最終更新日:2024年3月29日
W018
幼児と言葉
乳幼児の豊かな言葉を育むために単位条件
通信 1単位教員
履修条件
なし
到達目標
乳幼児期の言葉の発達過程を理解し、乳幼児期の言葉を豊かに育む児童文化財や保育の実際について、今日的課題にも着目しながら考える力を身に着ける。
これにより、ディプロマポリシーの目標にも掲げられているように、理論と実践を結びつけて社会で発揮できる専門性の高い実践力を育成する。
学習成果
1)乳幼児期の言葉の発達過程について、環境の役割も含めて基本的な知識を習得することができる。
2)乳幼児期の言葉を豊かに育む保育の実際について、乳幼児の発達の姿と関連付けながら考えることができる。
3)乳幼児を取り巻くメディアが多様化した現代社会における児童文化財「絵本」の意義や活用方法を考えることができる。
テキスト教材
大豆生田啓友・佐藤浩代編著『保育・幼児教育シリーズ 言葉の指導法 改訂第2版』2019
評価の要点
1)乳幼児期の言葉の発達過程について、環境の役割も含めて基本的な知識を習得することができているか。
2)乳幼児期の言葉を豊かに育む保育の実際について、乳幼児の発達の姿と関連付けながら考えることができているか。
3)乳幼児を取り巻くメディアが多様化した現代社会における児童文化財「絵本」の意義や活用方法を考えられているか。
評価方法と採点基準
レポート合格後、科目終了試験で評価する。
レポートは評価の要点にしたがって採点する。
科目修了試験は、乳幼児期の言葉の発達過程や、乳幼児の豊かな言葉を育む保育の基本的姿勢に関して穴埋め式の問題や文章の正誤判定問題で問う。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
以下の計画にしたがい、テキストを読み進めながら学習を進めてください。
実践力を養うためには、身の周りの乳幼児の姿を観察したり、自分でも図書館等に足を運んでさまざまな絵本に触れたりする機会をもつことも大切でしょう。
レポート課題
提出数 1第1課題
第1設題
「乳幼児の豊かな言葉を育む保育環境」について、①乳幼児期の言葉の発達過程と、②絵本の意義や活用方法にも触れながら、あなたの考えを論じなさい。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
保育内容「言葉」とは何か 本授業で学ぶ内容について整理する |
本授業内容についての基本的理解 | テキストp.1-17 90分 | |
赤ちゃんからの「言葉」の育ち①言葉の発達 言葉の発達過程を、前言語期から語彙獲得期まで、環境の役割を含めて整理する |
言葉の発達過程の理解 | テキストp.18-32 90分 | |
赤ちゃんからの「言葉」の育ち②共に考える「言葉」の育ち 言葉の機能の発達過程を、環境の役割を含めて整理する |
言葉の発達過程の理解 | テキストp.33-43 90分 | |
遊びの中の豊かな言葉の経験①模倣、見立てから始まる遊び 生活や遊びの中で育まれる言葉について乳幼児の発達の姿と関連付けて学ぶ |
豊かな言葉を育む保育の実際の理解 | テキストp.45-55 90分 | |
遊びの中の豊かな言葉の経験②仲間遊びの中で/クラス活動の遊びから 仲間との関係の中で育まれる言葉について幼児の発達の姿と関連付けて学ぶ |
豊かな言葉を育む保育の実際の理解 | テキストp.56-71 90分 | |
話すこと、聞くこと、伝えあうことの経験① 人間関係の中で言葉の交流が豊かに展開することについて、4・5歳児の実例から学ぶ |
豊かな言葉を育む保育の実際の理解 | テキストp.73-89 90分 | |
話すこと、聞くこと、伝えあうことの経験② 人間関係の中で言葉の交流が豊かに展開することについて、4・5歳児の実例から学ぶ |
豊かな言葉を育む保育の実際の理解 | テキストp.89-103 90分 | |
文字に対する興味関心をもつ経験①乳幼児期における文字との関わりと発達 言葉を記録するために作り出された文字を乳幼児がどう学んでいくかを整理する |
言葉の発達過程の理解 | テキストp.105- 119を読む 90分 | |
文字に対する興味関心をもつ経験②保育における文字の取り扱いについて 実際の事例にも触れながら、保育における文字の取り扱いについて学ぶ |
豊かな言葉を育む保育の実際の理解 | テキストp.120- 129を読む | |
絵本や物語がもたらす豊かな経験①乳幼児期における絵本体験の意義 現代の子どもの絵本に関する環境も含めて、乳幼児期における絵本体験の意義を整理する |
児童文化財「絵本」の意義の理解 | テキストp.131- 140を読む 90分 | |
絵本や物語がもたらす豊かな経験②保育の中での絵本 保育における絵本の活用方法について事例にも触れながら学ぶ |
児童文化財「絵本」の活用方法の理解 | テキストp.140- 156を読む 90分 | |
言葉の遅れがある子どもと保育内容①言葉の遅れや言葉に関わる障害や課題 すでに学んだ乳幼児の言葉の発達過程を振り返りながら、言葉の発達の遅れの実際とそれらが生じる要因について整理する |
言葉の発達過程の理解 | テキストp.157- 162を読む 90分 | |
言葉の遅れがある子どもと保育内容②言葉の遅れがある子どもへの保育活動例 実例を通して、言葉の遅れがある乳幼児に対する保育の実際について学ぶ |
豊かな言葉を育む保育の実際の理解の理解 | テキストp.163- 176を読む 90分 | |
保育界の動向と「言葉」をめぐる今日的課題1早期英語教育 グローバル社会に必要な英語教育をどのように行っていくべきかについて考える |
言葉をめぐる今日的課題の理解 | テキストp.177- 189を読む 90分 | |
保育界の動向と「言葉」をめぐる今日的課題2情報化と多様な絵本 子どもをめぐるメディア環境が多様化する中で、改めて絵本の役割について考える |
言葉をめぐる今日的課題の理解 | テキストp.177- 189を読む 90分 | |
試験 レポート合格後、科目終了試験を受験 |