最終更新日:2024年4月5日

1年次入学生:2年 3年次編入学生:4年 短期大学部:-
児童学部 児童学科

C151

保育相談支援

保育ソーシャルワークの発展

単位条件

面接 2単位

教員

真壁 坤子

履修条件

なし

到達目標

「保育相談支援」を通して、現代の保育専門職に必要なソーシャルワークを基盤とした専門的力量と実践的指導力が修得できます。保育現場で、そして社会で生じる子どもや子育てをめぐる問題に対し、保育専門職として貢献できる力量が修得できるよう期待します。

学習成果

この科目では「保育ソーシャルワーク」に必要な知識・視点と、技術・技法を関連付けて修得することを目標にしています。相談援助の原理を理解した上で、演習を通して「話を聴く技法」を修得します。また事例検討及びロールプレイを通して、実際の保育相談場面における対応を修得します。その他、子どもや家庭を支援する際に連携する専門機関や専門職、制度やサービスを理解します。

テキスト教材

スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
(※適時プリントを配布予定)

参考図書

①横倉聡・田中利則・和田光一『保育の今を問う 相談援助』(ミネルヴァ書房)
②渡辺顕一郎・金山美和子『家庭支援の理論と方法』(金子書房)

評価の要点

授業ではスクーリングのダイナミクスを生かして、グループワークやディスカッションも多数取り入れており、それらも評価に加わります。また試験では、基本用語の確認を込めての筆記、授業を通しての学びを自分の言葉で表現してもらうレポートを準備しています。

評価方法と採点基準

スクーリングにて評価します。
・授業中の演習・事例検討・報告(50点)
・授業最終回の試験(50点)
 (試験は筆記とレポート。筆記は、重要用語の確認が中心。レポートは、授業内容を振り返り自分の考えをまとめる。)

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

・この科目は、すべてを受講することで学習課題を達成できるプログラムとしているため、欠席がある場合は『不可』とします。
・授業中は携帯電話の使用を禁止します。また私語は慎んでください。
・グループワーク、ディスカッションもあるため、積極的に参加する姿勢を求めます。

備考・補足

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授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
ガイダンス(授業の目的・内容・進め方を理解する) この授業を理解する。
保育相談支援の理解 ①保育相談支援は、なぜ必要か 保育相談支援とは何かを深く理解する。
保育相談支援の対象 ①家族を理解する 相談支援の対象となる家族について学ぶ。
保育相談支援の対象 ②変化する家族 変化していく家族の在り方を学ぶ。
保育相談支援の対象 ③家族の抱える問題 対象となる家族がどのような問題を抱えているのかを知る。
保育相談支援の基本 1子どもの権利擁護 子どもの権利を守る様々な法律等を学ぶ。
保育相談支援の基本 ②親への支援 親への支援に必要な法律・制度等を学ぶ。
保育士としての相談支援の在り方とは 相談支援について保育士はどのようにとり組んだら良いかをまなぶ。
保育相談支援の実際 ①児童虐待 児童虐待について学ぶ。
保育相談支援の実際 ②ドメスティックバイオレンス ドメスティックバイオレンスについて学ぶ。
保育相談支援の実際 ③少年非行 少年非行について学ぶ。
事例研究 ①児童虐待事例の検討Ⅰ 児童虐待が起こっている家庭について実態と状況を知る。
事例研究 ②児童虐待事例の検討Ⅱ 児童虐待が起こっている家庭の要因と、とりまく環境の実態を知る。
事例研究 ③児童虐待事例のまとめ 児童虐待がどうして起きてしまうのかを分析し、解決方法を探る。
保育相談支援のまとめ 保育相談支援では何を学ぶのかをまとめ、実践の方法を身につける。
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