最終更新日:2024年1月31日
U180
篆刻の技法
雅印の楽しみ単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
篆刻は印材に篆書の文字を刻すことで、書の重要な一分野を占める。本授業では篆刻の総合的知識と基本的技法を習得し、鑑賞に堪えうる雅印を制作することを目標とする。
学習成果
(1)古印と篆刻の歴史を理解する。
(2)古印と篆刻の美を理解し、実作に生かすことができる。
(3)篆刻の手順を理解し、雅印を刻すことができる。
(4)篆刻三法について理解し、実践することができる。
テキスト教材
『書道V印の歴史と篆刻の技法』(聖徳大学通信教育部)
参考図書
『書道講座6篆刻』(二玄社)
評価の要点
提出物(レポートと実技作品)が上記の学習成果を達成できているか。又その理解の度合い。
評価方法と採点基準
レポート(第1課題)はテキストを熟読し、内容を理解した上でまとめられているか。
実技作品(第2課題)は篆刻三法が実践できているか。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
テキスト、参考書を熟読し内容を理解し、多くの名品を鑑賞して実作に生かしてください。
レポート課題
提出数 2第1課題
いずれか1設題を選択
第1設題
印の歴史について(テキスト3頁~42頁)まとめなさい。
第2設題
中国における篆刻の歴史について(テキスト43頁~101頁)まとめなさい。
第3設題
日本の印と篆刻の歴史について(テキスト102頁~118頁)まとめなさい。
第2課題
作品を提出
⚠︎本誌巻頭6頁の「その他のレポート送付について」により送付してください。提出票、講評欄、設題名欄を添付してください。
第1設題
(1)自用印(自分の姓名・名だけでも可)を一顆刻し(一つ作製し)なさい。刻す前に先ず(テキスト139頁8まででき次第)、印稿を提出すること。その印稿を添削した後、刻してもらいます。
(2)テキスト21頁、十三、後漢印1「漢委奴國王」の印を摹刻しなさい。(サイズは原寸大。テキスト175頁参考)
(1)、(2)ともに印影を半紙ニッ折に押印し提出すること。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
〈印の歴史〉 中国古印史 |
印の歴史と名品について理解する | テキストP.3〜42 | |
中国篆刻史 | 印の歴史と名品について理解する | テキストP.43〜49 | |
中国の篆刻家とその名品 | 印の歴史と名品について理解する | テキストP.50〜 101 | |
大和古印 | 印の歴史と名品について理解する | テキストP.102〜 105 | |
日本の篆刻家とその名品 | 印の歴史と名品について理解する | テキストP.106〜 118 | |
〈篆刻の技法〉 篆刻の手順と篆刻三法 |
篆刻の技法を身につける | テキストP.121〜 129 | |
篆刻の用具用材 | 篆刻の技法を身につける | テキストP.130 | |
作業工程 | 篆刻の技法を身につける | テキストP.131〜 174 | |
摹刻 | 篆刻の技法を身につける | テキストP.175〜 180 | |
〈印の種類とその形式〉 印材について |
篆刻に関する知識を身につける | テキストP.199〜 201 | |
印文の配列について | 篆刻に関する知識を身につける | テキストP.202 | |
印の種類について | 篆刻に関する知識を身につける | テキストP.203〜 211 | |
様式別、文字数別の作品 | 篆刻に関する知識を身につける | テキストP.213〜 215 | |
〈字典と印譜〉 字典について |
篆刻に関する知識を身につける | テ キ ス トP.135 、 219 | |
古璽印譜、明清名家の印譜 | 篆刻に関する知識を身につける | テキストP.219〜 221 | |
試験 |