最終更新日:2024年4月23日

1年次入学生:3年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
教職課程

K048

社会科・公民科教育法Ⅱ

楽しい授業とは何かを考えよう

単位条件

通信 1単位 面接 1単位

教員

小田桐 忍

履修条件

【スクーリング条件】「社会科・公民科教育法I」を履修済みであること(科目等履修生を除く)。

到達目標

①中学校社会科(公民的分野)、高等学校公民科(政治経済・倫理社会)の到達目標、学習内容、学習指導要領の趣旨を理解している。
②公民科の教員として現在必要とされている基本的な知識や資質を修得している。
③教材研究を怠ることなく、その成果を常に学習指導案及び授業に反映している。

学習成果

①公民科教育における到達目標、学習内容、学習指導要領の趣旨を説明できる。
②公民科教育に必要な基本的な知識を理解できる。
③学習指導案を作成し、それに基づいた授業を実践できる。

テキスト教材

島村勇二『社会科教育法I・II』(聖徳大学通信教育部)
『高校政治経済』(実教出版)2018
『倫理』(実教出版)2018

参考図書

①学習指導要領および解説(最新版:文部科学省ホームページよりダウンロード可)
②用語集(分からない用語や人名はその都度確認するようにしたい)
③資料集(写真や図表を見れば直面する問題に対する新たな地平が切り拓かれる)
④出版社の目録(名著の内容がコンパクトにまとめられている)
⑤図書館所蔵の関連書目(最高学府のレポートを仕上げるとき、テキスト教材の参照だけで終わらせてほしくない)

評価の要点

レポートとスクーリングの結果をふまえて総合的に評価する。

評価方法と採点基準

レポートとスクーリングの両方が合格した後、総合的に評価する。
○レポート
・テーマの内容を理解している。
・自分自身の言葉で表現している。
・適切な日本語でレポートを執筆している。
○スクーリング
・模擬授業の準備に積極的に取り組んでいる。
・同僚との協働作業に進んで貢献している。
・完成した学習指導案を基に授業している。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

レポートの提出にあたっては、テキスト教材を吟味熟読し、疑問点やさらに詳しく調べたい点があれば、大学図書館や最寄りの公共図書館(市区町村立図書館を指します)などで関連する領域の書物を読む・調べるなどの作業(いわゆる “調べ学習”)を行ってください。そうした地道な努力の積み重ねによってしか実り豊かな成果は期待できません。また、本科目の性格上、生徒に教えることを念頭に、テキスト教材を丸写しするのではなく、内容を十分に理解した上で、自分自身の言葉で論述してください。模擬授業は、学習指導案を作成しながら行います。授業をどのように組み立てていくかを常に考えながら、将来の教育者としての自覚をもって臨んでください。

レポート課題

提出数 1

第1課題

下記の設題の中から1つ選択してください。

横書きパソコン印字可
[1600]

第1設題

社会科の推進においては、教師中心から、児童・生徒中心に転換することが大切であると言われています。このことについて社会科の科目としての原点にも言及しながら、あなたの授業構想を論述してください。

第2設題

テキスト教材などを参照して、仏教思想について説明してください。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
はじめにー公民、倫理・政治経済の目標ー 倫理政治経済の概

復習30分
学習指導要領の検討① -他者と共に生きる- 指導要領の意義 復習30分
学習指導要領の検討② -民主政治の本質- 指導要領の意義 復習30分
学習指導要領の検討③ -持続可能な社会の形成- 指導要領の意義 復習30分
指導計画の作成 指導計画の意義 復習30分
授業の実践事例① -中学校公民的分野- 授業方法 復習30分
授業の実践事例② -高校倫理・政治経済- 授業方法 復習30分
体験的学習の導入① -新聞記事から生命倫理を考える- 生命倫理 復習30分
体験的学習の導入② -裁判員になったら- 裁判員 復習30分
学習指導案の作成① -学習指導案作成の基礎- 指導案作成 復習30分
学習指導案の作成② -学習指導案の分析と改善- 指導案作成 復習30分
教材研究① -中学校公民的分野- 体験授業 復習30分
教材研究② -高校倫理・政治経済- 体験授業 復習30分
指導案及び教材の分析と改善 指導案の修正 復習30分
まとめ
試験