学習成果
1)栄養学の概念:栄養と栄養素の違い、栄養素不足、栄養素過剰、遺伝子と栄養、遺伝子と生活習慣病
2)栄養素の吸収:栄養素が体内に入ってからの動向、消化器官の仕組み、消化と吸収
3)たんぱく質の栄養:たんぱく質の構造と働き、たんぱく質の代謝
4)糖質の栄養:糖質の構造と働き、糖質の代謝
5)脂質の栄養:脂質の構造と働き、脂質の代謝、コレステロールの代謝
6)水・電解質の働き:水の働き、水分出納
7)ビタミン・ファイトケミカルの働き:脂溶性ビタミン・水溶性ビタミンの働き
8)ミネラルの働き:多量元素と微量元素の働き
9)病気と栄養:糖尿病、脂質異常症、痛風、動脈硬化、肝臓病、腎臓病、免疫と栄養
10)妊娠・成長・加齢と栄養:ライフステージ別の栄養(妊娠・乳幼児・学童・成人・老年期)
テキスト教材
吉澤みな子・武智多与理・百木和著『大学で学ぶ食生活と健康のきほん』(化学同人)2017
※川島由紀子監修『栄養学の基本がわかる事典』(西東社)でも可
参考図書
田地陽一編『栄養科学イラストレイテッド「基礎栄養学」』(羊土社)
江指隆年著『エスカベーシック 基礎栄養学』(同文書院)
評価の要点
・レポートの評価と要点:テキストや参考書を読み、理解を深めたうえでレポートを作成すること。
・試験評価の要点:設問に対する的確な内容が文章にまとめ書いてある答案を評価する。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
勉強をせず教科書の部分を写したレポートは評価を低くする。
試験は、設問に対する的確な内容を正しく書いている答案を評価する。
試験点数が6割未満は不合格とする。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
指定されている教科書や参考書だけでなく、より深く栄養学を学ぶ上で必要な教科書は多くありますので、読んで理解が深まるような教科書や本は、レポート作成に利用し参考文献として記載をしてください。
レポート課題
提出数 2第1課題
第1設題
五大栄養素の種類、働き、体内代謝についてまとめる。
第2課題
第1設題
2設問とも答えなさい。
①生活習慣病と関わりの深い栄養素を3つあげて、具体的な疾病について説明しなさい。
②ライフステージ別に必要な栄養素が変わってくる。それぞれのライフステージで必要な栄養素をあげ(複数可または代表的な栄養素1つでも可)、必要な理由をまとめる。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
栄養学の概念:栄養と栄養素の違い、栄養素不足、栄養素過剰 | 栄養素と栄養素の違い | ||
栄養素の吸収1:栄養素が体内に入ってからの動向 | 体内での栄養素の動向 | ||
栄養素の吸収2:消化器官の仕組み、消化と吸収 | 消化と吸収 | ||
たんぱく質の栄養1:たんぱく質の構造と働き | たんぱく質の構造と働き | ||
たんぱく質の栄養2:たんぱく質の代謝 | たんぱく質の体内代謝 | ||
糖質の栄養1:糖質の構造と働き | 糖質の構造と働き | ||
糖質の栄養2:糖質の代謝 | 糖質の体内代謝 | ||
脂質の栄養1:脂質の構造と働き | 脂質の構造と働き | ||
脂質の栄養2:脂質の代謝、コレステロールの代謝 | 脂質・コレステロールの体内代謝 | ||
水・電解質の働き:水の働き、水分出納 | 水の働きと排泄 | ||
ビタミン・ファイトケミカルの働き:脂溶性ビタミン・水溶性ビタミンの働き | ビタミン種類と働き | ||
ミネラルの働き:多量元素と微量元素の働き | ミネラルの種類と働き | ||
病気と栄養1:糖尿病、脂質異常症、痛風、動脈硬化 | 糖尿病などの生活習慣病 | ||
病気と栄養2:肝臓病、腎臓病、免疫と栄養 | 生活習慣病と免疫と栄養 | ||
妊娠・成長・加齢と栄養:ライフステージ別の栄養素の違い | 妊 娠・乳 幼 児・学童・成人・老年期の栄養 | ||
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