最終更新日:2024年3月12日
1年次入学生:3年
3年次編入学生:-
短期大学部:-
文学部 文学科
U140
歴史文化特論Ⅱ
定住生活の開始と定着単位条件
通信 2単位教員
松尾 昌彦
履修条件
「日本考古学I」の単位修得後が望ましい。
到達目標
文学部の教育目標である文学・文化・芸術に関する各学問領域の専門的な知識を有し、自らの考えを適切に表現できる社会的・職業的に自立をした人材を育成するための専門科目である。旧石器時代から弥生時代についての考古学の研究成果から、日本における定住生活の開始と定着について深く理解することを到達目標とする。
学習成果
「日本考古学I」で学んだ考古学の方法と理論を基礎に、旧石器時代から弥生時代の生活と社会の移り変わりを理解することができる。
テキスト教材
石川日出志『農耕社会の成立 シリーズ日本古代史1』(岩波新書)
参考図書
稲田孝司・佐藤宏之編『講座日本の考古学1・2 旧石器時代 上・下』(青木書店)
泉拓良・今村啓爾編『講座日本の考古学3・4 縄文時代 上・下』(青木書店)
甲元眞之・寺沢薫編『講座日本の考古学5・6 弥生時代 上・下』(青木書店)
評価の要点
レポート評価の要点:テキストおよびテキスト記載参考文献をよく読み、要点を的確に把握しているか。
試験評価の要点:問題に対して的確に解答し、過不足なく十分な量の記述となっているか。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
レポートはテキスト及び参考文献の理解度と論理構成で評価する。科目終了試験は、これまでの学習を踏まえた記述となっているかを重視する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
テキストだけでは全てを理解することができないので、テキスト記載の参考文献に目を通すこと。
レポート課題
提出数 2第1課題
横書きパソコン印字可
[1600]
第2課題
我が国における旧石器時代研究の歩みについて、論述しなさい。
横書きパソコン印字可
[1600]
第1設題
「森林性新石器文化」とも呼ばれる縄文時代の生活について、論述しなさい。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
「日本列島の歴史」のはじまり | 旧石器時代についての研究成果が理解できる。 | 第1章1(90分) | |
移動から定住へ | 縄文時代についての研究成果が理解できる。 | 第1章2(90分) | |
集落と相互の交 | 縄文時代についての研究成果が理解できる。 | 第1章3(90分) | |
縄文時代はなぜ終わったか | 縄文時代についての研究成果が理解できる。 | 第1章4(90分) | |
「初めに板付ありき」 | 弥生時代についての研究成果が理解できる。 | 第2章1(90分) | |
米はどこから来たか | 弥生時代についての研究成果が理解できる。 | 第2章2(90分) | |
稲作と米食の技術 | 弥生時代についての研究成果が理解できる。 | 第2章3(90分) | |
生業の複合性 | 弥生時代についての研究成果が理解できる。 | 第2章4(90分) | |
「弥生時代」を定義する | 弥生時代についての研究成果が理解できる。 |
第2章5(90分) | |
大陸から来た文化要素 | 弥生時代についての研究成果が理解できる。 | 第3章1(90分) | |
弥生集落の成長-北部九州 | 弥生時代についての研究成果が理解できる。 |
第3章2(90分) | |
集団間・集団内格差の拡大-北部九州 | 弥生時代についての研究成果が理解できる。 | 第3章3(90分) | |
銅鐸祭祀の発達-近畿周辺 | 弥生時代についての研究成果が理解できる。 | 第3章4(90分) | |
環濠の採用-中部・関東 | 弥生時代についての研究成果が理解できる。 |
第3章5(90分) | |
色濃い縄文の伝統-東北 | 弥生時代についての研究成果が理解できる。 | 第3章6(90分) | |
試験 筆記試験による科目終了試験を実施する。 |