最終更新日:2024年4月5日

1年次入学生:- 3年次編入学生:- 短期大学部:1年
短期大学部 保育科

N195

幼児と音楽表現B

音楽を活かした表現を創造し、子どもと遊ぶ力の基礎としよう

単位条件

面接 1単位

教員

小畑 秀樹

履修条件

なし

到達目標

(1)目的
乳幼児期に育みたい資質能力を理解し、子どもの感性や創造性を豊かにする音楽を通した、表現あそびの基本知識や技能を修得し、乳幼児期の表現を支える音楽的感性を高めることを目的とする。
(2)到達目標
1.幼児の遊びや生活における領域「表現」の位置付けについて説明できる。
2.身の回りの音への関心や、身近な素材に興味を持ち、様々な表現の楽しさを体験することから、保育者としての感性を豊かにし、乳幼児期
の表現を支える基礎とすることができる。
3.乳幼児の表現の姿や発達を理解し、音楽表現における技能の基礎を実践的に修得し、分析することができる。
4.音楽の基礎的な理論を理解し、乳幼児の表現活動に展開させることができる。
(3)ディプロマポリシーとの関連
1.子どもの成長・発達を理解し、一人ひとりの子どもに適切な援助をすることの基礎を身につける。
2.表現技能・創造する力を修得し、子どもの表現を創造する過程を援助することへの基礎とする。

学習成果

(1)幼児の遊びや生活における領域「表現」の位置付けについて説明できる。
(2)身の回りのものを体の諸感覚で捉え、素材の特性を生かした表現ができる。
(3)表現することの楽しさを実感するとともに、楽しさを生み出す要因について分析することができる。
(4)音楽の基礎的な知識技能を生かし、音を生かす表現へと結びつけて考えることができる。

テキスト教材

スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
ただし、以下のテキスト教材を使用予定(各自で準備)
・小畑秀樹・渡辺明子・春日保人・森岡紘子『音楽の理論と表現 保育者・教師をめざすあなたへ』(共同音楽出版)2020
・音楽I研究室編『子どもと歌おう!《新版》幼児とともに』(聖徳大学出版部)
・厚生労働省『保育所保育指針』(フレーベル館)2018
・文部科学省『幼稚園教育要領解説』(フレーベル館)2018
・内閣府・文部科学省・厚生労働省『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』(フレーベル館)2018

評価の要点

楽譜の読み方の基礎を理解し音楽表現に活かすことができる。
保育者としての歌唱表現方法を理解し音楽表現に活かすことができる。
乳幼児期の表現を支える音楽表現をまとめ、自らの考えを述べることができる。

評価方法と採点基準

楽譜の読み方に関する確認テスト(30%)
歌唱発表(30%)
授業内の課題およびレポート(40%)

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

小学校および中学校における基礎的な音楽理論を理解してから受講することが望ましい。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
ガイダンス/保育現場と音楽について知る/基本的な記譜法を学ぶ 記譜法 音楽の理論と表現 pp.6-22、30分
音名を知る/全音と半音を理解する/異名同音を理解する 音の高さに関わる読譜力 音楽の理論と表 現pp.23-27、 pp.40-47、30分
変化記号(調号・臨時記号)の効力を理解する 音の高さに関わる読譜力 音楽の理論と表現 pp.48-53、30分
音符と休符を理解する/リズムを表現する 基礎的なリズム表現力 音楽の理論と表現 pp.28-31、30分
拍子記号を理解する 拍子を踏まえたリズム表現力 音楽の理論と表現 pp.32-39、30分
音階と調号を理解する 調号を理解する力 音楽の理論と表現 pp.71-84、30分
楽譜の読み方のまとめ 基礎的な読譜力 音楽の理論と表現 pp.6-84、30分
保育者と幼児の歌唱表現 歌唱技術 音楽の理論と表現 pp.119-124、30 分
子どものうたを歌おう! 歌唱技術 幼児とともに(知っ ている曲を歌う)、 30分
子どものうたを歌おう!(まとめ) 歌唱技術 幼児とともに(知っ ている曲を歌う)、 30分
「育みたい資質・能力」「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」「領域 “表現”」について 育みたい資質・能力への理解 音楽の理論と表現 pp.6-16 、幼 稚 園 教育要領等の「総則」 「表現」、30分
音への感受性を磨く 音感受力 音や音楽から受ける イメージを意識す る、30分
身の回りの音に気がつく 音の原理への理解力 身の回りにある音を 意識する、30分
音楽的表現を創造する 音楽的表現力 音と音との重なりを 意識する、30分
総まとめ 乳幼児期の表現を支える音楽的感性 音楽を通した遊びを 考える、30分
試験
「評価の要点」「評価方法と採点基準」に基づく。