最終更新日:2024年4月16日
D117
ソーシャルワーク論Ⅱ
ソーシャルワークの実践と価値、知識、技術単位条件
通信 6単位教員
履修条件
なし
到達目標
クライエントの人間的な価値を尊重しつつソーシャルワークが実践できる。
学習成果
ソーシャルワークを実践する場合、その根拠となる方法を身につけることができる。
テキスト教材
新・社会福祉士養成講座『相談援助の理論と方法I』第3版(中央法規出版)2015
新・社会福祉士養成講座『相談援助の理論と方法II』第3版(中央法規出版)2015
参考図書
新・社会福祉士養成講座『相談援助の基盤と専門職』(中央法規)
評価の要点
テキストをしっかり読み、的確に理解されていること。
レポートは、教科書や参考書の丸写しや要約ではなく、それらを読み、内容について調べ、考えてあること。
課題で求められていることが整理された形で述べられていること。
字数制限を守り、誤字・脱字・変換ミスがないこと。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポートは、上記の「評価の要点」に従い評価する。
科目終了試験は〇×式問題の配点を40点、記述式の問題の配点を60点とする。
〇×式問題では正確な知識が問われるので、よく問題文を読んで回答すること。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
事例を想定したり、自分の身のまわりのことに関心を配って、それらと結びつけて理解を深め、関心を広げてください。
レポート課題
提出数 6第1課題
第1設題
ソーシャルワークの代表的なモデルである1治療モデル2生活モデル3ストレングスモデルのそれぞれについて、提起された年代、提唱者、背景にある学問や文化の潮流に触れながら、特徴を述べなさい。
第2課題
第1設題
傾聴の目的及びいくつかの技法を挙げ、傾聴がクライエントに与える影響について説明しなさい。
第3課題
第1設題
レジデンシャル・ソーシャルワーカーに求められる役割をエンパワーメント・アプローチに関連させて論ぜよ。
第4課題
第1設題
グループを活用した援助方法について、グループワークの実践モデル(社会諸目標モデル等)と関連させて論ぜよ。
第5課題
第1設題
コミュニティ・ベースド・ソーシャルワーカーに求められる役割を、ネットワーキングとソーシャルアクションに関連させて論ぜよ。
第6課題
第1設題
相談援助の展開とスーパービジョン・コンサルテーションの関連性について論ぜよ。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
社会福祉とは | ソーシャルワークの価値、知識、技術。 | (Ⅰ)1章 | |
相談援助の歴史(Ⅰ) | 確立期から世界恐慌まで。 | 相談援助の源流 | |
相談援助の歴史 (Ⅱ) | 発展期から現代まで。 | 思想的背景。 | |
相談援助の理念(Ⅰ) | クライエントの価値と実現 | (Ⅰ)4章 | |
相談援助の理念 (Ⅱ) | クライエントの観点 | 〃 | |
実践モデルとアプローチ(Ⅰ) | クライエントと社会状況の変化。 | (Ⅱ)6章 | |
実践モデルとアプローチ (Ⅱ) | 実践理論の裏づけ。 | 〃 | |
ケースカンファレンスの技術 | 課題を担当者で討議。 |
(Ⅱ)10章 | |
ジェネラリスト・ソーシャルワークとは | ソーシャルワークの統合。 | (Ⅱ)6章 | |
人と環境の交互作用 | 交互作用、変化へ | (Ⅰ)3章 | |
相談援助のための介入の技術 | 介入の方法。 | (Ⅰ)10章 | |
モニタリング、再アセスメント | 経過、観察、課題掘り起しの実際。 | (Ⅰ)6章 | |
コミュニケーションの技術 | コミュニケーションの知識と信頼関係の構築。 | (Ⅰ)12章 | |
事例分析 | 事例研究に基づく分析。 | (Ⅱ)13章 | |
相談援助の実際 | 分析を実践に繋げる。 | (Ⅱ)14章 | |
相談援助とは何か 相談援助における対象の理解・相談援助の構成要素について学ぶ |
相談援助の基本を習得する | 相談援助の理論と方法Ⅰ 第1章、相談 援助の理論と方法II 第1章 | |
相談援助とは何か 相談援助の構造と機能について学ぶ |
「人」のとらえ方、人と環境の関係、ソーシャルワークの機能を習得する | 相談援助の理論と方法Ⅰ 第2章 | |
相談援助とは何か 人と環境の交互作用について、システム理論について学ぶ |
人と環境の交互作用をシステム理論とともに習得する | 相談援助の理論と方法Ⅰ 第3章 | |
相談援助における援助関係 ソーシャルワーカーの自己覚知の必要性について |
援助関係の形成の方法とソーシャルワーカーの自己覚知の重要性を習得する | 相談援助の理論と方法Ⅰ 第4章 | |
相談援助の展開過程 ケース発見〜プランニング・支援の実施までの各段階の内容とソーシャルワーカーの配慮 すべき内容を学ぶ |
相談援助の展開過程の具体的な内容を段階ごとに整理し、習得する | 相談援助の理論と方法Ⅰ 第5章・第1 | |
相談援助の展開過程 モニタリング〜終結までの各段階の内容とソーシャルワーカーの配慮すべき内容を学ぶ |
相談援助の展開過程の具体的な内容を段階ごとに整理し、習得する | 相談援助の理論と方法Ⅰ 第6章・第1 1章 | |
アウトリーチについて 現代社会におけるアウトリーチの必要性について、福祉事象と絡めて理解する |
アウトリーチの重要性を理解し、方法について習得する | 相談援助の理論と方法Ⅰ 第7章 | |
アセスメントについて ソーシャルワークにおけるアセスメントの特性やアセスメントツール、情報の使い方について学ぶ |
アセスメントにおける具体的な援助内容を習得する | 相談援助の理論と方法Ⅰ 第5章・第9 章 | |
面接について 面接の意義・目的・展開・姿勢・技術について学ぶ |
面接技術・コミュニケーション技術を習得する | 相談援助の理論と方法Ⅰ 第12章 | |
記録について 記録の意義・種類・活用・倫理的配慮について学ぶ |
記録の技術を習得する | 相談援助の理論と方法Ⅰ 第13章 | |
グループを活用した相談援助について グループワークの意義・展開過程・自助グループについて |
グループワークの内容、技法を習得する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第3章 | |
ケースマネジメントについて ケースマネジメントの意義・目的・特徴について |
ケースマネジメントの技術を習得する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第2章 | |
コーディネーションとネットワーキングについて 対人援助におけるコーディネーションとその方法と技術について ネットワーキングの意義・目的・方法について |
コーディネーション技術とネットワーキングの技術を習得する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第4章 | |
スーパービジョンとコンサルテーションについて 援助過程におけるスーパービジョンとコンサルテーションの意義と目的について |
スーパービジョンとコンサルテーションの意義目的を学び、必要性を理解する | 相談援助の理論と方 法Ⅱ 第9章 | |
ソーシャルアクションについて ソーシャルアクションの内容と、アドボカシーとの関係について |
ソーシャルアクションの必要性と内容を習得する | 相談援助の理論と方 法Ⅱ 第5章 | |
社会資源の活用・調整・開発について 社会資源とは何か、その必要性、活用・調整・開発の方法について学ぶ |
社会資源の活用・調整・開発の方法とソーシャルアクションの関連性を理解する | 相談援助の理論と方 法Ⅱ第5章 | |
社会資源の活用・調整・開発について ソーシャルアクションとの関連性を学ぶ |
社会資源の活用・調整・開発の方法とソーシャルアクションの関連性を理解する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第5章 | |
実践モデルとアプローチ方法 治療モデル・生活モデル・ストレングスモデルについて |
実践モデル・アプローチの内容を理解する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 6章 | |
実践モデルとアプローチ方法 エンパワメントアプローチについて |
実践モデル・アプローチの内容を理解する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第8章 | |
実践モデルとアプローチ方法 ナラティブアプローチについて |
実践モデル・アプローチの内容を理解する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第8章 | |
実践モデルとアプローチ方法 ジェネラリストソーシャルワークについて |
実践モデル・アプローチの内容を理解する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第6章 | |
実践モデルとアプローチ方法 心理社会的アプローチについて |
実践モデル・アプローチの内容を理解する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第7章 | |
実践モデルとアプローチ方法 機能的アプローチについて |
実践モデル・アプローチの内容を理解する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第7章 | |
実践モデルとアプローチ方法 問題解決アプローチについて |
実践モデル・アプローチの内容を理解する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第7章 | |
実践モデルとアプローチ方法 課題中心アプローチについて |
実践モデル・アプローチの内容を理解する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第7章 | |
実践モデルとアプローチ方法 危機介入アプローチについて |
実践モデル・アプローチの内容を理解する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第7章 | |
実践モデルとアプローチ方法 行動変容アプローチについて |
実践モデル・アプローチの内容を理解する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第7章 | |
相談援助におけるケースカンファレンスの技術 ケースカンファレンスの意義・目的・展開過程 ケースカンファレンスの実際について |
ケースカンファレンスの内容について理解する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第10章 | |
相談援助における個人情報の保護 個人情報の保護の考え方、保護の方法について |
個人情報保護について、社会福祉士の守秘義務とともに理解する | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第11章 | |
事例研究・事例分析 事例研究の目的と意義・方法について |
ケースを読み解く力を身に着ける | 相談援助の理論と方法Ⅱ 第13章 | |
試験 社会福祉士国家試験を見据えた内容を準備しています。よく勉強しておいてください。 全般的な知識が必要です。○×方式含む。 |
スクーリング受講についての準備物・連絡事項
担当教員が異なるため、第1〜第2課題と第3〜第6課題は分けて提出してください。
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