最終更新日:2024年4月5日
1年次入学生:2年
3年次編入学生:3年
短期大学部:-
心理・福祉学部 心理学科
P083
社会・集団・家族心理学Ⅳ
家族心理学入門単位条件
面接 2単位教員
齊藤 千鶴
履修条件
「社会・集団・家族心理学III」の」レポート2課題提出後スクーリングを受講すること
到達目標
テキストに沿いながら家族心理学に関する基礎的な理論が定着することを目的とする。代表的な理論としてOlson, D (1983)による 家族円環モデル、Carter, B. & McGoldrick, M.(1980)家族ライフサイクル理論、あるいは家族システム理論があるが、理論に基づいて現代家族に見る諸現象を説明することができるようになることが期待される。
学習成果
1家族心理学に関する基礎的な知識を身につくことで、現代家族に関する諸現象について説明することができるようになる。
2家族成員という個々人に着目する視点から家族を全体としてとらえ、その中から家族の変化・発達を見直すことができるようになる。
3家族における心理的な健康とは何かということを説明できる。
4現代社会が抱える家族の諸問題を家族システム理論に基づく家族療法の観点からとらえ、また家族療法とはどのような治療理論なのかについて説明できる。
5この科目は「社会・集団・家族心理学III」の内容を受け、スクーリングにおいてより学習理解度を深めることを目的としている。
テキスト教材
スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
参考図書
岡堂哲雄編『家族心理学入門』(培風館)
評価の要点
スクーリング最終日にテストを実施する。
評価方法と採点基準
スクーリングにて評価する。
13日間集中して意欲的な態度で学習したか、2テストでの成績を評価の基準とする。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
授業への積極的な参加を求める。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
思春期の子どもを持つ家族1 〜子どもから見た親 | 思春期や青年期の子どもの接し方・あり方について理解が促進する | テキストP.88-90 を理解する | |
思春期の子どもを持つ家族2 〜親側の変化・成長 | 中年となった親の心理について理解がすすむ | テキストP.88-90 を理解する | |
子どもの自立と中高年夫婦のあり方 | 現代的な親子の分離とは何か説明できる | テ キ ス ト 2P.70- 72を熟読する | |
高齢者の生き方とその家族 | 高齢者の今を理解する | テ キ ス ト 2P.73- 78を熟読する | |
家族療法とは1 〜システム論的家族療法 | 家族療法とは何か説明できる | テキスト2P.121- 140を熟読する | |
家族療法とは2 〜システム論的家族療法以外のその他の家族療法 | 学派による家族療法の違いを理解する | テキスト2P.121- 140を熟読する | |
家族療法の実際1 | 事例を通じて、支援の実際について理解する | テキスト第9章を熟 読する | |
家族療法の実際2 | 家族療法ならでは技法について理解ができる | テキスト第9章を熟 読する | |
身体疾患と家族の心理臨床 | 身体疾患の特徴を知り、支援を理解する | テキスト2第8章を 読む | |
発達・精神障害と家族の心理臨床 | 発達・精神障害の特徴を知り、支援を理解する | テキスト2第9章を 読む | |
家族適応障害と家族の心理臨床 | 分離不安障害など適応障害を知り、支援を理解する | テキスト2第10章 を読む | |
学校・社会適応障害と家族の心理臨床 | 不登校など適応障害を知り、支援を理解する | テキスト2第11章 を読む | |
家族心理学研究入門 | 家族心理学に関する研究方法を理解する | テキスト2第1章を 読む | |
家族を測定する〜家族アセスメント | 家族臨床におけるアセスメントを学ぶ | テキスト2第1章を 読む | |
家族とは何か〜その存在、あり方、今後の姿を理解する | 時代に照らした家族 像を再考できる |
テキスト第10章を 熟読する | |
試験 スクーリングで学んだ内容がどの程度理解されているのかをテストの内容とする |