最終更新日:2024年5月23日

1年次入学生:3年 3年次編入学生:4年 短期大学部:-
文学部 文学科

U213

家族コミュニケーション概論

家族内コミュニケーションについて考える

単位条件

通信 2単位

教員

齋藤 千鶴

履修条件

「家族心理学入門」の単位を履修していることが望ましい

到達目標

家族心理学入門を踏まえて、次のステップとしてさらに家族内のコミュニケーションの特質について理解することを目的とする。

学習成果

①家族内コミュニケーションに関する理論を説明することできるようになる。
②家族をシステムとしてみなし、システムから見たコミュニケーションの特徴を理解できるようになる。
③臨床的諸問題に対する家族を支援するという観点から説明できるようになる。
④客観的で論理的な思考及び文章表現を行えるようになる。

テキスト教材

中釜洋子・野末武義・布柴靖枝・武藤清子著『家族心理学 家族システムの発達と臨床的援助』(有斐閣ブックス)

参考図書

岡堂哲雄編『家族心理学入門』(培風館)

評価の要点

レポート課題においては、
①課題を的確にとらえ、参考文献もふまえつつ、自分の言葉で表現すること、②序論本論結論といった形式をのっとること、③感想文を書かないことを求めています。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価します。
レポートでは①基本的な日本語能力として作文およびレポートの体裁が整っているか、②論述の仕方が整っているか、③レポートに必要な内容がもれることなく記載されているか、④仮説や概念の説明に終始していないか(自分のオリジナルの考え等が論理立てて含まれているか)、
⑤引用の仕方が適切であるか(テキストの丸写しなどしていないか)の5点である。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

基礎的な知識が習得できることを期待します。

レポート課題

提出数 2

第1課題

注意事項
①シラバスに記載の「評価の要点」と「評価の方法と採点基準」を読んだ上で以下②〜④についても注意すること
②設題で求められていることはすべて網羅してレポートを作成すること
③テキストおよび参考書を中心にレポート内容を考えること(ネットからのアイディアやレポート内容の盗用を禁じます)
④ただし、テキストのそのままの写し(転用)と判断されたレポートは再提出を求めます

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

夫婦のコミュニケーションを以下の言葉をすべて含めて説明しなさい。
KEYWORD:カップル・ダンス 夫婦間契約 家族システムの統合 みえない忠誠心 中年期危機

第2課題

注意事項
①シラバスに記載の「評価の要点」と「評価の方法と採点基準」を読んだ上で以下②〜④についても注意すること
②設題で求められていることはすべて網羅してレポートを作成すること
③テキストおよび参考書を中心にレポート内容を考えること(ネットからのアイディアやレポート内容の盗用を禁じます)
④ただし、テキストのそのままの写し(転用)と判断されたレポートは再提出を求めます

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

親子を中心としたコミュニケーションについて、以下の言葉をすべて含めて説明しなさい。
KEYWORD:自己分化 情緒的遮断 家族ライフサイクル 家族内の三角関係 養育システムの再編成

備考・補足

← 表が横スクロールします →

授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
コミュニケーションの5つの公理 コミュニケーションの原則論が理解できる テキスト第13章を 読む
家族内コミュニケーションの悪循環 循環過程としての会話を理解できる テキスト第13章を 読む
家族システム理論 システムとして家族を理解できる テキスト第1章
家族の見立て〜家族の構造・ライフサイクル・ジェノグラム システムとして家族を理解できる テキスト第2章
夫婦のコミュニケーション① 実証研究から夫婦のコミュニケーションを理解する テキスト第4章から 第8章
夫婦のコミュニケーション② 臨床研究から夫婦のコミュニケーションを理解できる テキスト第4章から 第8章
親と子どものコミュニケーション①〜乳児から幼児期 子どもの言語発達上からみる親子のコミュニケーションを理解できる テキスト第4章から 第8章
親と子どものコミュニケーション②〜学齢期 学齢期の子どものコミュニケーション能力から親子関係を理解できる テキスト第4章から 第8章
親と子どものコミュニケーション③〜思春期青年期 思春期青年期の子どもとのコミュニケーション上の特徴を説明できる テキスト第4章から 第8章
高齢期の家族にみられるコミュニケーション 高齢期特有の家族の問題を理解できる テキスト第8章
家族への心理臨床的支援〜その成り立ちや技法 家族システム理論を中心とした家族療法を理解できる テキスト第9章
夫婦関係の危機と援助 夫婦のレベルで起きる諸問題を理解できる テキスト第10章
子育てをめぐる問題と援助 親子のレベルで起きる諸問題を理解できる テキスト第11章
家族が経験するストレスと援助 社会事象から影響をうける家族の諸問題を理解できる テキスト第12章
悪循環を超えて〜アサーティブなコミュニケーション アサーション理論を説明できる テキストコラム13 を読む
試験