最終更新日:2024年3月12日

1年次入学生:2年 3年次編入学生:4年 短期大学部:-
文学部 文学科

U162

社会心理学入門

社会心理学の視点から自己・他者・集団を理解する

単位条件

通信 2単位

教員

吉澤 英里

履修条件

なし

到達目標

この授業では以下のことを目指します。1)社会心理学の基本的な知識を身につける。2)身の回りで起こっている事象を社会心理学の知識を用いて理解できる。
これらの到達目標は、ディプロマ・ポリシーの教育目標(2)及び学修成果(3)に関連するものです。

学習成果

この授業では上記の到達目標に達することが期待されます。そのため、学習成果としては身につけた社会心理学の知識をもとに、身の回りで起こっている出来事を理解できるようになることが考えられます。

テキスト教材

池上知子・遠藤由美『グラフィック社会心理学 第2版』(サイエンス社)2008

参考図書

テキスト教材の章末に紹介されている参考図書を参考にしてください。

評価の要点

社会心理学は心理学の中でも非常に身近な事象を扱っていることが多いです。そのため、「実感を伴った理解」がなされているかを評価します。
社会心理学の理論や概念について自らの体験等を例にして説明できるようになることを目指してください。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価します。
科目終了試験では、社会心理学の各テーマにおける基礎的な知識が理解できているか、日常生活で出会う疑問や問題について社会心理学の基礎知識をふまえて考察することができているかを主に評価します。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

テキストや参考書をよく読んで、まずは社会心理学の基礎知識を身につけることが重要です。それに加えて、身につけた知識をふまえて、社会や身の回りで起きている様々な問題について、社会心理学の知識を用いて自分なりに考えることも重要です。

レポート課題

提出数 2

第1課題

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

「対人認知の歪み」「社会的推論の歪み」「自己認知の歪み」の中からひとつを選び、具体例を添えて解説しなさい。

第2課題

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

個人が他者や集団から受ける影響にはどのようなものがあるか? 具体的な出来事やニュース等を一つあげ、なぜ、それが生じたのかを社会心理学の理論や概念を用いて説明しなさい。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
社会心理学とは
社会心理学の課題と基本的な理論について理解する
社会心理学の前提を理解する テキスト pp.2-13
対人認知
印象形成・対人記憶・対人認知の特徴・個人差について理解する
知識を身につける テキスト pp.18-42
社会的推論
帰属・推論の特徴について理解する
知識を身につける テキスト 43-65
態度
態度の定義と説得コミュニケーションの特徴について理解する
知識を身につける テキスト pp.67-88
感情
感情の理論と感情がもたらす影響について理解する
知識を身につける テキスト pp.89-110
自己認知
自己概念の特徴について理解する
知識を身につける テキスト pp.111-134
自己評価
自尊感情と自己評価の特徴とそれにかかわる要因について理解する
知識を身につける テキスト pp.135-155
自己と動機づけ
自己認識にかかわる動機づけについて理解する
知識を身につける テキスト pp.157-176
これまでの振りかえり(1)
これまでの内容の定着を図る
社会心理学の知識をもとに自他に関わる事象について説明ができる。 テキスト pp.2-176
対人行動
自己開示・援助行動・攻撃について理解する
知識を身につける テキスト pp.177-202
人間関係
人間関係の成立から崩壊にかかわる理論を理解する
知識を身につける テキスト pp.203-226
集団と個人
集団のダイナミクスと関連する理論について理解する
知識を身につける テキスト pp.227-252
健康と幸福
幸福とは何か、ストレスとは何かについて理解する
知識を身につける テキスト pp.253-272
文化と人間
社会心理学における文化差の視点を理解する
知識を身につける テキスト pp.273-294
これまでの振りかえり(2)
これまでの内容の定着を図る
自他及び集団に関わる事象について社会心理学の知識を用いて説明ができる。 テキスト pp.2-294
試験
第1回〜第15回の内容に基づいてレポート作成と科目終了試験をします。