最終更新日:2024年3月29日

1年次入学生:3年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
文学部 文学科

U185

漢字かな交じり書法

現代感覚を生かす漢字かな交じり書

単位条件

通信 1単位

教員

輿水 英次

履修条件

なし

到達目標

古典に立脚した基本的な学習により、書法の異なる漢字と仮名をいかに調和させて書作品をまとめられるか、ここでは日本語を素材とした、現代感覚を生かした多彩な作品表現法を会得することを目標とする。

学習成果

(1)古典に立脚した創作作品の制作ができる
(2)詩、格言や俳句など、身近な日本語の文言を素材とした、書作品制作の表現法を会得できる。

テキスト教材

『漢字かな交じり書法』(改訂版)(聖徳大学通信教育部)

参考図書

大東文化大学書道研究所編『書道テキスト・第7巻・楷書』(二玄社)2007
大東文化大学書道研究所編『書道テキスト・第8巻・行草書』(二玄社)2007
『条幅名品選3 王鐸』(二玄社)1999
『中国法書選60 呉昌碩集』(二玄社)1990
『中国法書ガイド,15,16,20,24,26,31,32,34,46,47,48,60』(二玄社)

評価の要点

作品制作にあたって、漢字と仮名の自然な調和、明確な意図が示されているかがポイントとなる。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価する。
提出作品の内容を総合的に評価、また、授業を受ける姿勢、態度も評価する。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

漢字と仮名をうまく融合させるためには、履修済みの漢字仮名の基礎的な書法技術が大切である。不断の古典学習を心掛けたい。

レポート課題

提出数 1

第1課題

本誌巻頭6頁の「その他のレポート送付について」により送付して下さい。提出票・講評欄・設題名欄を添付してください。

縦書き手書きのみ

第1設題

レポート課題内容は配布教材内で指示します。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
ガイダンス。
漢字かな交じり書とは何か。漢字古典の書き下し文を教材にして、古典の書風に合わせた仮名の調和を学習する。
古典の観察力と表現力を養うことができる 学習手順の概略
漢字(楷書)とかなの調和をはかる、①
初唐の三大家のイメージを生かした表現をする
課題と調和した仮名を表現する創作力と端正な筆致 課題の復習
漢字(楷書)とかなの調和をはかる、②
初唐の三大家のイメージを生かした表現をする
課題と調和した仮名を表現する創作力と端正な筆致 課題の復習
漢字(楷書)とかなの調和をはかる、③
北魏の楷書のイメージを生かした表現をする
課題と調和した仮名を表現する創作力と力強い筆致 課題の復習
漢字(楷書)とかなの調和をはかる、④
北魏の楷書のイメージを生かした表現をする
課題と調和した仮名を表現する創作力と力強い筆致 課題の復習
漢字(行書)とかなの調和をはかる、①
王羲之のイメージを生かした表現をする。
課題と調和した仮名を表現する創作力と流暢な筆致 課題の復習
漢字(行書)とかなの調和をはかる、②
王羲之のイメージを生かした表現をする。
課題と調和した仮名を表現する創作力と流暢な筆致 課題の復習
漢字(行書)とかなの調和をはかる、③
宋の四大家のイメージを生かした表現をする。
課題と調和した仮名を表現する創作力と流暢な筆致 課題の復習
漢字(行書)とかなの調和をはかる、④
宋の四大家のイメージを生かした表現をする。
課題と調和した仮名を表現する創作力と流暢な筆致 課題の復習
漢字(行草書)とかなの調和をはかる、①
明清の行草書のイメージを生かした表現をする。
課題と調和した仮名を表現する創作力と流暢な筆致 課題の復習
漢字(行草書)とかなの調和をはかる、②
明清の行草書のイメージを生かした表現をする。
課題と調和した仮名を表現する創作力と流暢な筆致 課題の復習
詩、格言や俳句などを書く、①
古典のイメージを生かした表現の草稿を作成する。
課題と調和した仮名を表現する創作力と重厚な筆致 課題の復習
詩、格言や俳句などを書く、②
古典のイメージを生かした表現の作品制作をする。
課題と調和した仮名を表現する創作力と重厚な筆致 課題の復習
詩、格言や俳句などを書く、③
古典のイメージを生かした表現の作品制作をする。
課題と調和した仮名を表現する創作力と重厚な筆致 課題の復習
まとめ
漢字とかなの交じり書の作品制作の総括
自由で美的感覚の高い表現力と創作力が身につく 課題の復習
試験