最終更新日:2024年3月12日

1年次入学生:1年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
児童学部 児童学科

B003

児童学の心理学的基礎Ⅰ

心の問題について理解しよう

単位条件

通信 2単位

教員

山口 創

履修条件

なし

到達目標

児童の心や行動の発達について、心理学的な理解の仕方ができるようになる。心の発達の過程で起こる、さまざまな心の問題とその対処法についても、心理学的な原因を理解し、心理的アセスメントや援助を行うことができるようになる。

学習成果

新生児期から思春期・青年期それぞれの心と行動の発達と、それぞれの時期に起こるさまざまな心理・行動的な問題について、心理学的観点から理解できるようになる。それに伴い、実際の保育や教育場面において、より適切な援助や介入が可能となり、子どもの性格やその背景にある家庭環境などについて客観的にアセスメントすることの必要性や、それらに対する対処法についても理解し実践できるようになること。

テキスト教材

『児童学の心理学的基礎I』(聖徳大学通信教育部)

参考図書

『幸せになる脳はだっこで育つ』(廣済堂)2013

評価の要点

テキストをよく読み、要点を的確に把握し、問題に対する的確な回答をするようにしましょう。

評価方法と採点基準

レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポート:各課題に対して表面的な記述にとどまらず、より深いレベルの理解をしていることが高得点となるよう採点する。
科目終了試験:S:特に優れた成績、A:優れた成績、B:一応要求を満たす成績、C:合格と認められる最低の成績、D:不合格

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

テキストをより深く理解するため、他の参考図書も読んで、理解を深めるようにしましょう。

レポート課題

提出数 2

第1課題

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

現代の子どもの心の問題が注目されて久しい。子どもの心の問題を解決するために、親子のスキンシップが注目されている。特に乳児期の親子のスキンシップは、子どもの心の成長にしたがって、どのような影響を及ぼすだろうか。

(注)下記の参考文献を参照すること。
『幸せになる脳はだっこで育つ』(廣済堂)2013
※課題名は冒頭の1行のみ記入すること。

第2課題

いずれか1設題を選択

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

子どもの心身症にはどのようなものがあるか。具体的に1つをあげて説明しなさい。

第2設題

子どもの知能検査を行う際に、注意すべき点についてあげなさい。

第3設題

子どものやる気を育てるためには、どのようにしたらよいか。行動療法の観点から説明しなさい。

第4設題

現代の子どもをとり巻く環境や家族の変化について説明しなさい。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
子どもの心の発達と性格(1) 子どもの性格について心理学的な立場から理解できる P6〜P10
子どもの心の発達と性格(2) 子どもの性格について2つの歴史的な捉え方を理解できる P10〜P11
フロイトの理論 精神分析の考え方から発達を理解できる P12〜P13
ピアジェの理論 ピアジェの理論から発達を理解できる P13〜P14
エリクソンの理論 エリクソンの理論から発達を理解できる
P14〜P17
スキンシップと心の発達 子どもの発達にとりスキンシップの果たす役割を理解できる 参考図書
子どもの心と行動の不適応 子どもの心と行動の不適応を理解できる P18〜P20
発達における心と行動の不適応(LD) 学習障害について理解する P20〜P22
発達における心と行動の不適応(ADHD) ADHDについて理解する P22〜P24
発達における心と行動の不適応(自閉スペクトラム症) 自閉症について理解する P24〜P26
子どもの心と体の問題(心身症) 心身症について理解する P44〜P45
子どもの心理検査 子どもの心理検査について理解する P64〜P71
子どもの心理検査以外のアセスメント その他のアセスメントについて理解する P71〜P72
子どもの知能検査 子どもの知能検査について理解する P55〜P57
子どもの行動観察 子どもの行動観察について理解する P58〜P60
試験