初等教科研究・専門体育Ⅰ／Ⅱ

小学校体育の基礎実技と指導法を学ぶ

単位条件

面接 2単位

教員

百瀬定雄

履修条件

小学校教諭免許取得希望者

到達目標

・小学校学習指導要領に示されている運動領域から、主として体つくり運動、なわとび運動、陸上運動、器械運動などの基礎的技能習得及びその指導法の観点を理解する。
・運動に自ら取り組み、その楽しさや喜びを味わいながら、自己の運動技能を高めると共に、その指導法のポイントを理解する。

学習成果

１．小学校学習指導要領にある運動領域を理解することができる。
２．各種運動の指導法に関して、運動感覚を徐々に高めていくスモールステップ式運動指導法を理解できる。
３．自ら運動を楽しみ、児童の学習に活かそうとすることができる。

テキスト教材

スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。

参考図書

文部科学省『学校体育実技指導資料第7集体つくり運動』(東洋館出版社)2010

評価の要点

１．実技試験は実技の習熟度を試験にて評価する。
２．実践に役立つ知識、技能が個人の力として身についているかを課題レポートなどで総合的に評価する。

評価方法と採点基準

スクーリングにて評価する。
評価の要点に基づいて総合的に評価する。
実技試験（80%）課題レポート（20%）

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

実技中心の授業のため、体調不良、怪我などをしている場合は受講しないでください。原則として、見学はできません。
試験は最終日に実施するとは限りませんので3日間出席してください。

備考・補足

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授業回数別教育内容	身につく資質･能力	学習範囲（予習・復習を含む）
ガイダンス１．授業の目的、内容、授業計画、評価の方法を理解する。２．体操の理解と実践（なの花体操）	授業内容の理解体操の目的・特徴理解	30分
体つくり運動１．各種のグループ作り２．体つくり運動・体ほぐしの運動実践	体つくり運動、グループ作りの理解と実践指導言語	30分
長なわとび運動の基本と発展技・長なわとび運動の基本の理解と集団リズムの理解・長なわとび運動のスモールステップ学習の実践	長なわとび運動の基本的理解と実践力	30分
短なわとび運動の基本と実践・短なわとび運動の技術理解・ジャンピングパネルを利用した短なわとび運動の実際	短なわとび運動の基本的理解と実践力	30分
器械運動（マット運動）の基本・マット運動の特性・基本技術をとらえる。・各種マット運動回転系の技に挑戦する。・前転系の技について、ビデオ映像から構造を理解できる。・より良い前転について理解し、必要な運動感覚について理解する。	マット運動の基本技術の理解と実践力	30分
器械運動（マット運動）の基本・側方倒立回転の習得について、運動感覚の高め方を習得する。・側方倒立回転習得のための場の工夫やスモールステップ式運動指導法の実践・前転系並びに側方倒立回転の試験	マット運動の基本技術の理解と実践力	30分
走・跳の運動・陸上運動（短距離走）の基本・陸上運動（短距離走・リレー）の特性をとらえる。・短距離走の計測（個人）・「歩き」から「走運動」への導入・短距離走の基本を学ぶ。（各種スタート方法と短距離走の基本的な走り方）	短距離走の基本技術の理解と実践力	30分
陸上運動（短距離走・リレー）の基本・各種バトンパスを行い、それぞれの実測値の違いを理解する。・工夫したバトンパスの方法をグループで話し合う。・工夫したバトンパスの方法を再度確認し合い、計測し合う。・最適なバトンパスの方法を学び合い、計測し合う。	リレーの基本的技術の理解と実践力	30分
創作ダンスの基本・身体部位を意識した動きを実践する。・ダンスステップを実践する。	創作ダンスの基本の理解と実践力	30分
体操の理解と実践・「海の体操」をおこなう。	体操の理解と実践力	30分
跳び箱運動の基本・跳び箱運動の運動構造を理解する。・基本課題の実際に取り組んでみる。	跳び箱運動の基本技術の理解	30分
跳び箱運動（開脚跳び）の基本・開脚跳びの運動構造を理解する。・開脚跳び習得のためのスモールステップ式運動指導法学習の実践と理解	跳び箱運動の基本技術の理解と実践力	30分
跳び箱運動（開脚跳びと閉脚跳び）の基本・開脚跳びの運動課題に取り組む。・閉脚跳び習得のための運動課題に取り組む。・補助の仕方を理解する。・評価：開脚跳び、閉脚跳び	跳び箱運動の基本技術の理解と実践力	30分
子どものフォークダンスの特徴と指導法・フォークダンスの基本の理解・フォークダンスの実践	フォークダンスの基本理解と実践力	30分
〈教室〉レポート作成	授業内容まとめ課題の明確化	60分
試験評価:各種運動における実践、最終レポート

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