最終更新日:2024年2月26日

1年次入学生:1年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
文学部 文学科

U196

メディア論入門

情報の本質を知り、社会のあり方を考えよう

単位条件

通信 1単位 面接 1単位

教員

坂本 俊

履修条件

なし

到達目標

インターネットが世界を覆う現代、メディア環境は大きく変化しています。新聞、テレビ、ラジオ、書籍、映画、舞台に加えて、ネットによるさまざまな情報に至るまで、私たちはメディアに囲まれ、メディアに大きな影響を受けて、日々を暮らしています。メディアの歴史を知り、その本質について考察するとともに、社会のあり方にも、考えを広げていきましょう。

学習成果

1.社会や世界の見方を学ぶ
2.情報の流れの仕組みを理解する
3.各メディアの歴史と現在の状況を理解する
4.メディアとのより良い接し方を学ぶ
5.メディアリテラシーの大切さを理解する

テキスト教材

橋元良明『メディアと日本人』(岩波新書)
森達也『たったひとつの「真実」なんてない』(ちくまプリマ—新書)

評価の要点

社会や世界について、どれだけ日常的に注意を持って接しているかが問われます。テキストやプリントを読み込んだうえで、自分の頭で考えてください。深く考えてください。

評価方法と採点基準

レポート・スクーリング両方が合格後、総合的に評価します。
「評価の要点」に基づいて採点します。レポートはテキストをどれだけ読み込んでいるか、そこからどれだけ自分が考える要素を引き出し、思索を深めているかを重視します。試験をスクーリング中に実施しますが、授業をしっかりと聴いて、やはり自分の考えを深められたかを確認したいと考えています。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

テキストを読むとメディアの歴史は、実は日本の歴史とも重なっていることに気づくはずです。自分たちが今、接しているメディアがどのようにして成り立っているのかを考えながら読んでください。
スクーリングでは、新聞のコピーやレジュメも配付し、多角的にメディアについて考えたいと思います。楽しくやりたいです。

レポート課題

提出数 1

第1課題

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

橋元良明「メディアと日本人 変わりゆく日常」(岩波新書)、あるいは、森達也『たったひとつの「真実」なんてない』(ちくまプリマ—新書)を読んで、新しく発見したことを明記したうえで、日本のメディアの現在の状況について考えたことを論理的に論述してください。

・文章は「です・ます」調ではなく、「だ・である」調で書いてください。
・引用は必ずわかるように「 」で記してください。
・最初に結論(テーマ、主張、言いたいこと)を書いてください。
・論理的に説明してください。感情的な表現や好悪の表明は不要です。
・段落構成(改行)を適切にしてください
・センテンス(一文)を長くしないでください。
・具体例や自分の経験を書くと主張に説得力が増します。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
在宅レポート 日本における近代メディア史・1 歴史的メディア観 教科書 P1-20
在宅レポート 日本における近代メディア史・2 歴史的メディア観 教科書 P21-48
在宅レポート メディアの利用実態・1 事実把握力 教科書 P49-69
在宅レポート メディアの利用実態・2 事実把握力 教科書 P70-94
在宅レポート メディアの影響(メディアと暴力) 事実洞察力 教科書 P95-114
在宅レポート メディアの影響(メディアと子供) 事実洞察力 教科書 P114-144
在宅レポート ネット世代の心模様 洞察力 教科書 P145-176
在宅レポート メディアの未来 想像力 教科書 P177-195
スクーリング授業 表現の自由とは何か・1 思考力 プリント配付
スクーリング授業 表現の自由とは何か・2 思考力 プリント配付
スクーリング授業 表現の自由とは何か・3 思考力 プリント配付
スクーリング授業 表現の自由とは何か・4 思考力 プリント配付
スクーリング授業 文学とジャーナリズム・1 読解力 プリント配付
スクーリング授業 文学とジャーナリズム・2 読解力 プリント配付
スクーリング授業 総括 社会と表現について
考える力
プリント配付
試験
スクーリングの内容を踏まえて、メディアについて考えたことを論理的に述べてください。論述にあたっては最初にテーマを明記して論述してください。