最終更新日:2024年7月13日
D141
ソーシャルワークの基盤と専門職
ソーシャルワーク入門単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
①社会福祉士及び精神保健福祉士の法的な位置づけについて理解することができる。
②ソーシャルワークの基盤となる考え方とその形成過程について理解することができる。
③ソーシャルワークの価値規範と倫理について理解することができる。
学習成果
社会福祉士及び精神保健福祉士の理解を踏まえ、ソーシャルワークの形成過程や、共通する価値や倫理について学ぶことで、ソーシャルワークの基本的な理解を深めることができる。
テキスト教材
日本ソーシャルワーク教育学校連盟編『ソーシャルワークの基盤と専門職[共通・社会専門]』(中央法規出版)2021
参考図書
メアリー・E・リッチモンド著、小松源助訳『ソーシャル・ケース・ワークとは何か』(中央法規出版)1991
評価の要点
社会福祉士及び精神保健福祉士については、法的な理解とともに基盤となる考え方や定義を理解していること。
ソーシャルワークの形成過程について、歴史的な文脈の中で理解していること。
倫理については、ソーシャルワーカーが陥りやすいジレンマについて理解していること。
評価方法と採点基準
レポート合格後、科目終了試験を受験し、合格(60%以上:S〜C評価)することで単位修得となる。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
レポート第1課題については、精神保健福祉士法の理解だけではなく、さらに問題点又は発展的改良点についてまとめる必要があるが、とくに、発展的改良点については、既存の制度などにとらわれ過ぎず、自由に自分の主張を記述すると良い。
レポート第2課題については、現代の精神障害者を取り巻く課題と、ソーシャルワークの原理や理念との関係性が、読み手にはっきりとわかるように書くと良い。
レポート課題
提出数 2第1課題
第1設題
社会福祉士又は、精神保健福祉士の根拠法の問題点や改良点について、自分の考えを述べなさい。
第2課題
第1設題
現代の福祉現場を取り巻く課題を踏まえて、ソーシャルワークの原理や理念をソーシャルワーカーがもつことの必要性について述べなさい。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
はじめに:授業の目的や進め方の説明 | 授業の全体像の理解 | 授業前後に各30分 | |
社会福祉士及び介護福祉士法:定義、義務、法制度成立や見直しの背景 | 法制度を理解する力 | 授業前後に各30分 | |
精神保健福祉士法:定義、義務、法制度成立や見直しの背景 | 法制度を理解する力 | 授業前後に各30分 | |
社会福祉士及び精神保健福祉士の専門性 | 専門性を理解する力 | 授業前後に各30分 | |
ソーシャルワークの定義:ソーシャルワーク専門職のグローバル定義 | 定義を理解する力 | 授業前後に各30分 | |
ソーシャルワークの原理:社会正義、人権尊重 | 原理を理解する力 | 授業前後に各30分 | |
ソーシャルワークの原理:集団的責任、多様性の尊重 | 原理を理解する力 | 授業前後に各30分 | |
ソーシャルワークの理念:当事者主権、尊厳の保持 | 理念を理解する力 | 授業前後に各30分 | |
ソーシャルワークの理念:権利擁護、自立支援 | 理念を理解する力 | 授業前後に各30分 | |
ソーシャルワークの理念:ソーシャルインクルージョン、ノーマライゼーション | 理念を理解する力 | 授業前後に各30分 | |
ソーシャルワークの形成過程 | 歴史を理解する力 | 授業前後に各30分 | |
専門職倫理の概念 | 倫理を理解する力 | 授業前後に各30分 | |
倫理綱領:ソーシャルワーカー・社会福祉士・精神保健福祉士の倫理綱領 | 倫理を理解する力 | 授業前後に各30分 | |
倫理的ジレンマ | 倫理を理解する力 | 授業前後に各30分 | |
まとめ | 学習内容を深める | 授業前後に各30分 | |
試験 レポート合格後、科目終了試験を受験し、合格(60%以上:S〜C評価)することで単位修得となる。 |