最終更新日:2024年3月6日

1年次入学生:2年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
教育学部 児童学科

W048

社会福祉学Ⅰ

社会福祉的な見方・考え方を修得するために

単位条件

通信 2単位

教員

小田桐 忍

履修条件

なし

到達目標

1.今日の社会状況と社会福祉の課題について理解できる。
2.社会福祉の理念、歴史、法制度、具体的なサービス及び実施機関について説明できる。
3.社会福祉の専門職とその専門性について把握できる。

学習成果

まず、社会福祉とは何かについて、概念と理念を理解する。次に、社会福祉のあり方への接近方法として、社会福祉の歴史的展開について学習し、今日の福祉ニーズを考察し、それらのニーズに対応する諸分野の福祉施策及び実施機関についての理解を深める。さらに、社会福祉援助の原理及び援助形態について把握する。
1.現代社会と福祉問題
2.日本国憲法と社会福祉の理念
3.諸外国の社会福祉のあゆみ
4.日本の社会福祉のあゆみ
5.社会福祉ニーズと把握方法
6.児童福祉・障害者福祉
7.高齢者福祉・母子および寡婦福祉
8.生活保護
9.社会福祉サービスの供給方法
10.地域福祉の概観
11.社会福祉従事者と専門職倫理
12.ソーシャルワーク実践
13.社会福祉の法としくみ
14.社会保障および関連制度
15.近年の社会福祉施策の動向

テキスト教材

西村昇・日開野博・山下正國編著『社会福祉概論(最新版)』(中央法規)

参考図書

厚生統計協会『国民の福祉と介護の動向(各年度版)』
厚生労働省編『厚生労働白書(各年度版)』
各出版社の社会福祉関連法規集(いわゆる社会福祉六法)

評価の要点

レポート評価の要点
1.課題が何を求めているかについて把握する。
2.テキストを吟味熟読する。
3.他の参考文献も閲覧し、理解を深める。
4.単なるテキストの要約ではなく、自分の言葉で客観的に論述する。
5.読む側を想定し、丁寧な記述がなされている。
6.誤字・脱字がない。
科目終了試験評価の要点
1.テキストを吟味熟読し、要点を暗記・説明できる。
2.採点する側を想定し、丁寧な記述がなされている。
3.誤字・脱字がない。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価します。
レポートは聖徳大学の評価の観点に従います。科目終了試験は正誤問題・穴埋問題・論述問題を通して客観的に採点します。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

テキストを熟読するとともに、テキストに示されている参考文献も読むことが大切です。とは言え、日々の生活の中で勉強時間を確保するこ
とは容易ではありません。どうぞ健康に留意し、聖徳大学での学びを深めてください。

レポート課題

提出数 2

第1課題

横書きパソコン印字可
[1600]

第1設題

1990年代以降、社会の変容に伴ってどのような福祉問題が顕在化してきたかを論じなさい。

第2課題

[1600]

第1設題

老人・児童・障害者福祉など一福祉領域を取りあげ、二つの地方自治体(市や区)の福祉サービスについて調べ、比較検討しなさい。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
家族・地域社会の変化と福祉問題 社会の変容と福祉問題を理解する力 pp.2〜8
社会福祉とは 福祉の概念・理念を理解する力 pp.7〜22
諸外国における社会福祉のあゆみ 社会福祉の歴史を理解する力 pp.23〜38
日本における社会福祉のあゆみ 社会福祉の歴史を理解する力 pp.39〜52
社会福祉ニーズの変容と福祉ニーズの把握 社会福祉ニーズを理解する力 pp.53〜66
児童福祉・障害者福祉サービスの概観 児童福祉・障害者福祉サービスを理解する力 pp.68〜96
高齢者福祉・母子及び寡婦福祉サービスの概観 高齢者福祉・母子及び寡婦福祉サービスを理解する力 pp.97〜114
生活保護 生活保護法を理解する力 pp.115〜126
社会福祉サービスの供給方法 サービス提供のしくみを理解する力 pp.127〜138
地域福祉の推進と課題 地域福祉について理解する力 pp.139〜156
社会福祉の担い手と専門職の専門性 社会福祉専門職を理解する力 pp.157〜182
ソーシャルワークの技術と実践展開 ソーシャルワーク技術を理解する力 pp.183〜200
社会福祉の法律と行政・民間機関 社会福祉の法としくみを理解する力 pp.201〜228
社会保障の理念と社会保険 社会保障と関連制度を理解する力 pp.229〜250
福祉サービス提供の問題点と課題 社会福祉施策の動向を理解する力 pp.251〜262
試験
試験は正誤問題・穴埋問題・論述問題を通して客観的に採点します。