最終更新日:2024年7月1日

1年次入学生:3年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
教育学部 教育学科

W116

音楽科教育法

音楽の授業の教育法を学ぶ

単位条件

通信 1単位 面接 1単位

教員

八木 正一

履修条件

レポート提出後、スクーリングを受講する

到達目標

① 小学校学習指導要領音楽の目標・内容・内容の取扱いを理解することができる。
② 小学校音楽科の学習で、児童に身に付けさせたい基礎的・基本的な知識や技能等を理解できる。
③ 各学年の内容を指導する際の授業づくりのポイントを理解することができる。

学習成果

① 学習指導要領が示す音楽科の目標を、変遷の経緯を踏まえて説明することができる。
② 学習指導要領が示す各学年の目標や内容を、指導内容と関わって説明できる。
③ 各学年の基礎的・基本的な知識や技能の習得方法を身に付け、他者に伝えることができる。

テキスト教材

『最新 初等科音楽科教育法』(音楽之友社)
文部科学省『小学校学習指導要領解説 音楽編』

評価の要点

レポート及びスクーリング内容の理解度について到達目標を基準に評価する。

評価方法と採点基準

レポート・スクーリングの両方が合格後、総合的に評価する。
レポートは課題を正確に捉え、自分の考えが記述されているか、楽譜が正しく書けているかどうか、スクーリングでは授業内容を正しく理解できているかについて試験で評価する。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

テキストを読み取り、内容の理解を深めること。
学習指導案の収集・作成を行い、授業のイメージを膨らませること。

レポート課題

提出数 1

第1課題

⚠通信1単位/スクーリング1単位。通信1単位のレポートを提出した後、スクーリングを受講してください。「その他のレポート送付」(巻頭⑥頁)による。
⚠注意事項 ②楽譜課題は、歌唱パートとピアノ伴奏(2段)による3段組みの楽譜を書くこと。また、歌唱パートの下には歌詞を書き、右上には作詞、作曲者名を書くなど、確実に写譜すること。楽譜はテキストを参照する。

いずれか1設題を選択

横書きパソコン印字可
[1600]

第1設題

①文章課題:初等科音楽科教育の目標についての考えを、具体的な曲目や活動も入れてまとめなさい。2~3項目をつくってまとめること。
②楽譜課題:任意の五線紙を用いて次の曲の写譜を行いなさい。
「春が来た」

第2設題

①文章課題:「主題による題材構成」の観点で、学年を指定して、音楽科の年間指導計画を作成しなさい。題材名、題材のねらい、時間数、教材、領域のねらい、共通事項などを入れて使いやすく見やすい表にすること。指導計画作成の意図も書くこと。
②楽譜課題:任意の五線紙を用いて次の曲の写譜を行いなさい。
「ふるさと」

第3設題

①文章課題:「主題による題材」で学習指導案を作成しなさい。次の項目は必ず記入すること。
学年、題材名、指導目標、指導計画、本時の指導、評価
②楽譜課題:任意の五線紙を用いて次の曲の写譜を行いなさい。
「かたつむり」

第4設題

①文章課題:「歌唱意欲を味わわせる授業」を、学年を指定して、教材・発声法、歌唱方法について具体的にまとめなさい。
②楽譜課題:任意の五線紙を用いて次の曲の写譜を行いなさい。
「茶つみ」

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
ガイダンス 優れた音楽の授業の理解 レポートの作成
音楽科教育の目的と今日的課題 学習指導要領の理解 レポートの作成
教育課程と年間指導計画 学校全体の教育課程の理解 レポートの作成
共通教材の理解1・2年 共通教材の理解 レポートの作成
共通教材の理解3・4年 共通教材の理解 レポートの作成
共通教材の理解5・6年 共通教材の理解 レポートの作成
指導計画の作成と内容の取扱い 音楽的基礎の理解 レポートの作成
学習指導案の作成と評価 授業の構成要素の理解 学習指導案の作成
領域の指導と課題 歌唱 歌唱教材の理解 学習指導案の作成
領域の指導と課題 器楽 器楽教材の理解 学習指導案の作成
領域の指導と課題 音楽づくり 音楽づくりの理解 学習指導案の作成
領域の指導と課題 鑑賞 鑑賞教材の理解 学習指導案の作成
音楽科教育と道徳教育 道徳教育全体計画との関連 レポートの作成
音楽科教育と言語活動 学習指導要領の習得 レポートの作成
まとめ 授業の振り返り レポートの作成
試験
授業の最後に筆記試験を行います。具体的な内容は授業で指示します。