最終更新日:2024年4月5日
D044
精神保健福祉援助技術演習
物語を通して学ぶ精神保健福祉ソーシャルワーク単位条件
面接 2単位教員
履修条件
(スクーリング受講要件)
精神保健福祉援助技術総論の修得が受講要件となる。レポート、スクーリングともに合格していること。また精神保健福祉援助技術各論のスクーリング受講とその合格が受講の必修条件となる。
到達目標
(1)目的
精神保健福祉関連科目との関連性も視野に入れ、精神保健福祉領域のソーシャルワーク実践にかかる技術の習得ができる。
(2)授業構成と達成目標
①精神保健福祉領域のソーシャルワーク実践モデル・アプローチにかかわる技術について学び、必要な技術の習得ができる。
②精神保健福祉領域のソーシャルワーク実践の支援課題にかかわる技術について学び、必要な技術の習得ができる。
③精神保健福祉領域の対象者別にみたソーシャルワーク実践かかわる技術について学び、必要な技術の習得ができる。
学習成果
(1)精神保健福祉領域のソーシャルワーク実践モデル・アプローチにかかわる技術の活用について具体策を検討し提案することができる。
(2)精神保健福祉領域のソーシャルワーク実践の支援課題にかかわる技術について具体策を検討し提案することができる。
(3)精神保健福祉領域の対象者別にみたソーシャルワーク実践かかわる技術について具体策を検討し提案することができる。
テキスト教材
スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
参考図書
新・精神保健福祉士養成講座『精神保健福祉援助演習(基礎・専門)』(中央法規出版)
評価の要点
①精神保健福祉領域のソーシャルワーク実践モデル・アプローチにかかわる技術が習得できているか。
②精神保健福祉領域のソーシャルワーク実践の支援課題にかかわる技術が習得できているか。
③精神保健福祉領域の対象者別にみたソーシャルワーク実践にかかわる技術が習得できているか。
評価方法と採点基準
スクーリングでの参加状況や内容の理解度を評価します。
3日間の演習で提示する数点の課題レポートの内容に、演習での取り組みを加味して評価します。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
物語(ケース)に沿って演習を展開していきます。精神障害を持つことで体験をする本人や家族の物語(ケース)について考え、自分なりに具体的にイメージして演習に臨んでください。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
ガイダンス 本科目を学ぶ目的・到達目標を理解する。 ・演習(基礎)を踏まえて演習(専門)にて学ぶ目的・目標が理解できるようになる。 ・ 各回の授業内容の説明から学習成果として何を身につけるか把握し、その習得が評価につながることを理理解する。 |
演習(専門)を受講する準備心構え。 | 配布資料 | |
第3回のケーススタディの方法としてブレインストーミング法を学ぶ。 ・ 具体的ないくつかのテーマを設定してグループにてブレインストーミング法を活用してアイディアの抽出とアイディアを整理しテーマについて検討する方法を学ぶ。 |
多様で多角的なアイディアの抽出、整理、テーマ検討。 | 配布資料 | |
地域移行支援についてブレインストーミング法を活用して検討する1 ・精神科病院に長期入院している患者の事例をもとに、個別ワークシートの課題に取り組む。 |
ケース検討能力 | 配布資料 | |
地域移行支援についてブレインストーミング法を活用して検討する2 ・ 個別ワークシートでの学習を踏まえて、グループにてブレインストーミング法を活用して、精神科病院に長期入院している患者の地域移行に関するグループ検討を行う。 |
グループワーク技法 | 配布資料 | |
地域移行支援についてブレインストーミング法を活用して検討する3 ・ 精神科病院に長期入院している患者の地域移行に関するグループ検討の結果を発表し、発表に関する相互評価を行う。 |
グループワーク技法、フィードバック技法 | 配布資料 | |
精神科医療機関に入院時のアプローチとして援助関係形成の技法について学ぶ1 ・ 精神科病院に入院(医療保護入院)となった患者とその家族の事例をについて、ワークシートを活用して、課題に取り組む。 |
ケース検討能力 | 配布資料 | |
精神科医療機関に入院時のアプローチとして援助関係形成の技法について学ぶ2 ・ 1で個別に取り組んだ課題をもとに、小グループ(5から6人程度で)にて、事例を読み合わせをして、事例のポイントを整理する。さらに援助関係形成の技法(面接技法)のロールプレイの準備を行うためグループ内で配役を決め、シナリオづくりを行う。 |
ケース検討能力、グループワーク技法 | 配布資料 | |
精神科医療機関に入院時のアプローチとして援助関係形成の技法について学ぶ3 ・ グループで準備した配役とシナリオをもとに精神科医療機関における入院面接場面のロールプレイングを実施する。ロールプレイングは、入院した本人との面接、入院した患者の家族との面接の2つの場面を実施する。それ以外の学生は観察者になりロールプレイングに関する評価を行う。 |
面接技法、観察技法、フィードバック技法 | 配布資料 | |
精神科医療機関に入院時のアプローチとして援助関係形成の技法について学ぶ4 ・ グループで準備した配役とシナリオをもとに精神科医療機関における入院面接場面のロールプレイングを実施する。ロールプレイングは、入院した本人との面接、入院した患者の家族との面接の2つの場面を実施する。それ以外の学生は観察者になりロールプレイングに関する評価を行う。 |
面接技法、観察技法、フィードバック技法 | 配布資料 | |
精神科医療機関に入院時のアプローチとして援助関係形成の技法について学ぶ5 ・実施して多面接ロールプレイングの記録の整理と自己評価を行う。 |
面接記録技法、評価技法 | 配布資料 | |
グループを活用した支援(グループワーク/リハビリテーション)について学ぶ1 ・ 事例を提示しグループワークによるリハビリテーションプログラム(SST)の実施の意図と方法を説明する。 |
グループワーク技法、リハビリテーション技法 | 配布資料 | |
グループを活用した支援(グループワーク/リハビリテーション)について学ぶ2 ・ 事例を提示しグループワークによるリハビリテーションプログラム(SST)の実施の導入として、SSTのウォーミングアップ、モジュール別訓練モデル、基本訓練モデルの展開を教員がリーダー役となり実施してみる。 |
グループワーク技法、リハビリテーション技法 | 配布資料 | |
グループを活用した支援(グループワーク/リハビリテーション)について学ぶ3 ・ グループ(8〜10人くらい)のグループをつくり、SSTの基本訓練モデルの展開を教員がリーダー役となり実施してみる。さらに、グループに分かれリハビリテーションプログラム(SST)の実施プランとシナリオを作成する。グループにてリハーサルを行う。 |
グループワーク技法、リハビリテーション技法 | 配布資料 | |
グループを活用した支援(グループワーク/リハビリテーション)について学ぶ4 ・ グループで作成したリハビリテーションプログラム(SST)の実施プランとシナリオをもとに。グループにてリハーサルを行う。 |
グループワーク技法、リハビリテーション技法 | 配布資料 | |
グループを活用した支援(グループワーク/リハビリテーション)について学ぶ5 ・ 前回作成したグループワークによるリハビリテーションプログラム(SST)の実施プランとシナリオを確認する。次に「基本訓練モデル」の手順に沿って、各グループ20分程度のSSTをロールプレイングにて実施してみる。他のグループがロールプレイングを実施している際には観察者となり、ロールプレイングの評価を行う。 |
グループワーク技法、リハビリテーション技法、評価技法 | 配布資料 | |
試験 試験は実施しません。授業内で提示する複数の課題レポートにて評価します。 |