最終更新日:2024年6月9日

1年次入学生:1年 3年次編入学生:4年 短期大学部:-
文学部 文学科

U038

英語音声学Ⅰ

英語の発音の仕組みを理解し、正しい発音を身につける

単位条件

面接 1単位

教員

川井一枝

履修条件

なし

到達目標

(1)授業の目的
英語の発音の仕組みを学び、正しい発音を身につけると共に、英語という言語の音声特徴の理解を深めることを目的とする。
(2)授業構成と到達目標
1.発音の仕組みを学ぶことによって、英語の音声に対する関心を高められる。
2.英語の発音を矯正することにより、日本語の音声特徴も深く理解できる。
3.発音に自信がもてることから、英語の能力も向上できる。

学習成果

(1)言語の音声面に対する関心を高めることができる。
(2)英語はもとより、日本語の音声にも深い関心を抱くことができる。
(3)発音に自信が持てるようになり、英語の学習に意欲的になれる。
(4)英語によるコミュニケーションに積極的に取り組むことができる。

テキスト教材

スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。

評価の要点

テキストの内容をよく理解し、英語の音声特徴を十分に把握した上で、英語が実際に正確に発音できるようになっていること、とりわけ、英語らしい発音になるように努力し、向上しつつあることが明確である場合、高い評価が得られます。

評価方法と採点基準

スクーリングにて評価します。
最終日に試験をおこないます。Sは90点以上、Aは80点から89点まで、Bは70点から79点まで、Cは60点から69点まで、Dは59点以下とします。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

毎回、興味深いテーマと内容の授業が展開されますので、授業に集中し、内容をよく理解すること、CDや教員の発音を真似て、自分で実際に発音してみることが大切です。テキストに添付されているCDを授業以外にも活用し、発音の上達を心がけてください。音声学の専門用語の内容理解を深め、発音記号に慣れるために、普段から発音とその表記にも関心を持ってください。英語力のある第三者に自分の発音を矯正してもらうのは効果的です。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
ガイダンス 授業の概略が把握でき、受講しやすくなる。 この時間については不要。
音声記号と現代英語の標準発音 発音記号を用いて新出の単語も発音できる。 身の回りの事物の単語を発音記号で書いてみる。
英語の綴り字と発音の関係 綴り字を手がかりにして単語が発音できる。 単語の綴り字と発音の関係を調べてみる。
音素体系 抽象的な音と具体的な音の区別を認識できる。 同じ単語を音素と異音で表記し、比較してみる。
子音とその分類 3つの規準を組み合わせてすべての子音が定義できる。 3つの基準を組み合わせて子音を定義してみる。
英語の閉鎖音(1) 日本語と英語の閉鎖音の相違が理解できる。 日英両語のパ行とバ行の発音の違いを調べる。
英語の閉鎖音(2) 日英両語のタ〜ダ行とカ〜ガ行の相違を理解できる。 タ〜ダ行とカ〜ガ行の子音の発音を練習する。
英語の摩擦音(1) 日本語と英語の摩擦音の相違が理解できる。 4つの摩擦音を含む単語の発音練習を行う。
英語の摩擦音(2) /s/と/z/の英語らしい発音が身につく。 /s/と/z/のネイティブの発音を真似てみる。
英語の摩擦音(3) 英語らしい摩擦音の発音に近づく。 3つの摩擦音を含む英単語の発音練習を行う。
英語の破擦音 日英両語のチャ行とジャ行の違いが理解できる。 日英両語のチャ行とジャ行を正しく発音する。
英語の鼻音と側音 日本語にない/l/の2種類の異音が発音できる。 /l/の2種類の異音を正確に発音してみる。
半母音(1) 母音と子音の中間的な音の特徴が理解できる。 半母音を発音してみる。
半母音(2)
英語の母音(1) 日本語の母音とは異なる母音の存在を知る。 英語らしい母音になるよう練習する。
試験
最終日に試験をおこないます。Sは90点以上、Aは80点から89点まで、Bは70点から79点まで、Cは60点から69点まで、Dは59点以下とします。