最終更新日:2024年3月12日

1年次入学生:2年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
心理・福祉学部 社会福祉学科

D037

精神保健福祉論

精神障害者福祉の歴史と現状、人権と生活上の不利益などを学ぶ

単位条件

通信 4単位 面接 2単位

教員

向井 智之 久米 知代

履修条件

なし

到達目標

以下の5項目についての理解を深めることを目標とする。1精神保健福祉に関わる法制度の歴史と、現行の精神保健福祉法について。2精神障害者の支援に関する福祉サービスについて。3精神障害者の支援に関わる機関と専門職について。4更生保護制度と医療観察法について。5精神障害者の概念を理解したうえで、居住支援、就労支援における法制度や支援の在り方。

学習成果

以下の5項目について理解できるようになる。1精神保健福祉に関する法制度の歴史と、精神保健福祉法の意義・内容について。2精神障害者の支援に必要な福祉制度や福祉サービスの概要と精神保健福祉士の相談援助活動と関連について。3相談援助に関わる機関、専門職と地域において展開されている相談援助活動について。4触法精神障害者の支援について精神保健福祉士の相談援助活動と関連について。5国際生活機能分類(ICF)の視点から精神障害者の概念を理解し、生活支援や居住支援、就労支援における法制度や支援の在り方。

テキスト教材

『新 精神保健福祉I 養成講座「精神保健福祉に関する制度とサービス」』(中央法規出版)
『新 精神保健福祉I 養成講座「精神障害者の生活支援システム」』(中央法規出版)

参考図書

厚生労働省『厚生労働白書』
その他、精神保健福祉に関する文献を探してください。

評価の要点

まずは丁寧に、真剣に課題に取り組んでいるかをチェックします。レポート作成上の注意をよく読んでないレポートがまれに見られますが、他の教科にも共通することですから、しっかり読んでいただきたいです。
レポート内容については、課題に対して的確にまとめているか、参考文献に当たっているか(レポート中に引用し、深い考察ができているか)、自身の見解を述べているかなどをチェックします。面接授業内のレポート試験などを評価の対象にします。

評価方法と採点基準

レポート・スクーリング両方が合格後、総合的に評価します。
レポートについては、課題を理解したうえで、教科書や参考文献等で学習をし、課題に沿ってまとめてあるかどうかを評価します。スクーリングについては、全ての講義に出席していること前提として、講義内容についてのレポート課題と確認試験で評価します。

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

1.精神保健福祉ならびに障害者福祉の動向、精神保健福祉士の仕事、精神障害者自身の活動等に関心を持ち、主体的に学習することが大切です。
2.面接授業では、他の学生の意欲をそぐような授業中の私語は、厳に慎んで下さい。

レポート課題

提出数 4

第1課題

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

今後の精神保健医療福祉の法律・制度・施策のあり方について

第2課題

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

触法精神障害者の支援における精神保健福祉士の役割について

第3課題

次の課題(テーマ)のうちいずれか1つを選択し、それについて論ぜよ。

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

精神障害者の障害特性を踏まえた支援(ICF活用の視点を踏まえて)

第2設題

精神障害者の自立と社会参加を可能にする地域生活支援システム

第4課題

次の課題(テーマ)のうちいずれか1つを選択し、それについて論ぜよ。

横書きパソコン印字可Web提出可
[1600]

第1設題

精神障害者の居住支援の現状ならびに居住支援における精神保健福祉士の役割(自分の住む市町村もしくは周辺地域の現状を踏まえること)

第2設題

精神障害者の就労支援の現状ならびに就労支援における精神保健福祉士の役割(自分の住む市町村もしくは周辺地域の現状を踏まえること)

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
第二次世界大戦前の精神障害者に関する法律 精神病者監護法、精神衛生法 精神保健福祉に関する制度とサービス第2章
第二次世界大戦後の精神障害者に関する法律 精神衛生法 精神保健福祉に関する制度とサービス第2章
第二次世界大戦後の精神障害者に関する法律 精神保健法 精神保健福祉に関する制度とサービス第2章
第二次世界大戦後の精神障害者に関する法律 精神保健福祉法 精神保健福祉に関する制度とサービス第2章
第二次世界大戦後の精神障害者に関する法律 精神保健福祉法の改正について 精神保健福祉に関する制度とサービス第2章
精神保健福祉法の概要 医療及び保護 精神保健福祉に関する制度とサービス第3章
精神保健福祉法の概要 保健 精神保健福祉に関する制度とサービス第3章
精神保健福祉法の概要 福祉、精神保健福祉士の役割
精神保健福祉に関する制度とサービス第3章
精神障害者の支援に関する福祉制度と福祉サービス 障害者基本法 精神保健福祉に関する制度とサービス第4章
精神障害者の支援に関する福祉制度と福祉サービス 障害者自立支援法、障害者総合支援法 精神保健福祉に関する制度とサービス第4章
精神障害者の支援に関する福祉制度と福祉サービス 精神障害者等を対象とした福祉サービス 精神保健福祉に関する制度とサービス第4章
更生保護制度の概要と精神保健福祉との関係 更生保護の概要、保護観察所 精神保健福祉に関する制度とサービス第7章
更生保護制度の概要と精神保健福祉との関係 更生保護の担い手、司法・医療・福祉の連携 精神保健福祉に関する制度とサービス第7章
医療観察法の概要と実際 医療観察法の概要 精神保健福祉に関する制度とサービス第8章
医療観察法の概要と実際 地域処遇、精神保健 参与員、社会復帰調整官 精神保健福祉に関する制度とサービス第8章
精神障害者の概念 国際生活機能分類(ICF)による障害の概念の理解 精神障害者の生活支援システム第1章
精神障害者の概念 精神保健福祉に関連する法律による精神障害の定義

精神障害者の生活支援システム第1章
精神障害者の生活の実際 精神障害者の現状 精神障害者の生活支援システム第2章
精神障害者の生活の実際 精神障害者の家族の現状 精神障害者の生活支援システム第2章
精神障害者の生活と人権 生活支援の理念と精神障害者の人権 精神障害者の生活支援システム第3章
精神障害者の地域生活支援システム 精神障害者の地域生活支援システムとは 精神障害者の生活支援システム第4章
精神障害者の地域生活支援システム 精神障害者への相談援助、雇用以外の就労 精神障害者の生活支援システム第4章
精神障害者の地域生活支援システム ソーシャル・サポート・ネットワーク
精神障害者の生活支援システム第4章
精神障害者の居住支援 居住支援の歴史的展開 精神障害者の生活支援システム第5章
精神障害者の居住支援 居住支援の実際と精神保健福祉士の役割 精神障害者の生活支援システム第5章
精神障害者の居住支援 居住支援に関わる専門職と今後の居住支援について 精神障害者の生活支援システム第5章
精神障害者の就労支援 就労支援制度の概要 精神障害者の生活支援システム第6章
精神障害者の就労支援 就労支援の歴史的展開と専門職の役割
精神障害者の生活支援システム第6章
精神障害者の就労支援 就労支援および福祉的就労の実際
精神障害者の生活支援システム第6章
行政における相談援助 都道府県・市町村における相談援助と精神保健福祉士の役割 精神障害者の生活支援システム第7章
オリエンテーション 授業内容の説明 授業予定を理解 精神保健福祉に関する制度とサービス第 2章
精神保健福祉法の理解(1) 歴史を理解 精神保健福祉に関する制度とサービス第 2章
精神保健福祉法の理解(2) 精神保健福祉に関する制度とサービス第2章
精神障害者に対する処遇(1) 医療及び保護 精神保健福祉に関する制度とサービス第3章
精神障害者に対する処遇(2) 精神保健福祉に関する制度とサービス第3章
精神障害者に対する人権擁護体制(1) 人権擁護 精神保健福祉に関する制度とサービス第4章
精神障害者に対する人権擁護体制(2) 精神保健福祉に関する制度とサービス第4章
精神保健福祉法の概要 福祉、精神保健福祉士の役割 精神保健福祉に関する制度とサービス第3章
精神障害者の支援に関する福祉制度と福祉サービス 障害者基本法 精神保健福祉に関する制度とサービス第4章
精神障害者の支援に関する福祉制度と福祉サービス 障害者自立支援法、障害者総合支援法 精神保健福祉に関する制度とサービス第4章
精神障害者の支援に関する福祉制度と福祉サービス 精神障害者等を対象とした福祉サービス 精神保健福祉に関する制度とサービス第4章
更生保護制度の概要と精神保健福祉との関係 更生保護の概要、保護観察所 精神保健福祉に関する制度とサービス第7章
更生保護制度の概要と精神保健福祉との関係 更生保護の担い手、司法・医療・福祉の連携
精神保健福祉に関する制度とサービス第7章
医療観察法の概要と実際 医療観察法の概要 精神保健福祉に関する制度とサービス第8章
医療観察法の概要と実際 地域処遇、精神保健参与員、社会復帰調整官 精神保健福祉に関する制度とサービス第8章
試験
主にスクーリングの内容についての試験。

スクーリング受講についての準備物・連絡事項

⚠通信4単位/スクーリング2単位