最終更新日:2024年4月16日

1年次入学生:3年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
心理・福祉学部 社会福祉学科

D109

精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅱ

地域を基盤に展開する精神保健福祉ソーシャルワーク

単位条件

通信 3単位 面接 1単位

教員

向井 智之

履修条件

(レポート提出要件)「精神保健福祉援助の基盤(基礎)」のレポートが合格後に提出することが望ましい。
(スクーリング受講要件)レポート3課題全て提出済みであること。「精神保健福祉援助の基盤(基礎)(専門)」のスクーリングが合格済みであること。

到達目標

1. 従来「ソーシャルワーク」「グループワーク」と呼ばれてきた支援レパートリーを中心に精神障害者を主対象とする相談援助の展開について理解する。
2. 地域を基盤に展開する精神障害者を主対象とする相談援助について理解する。ここにはケアマネジメント、ネットワーキング、チームアプローチの視点も含む。
3. 精神保健福祉援助演習(基礎・専門)の前段階と位置付けるため、面接授業では、実践的な精神保健福祉ソーシャルワークを学ぶ基礎技術を身につけることを目指す。

学習成果

1. 従来「ソーシャルワーク」「グループワーク」と呼ばれてきた支援レパートリーを中心に精神障害者を主対象とする相談援助の展開について理解できる。
2. 地域を基盤に展開する精神障害者を主対象とする相談援助について理解できる。ここにはケアマネジメント、ネットワーキング、チームアプローチの視点も含む。
3. 実践的な精神保健福祉ソーシャルワークを学ぶ基礎技術を身につける。

テキスト教材

精神保健福祉シリーズ『精神保健福祉の理論と相談援助の展開II』(弘文堂)

評価の要点

上記の学習成果がレポートの内容に反映されていること。上記の学習成果がスクーリング内での課題レポートに反映されていること。

評価方法と採点基準

レポート・スクーリング両方が合格後、総合的に評価する。
(レポート評価)
 文章作法(5項目)、基本的なレポート作法(4項目)、課題の内容に関して(6項目)の計15項目+αの総合点で評価する。
(スクーリング評価)
 授業内提出物と授業への取り組みで評価する。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

・レポート課題はあくまでテーマでしかありません。そこから論点を絞り、論点に対する自分の意見をしっかりと書くように心がけてください。
・スクーリングでは、自分の考えを相手に言葉で伝えることが必要です。積極的に対話するよう努めてください。

レポート課題

提出数 3

第1課題

⚠通信3単位/スクーリング1単位。通信3単位分のレポート(3通)を提出した後、スクーリングを受講すること。

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

「相談援助活動の展開」について整理し、「精神保健福祉士と対象者との援助関係」が、そこにどの様に影響を与えるのか考察しなさい。

第2課題

⚠通信3単位/スクーリング1単位。通信3単位分のレポート(3通)を提出した後、スクーリングを受講すること。

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

家族が置かれている状況を整理し、精神保健福祉士が担うべき役割について考察しなさい。

第3課題

⚠通信3単位/スクーリング1単位。通信3単位分のレポート(3通)を提出した後、スクーリングを受講すること。

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

地域を基盤にした支援ネットワーク構築の必要性と支援ネットワーク自体の留意点について考察しなさい。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
ガイダンス
・科目の学習予定についての説明。
授業の取り組む準備や心構え はじめに
精神障害者の支援モデル
・ソーシャルワークの歴史や支援する上でのモデルについて、様々な角度からの複数のモデルを学ぶ。
多様なソーシャルワーク理論、治療モデル、生活モデル、ストレングスモデル 第1章
相談援助の価値前提と原則
・精神保健福祉士として関わる上で前提となる価値やソーシャルワークの原則について学ぶ。
精神保健福祉士の価値前提、ソーシャルワークの原則 第2章
相談援助のプロセスと援助関係
・精神保健福祉士が相談援助を行う際のプロセスについての受理から終結までを学ぶ。
相談援助のプロセス
第3章
相談援助のための面接技術
・面接の方法や技法、分類などについて学ぶ。
面接技法 第4章
相談援助活動の展開
・個人や集団を対象に、相談援助活動がどの様に展開するかを学ぶ。
相談援助活動の展開 第5章
家族への支援の実際
・家族の状況や介入の実際、課題について学ぶ。
家族支援 第6章
スーパービジョンとコンサルテーション
・スーパービジョンとコンサルテーションの理論や方法について学ぶ。
スーパービジョンコンサルテーション 第7章
地域において主体的に生活すること
・精神障害者の地域移行に関する制度や体制、役割について学ぶ。
地域移行 第8章
地域を基盤にした相談援助活動の意義と展開
・地域に根差したリハビリテーションの考え方や、地域相談支援の体制について学ぶ。
地域基盤の相談援助活動 第9章
精神障害者のケアマネジメント
・精神障害者へのケアマネジメントの理念やプロセス、課題について学ぶ。
精神障害者ケアマネジメント 第10章
地域における資源の動員とネットワーキングの実際
・精神障害者の地域生活とネットワーク等の支援体制、精神保健福祉士の役割について学ぶ。
精神障害者地域ネットワーキング 第11章
地域に根差した包括的な支援活動の必要性と今後の課題
・ソーシャル・インクルージョンの理解とともに、包括的な地域支援活動について学ぶ。
ソーシャル・インクルージョン 第12章
前半のまとめ① まとめ
前半のまとめ② まとめ
(スクーリングにて実施)
・ガイダンス 予定の説明
課題の設定や目標について理解。
受講の心構え準備 配布資料
(スクーリングにて実施)
・障害者差別に関する理解をふかめるために、実際の事例検討を行う。
障害者差別 配布資料
(スクーリングにて実施)
・障害者差別に関する事例を集め分析することで、実態について理解する。
障害者差別
社会調査
配布資料
(スクーリングにて実施)
・障害者差別に関する事例を分析し発表できるようにまとめる。
障害者差別
プレゼンテーション能力
配布資料
(スクーリングにて実施)
・障害者差別に関する分析結果を発表し意見交換を行う。
障害者差別
プレゼンテーション能力
配布資料
(スクーリングにて実施)
・障害者差別のない社会づくりについてグループで検討する。
障害者差別
コミュニティソーシャルワーク
配布資料
(スクーリングにて実施)
・資料、映像を通して、精神障害者が置かれてきた歴史について学ぶ。
精神保健医療福祉の歴史 配布資料
(スクーリングにて実施)
・資料、映像を通して、精神障害者が置かれてきた歴史の中で、精神保健福祉士として何ができるのか、支援について検討する。
精神保健福祉士による権利擁護 配布資料
(スクーリングにて実施)
・精神障害者の社会復帰について、様々な角度から検討する。
精神障害者の社会復帰
精神保健福祉士による権利擁護
配布資料
(スクーリングにて実施)
・精神障害者の社会復帰において精神保健福祉士の支援や関わりについて検討する。
精神障害者の社会復帰
精神保健福祉士による権利擁護
配布資料
(スクーリングにて実施)
・精神障害者の社会復帰において精神保健福祉士の支援や関わりについて検討した内容を他に発表するためにまとめる。

精神障害者の社会復帰
精神保健福祉士による権利擁護プレゼンテーション
配布資料
(スクーリングにて実施)
・精神障害者の社会復帰において精神保健福祉士の支援や関わりについて検討した内容を他に発表し、意見交換を行う。
精神障害者の社会復帰
精神保健福祉士による権利擁護プレゼンテーション
配布資料
(スクーリングにて実施)
・精神障害者の社会復帰において精神保健福祉士の支援や関わりについての発表を聞いて、改めて検討する。
精神障害者の社会復帰
精神保健福祉士による権利擁護
配布資料
(スクーリングにて実施)
・精神障害者が置かれている現状としての障害者差別や権利擁護についてのまとめを行う。
障害者差別
権利擁護
配布資料
(スクーリングにて実施)
・精神障害者が置かれている現状としての障害者差別や権利擁護についてのまとめをグループの中で意見交換する。
障害者差別
権利擁護
配布資料
試験
(レポート評価)文章作法(5項目)、基本的なレポート作法(4項目)、設題の内容に関して(6項目)の計15項目、さらに、+αの総合点で評価します。精神保健福祉相談援助の基盤(専門)、精神保健福祉相談援助の基盤(基礎)の後に取り組んで下さい。
(スクーリング評価)レポート試験での評価となります。レポート課題は、スクーリング授業で取り上げた項目内容について、学んだことを具体的に記述して頂きます。また、それにともなって自分自身の考察を加えて頂きます。