最終更新日:2024年4月23日
N041
臨床心理学Ⅰ
保育者として子どもの心を知ろう単位条件
通信 1単位教員
履修条件
なし
到達目標
保育者として子どもやその保護者が心にトラブルを抱えた時、それを援助し解決出来るように知識と技術の習得をすることを目的とする。
学習成果
心理学は「こころの法則」について学習します。臨床心理学は他の領域とは全く異なった視点から「こころの法則からずれた様相」を知り、ズレを正常に向ける為の援助法を学びます。
1.臨床心理学の背景となる理論を理解する。
2.臨床的検査の理論と実際について理解する。
3.心のトラブルから立ち直るための援助法を知り、問題行動をもつ子どもへの対応方法を知る。
テキスト教材
下山晴彦編『よくわかる臨床心理学 改訂新版』(ミネルヴァ書房)2009(ISBN 978-4-623-05435-0)
評価の要点
レポート・試験ともに、基本的な臨床心理学の知識をふまえた上で子どもの心のトラブルへの援助について理解する。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価します。
レポート課題に合格した後、科目終了試験を受験し、その評価が60点以上であれば単位の認定となる。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
・学習の指導要領を中心として、個人の好みによって教科書のどこからでも始めてよいが1、2、は先ず最初に学習すると効果的である。
レポート課題
提出数 1第1課題
設題1〜5より1題選択
(注)
1.レポート作成ならびに科目終了試験受験の際の注意事項
1.レポート作成に際して教科書のみでなく、1冊以上の参考図書を読んでまとめましょう。
2.科目終了試験に際しては必ず教科書を熟読してください。
3.テストに際しては問題をよく読んで、焦点をしっかり捉えて、まとめてください。
2.レポートの書き方について
1.レポートは「作文」「青年の主張」ではありません。参考文献をもとにして自分の考え(考察)を述べてください。丸写しは零点になります。
2.文章形態は「〜である」の書き方をする。
3.レポートの最後に必ず参考にした図書を記しておきましょう。引用した場合には必らず「 」をつけてください。
3.参考文献の書き方
●著者名、「図書名」、発行年、発行所
第1設題
フロイトの防衛機制について考察しなさい。
第2設題
ロジャースのカウンセリングにおけるカウンセラーの3つの基本的態度について説明しなさい。
第3設題
子どもの自我の発達について説明しなさい。
第4設題
心理テストのうち投影法を2つ取り上げて説明し、その長所と短所について説明しなさい。
第5設題
クライエントとの面接において留意するべき点を5つ上げて説明しなさい。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
臨床心理学の意味、対象、課題 | 臨床心理学とは何か知る | テキスト P2〜9 | |
臨床心理学の領域 | 臨床心理の現場を知る | P10〜25 | |
臨床心理学の方法⑴ | 臨床心理学理論 臨床心理学の理論を知る | P26〜33 | |
臨床心理学の方法⑵ 発達理論 | 発達理論を知る | P34〜39 P96〜115 | |
臨床心理学的アセスメント⑴ | 面接の留意点を知る | P40〜47 | |
臨床心理学的アセスメント⑵ | 知能検査を知る | P54〜57 | |
臨床心理学的アセスメント⑶ | 質問紙法について | P50〜51 | |
臨床心理学的アセスメント⑷ | 投影法などを知る | P52〜53 | |
臨床心理学的援助法(一)心理療法⑴ | 精神分析を知る | P146〜153 | |
臨床心理学的援助法(一)心理療法⑵ | カウンセリング法を知る | P140〜145 | |
臨床心理学的援助法(一)心理療法⑶ | 行動療法を知る | P154〜161 | |
臨床心理学的援助法(二)人間関係の心理学⑴ | コミュニティ心理学を知る | P166〜169 | |
臨床心理学的援助法(二)人間関係の心理学⑵ | 家族療法を知る | P162〜165 | |
問題行動の理解と対応⑴ | 行動障害を知る | P120〜139 | |
問題行動の理解と対応⑵ | 心身症・いじめを知る | P120〜139 | |
試験 |