最終更新日:2024年2月26日

1年次入学生:3年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
教職課程

K003

教育心理学(中・高・養護教職)

心理学的な観点から教育を理解する

単位条件

通信 2単位

教員

猿渡 知子

履修条件

なし

到達目標

教育という営みや学習者を心理学的に理解する視点を得て、質の高い教育実践に資することを目標とする。

学習成果

・発達の過程にある学習者を理解することができる。
・学習という事象および教育という営みについて心理学的にとらえることができる。
・効果的な教育実践や教育現場における諸問題への対応について理論的に考えることができる。

テキスト教材

榎本博明『わかりやすい教育心理学』(サイエンス社)2021

参考図書

鎌原雅彦・竹綱誠一郎『やさしい教育心理学 第5版』(有斐閣アルマ)2019
中澤潤『よくわかる教育心理学 第2版』(ミネルヴァ書房)2022

評価の要点

レポート:テキスト教材や参考書によって着実に学び、基礎的な知識を身につけているか。
科目終了試験:教育心理学の理論や用語を正確に理解しているか。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価する。
科目終了試験は、教育心理学の基礎的な理論や知見について、必要な用語を正しく用いて適切に説明できるかを基準に評価する。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

・学習範囲を熟読し、参考書等も参照して、学ぶべき内容を正しく理解してください。
・他の科目の学習内容と関連する部分も多くあります。人が発達し学んでいく過程とそれを支える教育について、様々な知識を結びつけながら理論的にとらえていってください。

レポート課題

提出数 2

第1課題

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

人の認知発達について、ピアジェの理論に基づき具体例を挙げて説明してください。

第2課題

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

外発的動機づけと内発的動機づけについて具体的な例を含めて説明し、それぞれの動機づけの長所と短所を述べてください。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
教育心理学とは 教育心理学の位置づけを理解する 第1章 (p.1~9)
心の発達 発達に影響する要因と発達段階について理解する 第2章 (p.11~32)
言語・思考・記憶の発達1 言語と思考の発達について理解する 第3章 3.1~3.2 (p.33~48)
言語・思考・記憶の発達2 記憶の発達について理解する 第3章3.3 (p.48~56)
知的能力の発達 知能のとらえ方について知り、学業成績に影響する要因を理解する 第4章 (p.57~74)
自己意識の発達 自己に関する意識の発達について理解する 第5章 (p.75~94)
社会性の発達 人間関係や社会生活に関する考え方や行動の発達について理解する 第6章 (p.95~108)
学習に関する理論 学習という事象を心理学的にとらえ、その諸理論を理解する 第7章 (p.109~122)
学校教育における学習 学習の形式・方法について知り、学習効果との関連を理解する 第8章 (p.123~140)
学習の動機づけ1 動機づけに関する理論や知見について理解する 第9章 9.1~9.2 (p.141~154)
学習の動機づけ2 動機づけに関わる要因について理解する 第9章 9.3~9.4 (p.154~160)
パーソナリティの理解1 パーソナリティをとらえる諸理論について理解する 第10章 10.1~10.3 (p.161~180)
パーソナリティの理解2 パーソナリティの測定について理解する 第10章10.4 (p.180~188)
不適応とその対応 教育現場の諸問題について知り、その背景となり得る個人の特性を理解する 第11章 (p.189~204)
教育評価 教育評価の種類と特徴を知り、学習意欲への影響について理解する 第12章 (p.205~218)
試験
教育心理学の基礎的な理論や知見を正しく理解し、課題に関連する用語を適切に用いて過不足なく説明できるかを基準に評価する。