最終更新日:2024年4月5日

1年次入学生:3年 3年次編入学生:3年 短期大学部:-
児童学部 児童学科

C022_C128

保育内容指導法Ⅳ/Ⅹ(言葉)

乳幼児の言葉をはぐくむ指導

単位条件

面接 2単位

教員

古川 寿子

履修条件

なし

到達目標

乳幼児期の子どもの言葉の発達を理解し、保育所保育指針における乳幼児の3つの視点と領域「言葉」のねらいと内容を踏まえた指導法を身に付けることを目的とする。
○授業構成と到達目標
①人間にとっての話し言葉や書き言葉などの言葉の意義や機能について理解することができる。
②乳幼児期の言葉の発達について理解することができる。
③乳幼児の言葉をはぐくむための保育者の適切な指導について理解することができる。
④幼稚園教育要領、保育所保育指針の領域「言葉」のねらい、内容、内容の取扱いについて理解することができる。
⑤保育における環境の構成、教材の工夫、評価・改善等の考え方を理解することができる。

学習成果

(1)乳幼児期の言葉の発達の過程を理解し、保育所・幼稚園実習に活かすことができる。
(2)幼稚園教育要領、保育所保育指針の「3つの視点と」領域「言葉」のねらい、内容等を理解し、それらを具体的に説明することができる。
(3)乳幼児の言葉を豊かにはぐくむための保育者の適切な指導は分かり、実践に生かすことができる。
(4)絵本の読み聞かせの指導案を作成し、保育の現場で生かすことができる。

テキスト教材

スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。

評価の要点

1.乳幼児の言葉の発達と保育者の援助について、その内容を説明できる。
2. 幼稚園教育要領、保育所保育指針の乳児の3つの視点と1歳以上3歳未満児及び3歳以上児の領域「言葉」のねらい、内容、内容の取扱いを理解し、説明できる。
3.乳幼児期の言葉を豊かにはぐくむ保育者の指導法について説明できる。

評価方法と採点基準

スクーリングにて評価します。
評価の要点に基づいて実施するスクーリング時の試験 100%

履修上の注意事項や学習上のアドバイス

1. 授業の前に、教科書に目を通すことを心がけましょう。授業中は、大事な部分にアンダーラインをしたり、キーワードをチェックしたりするなど、理解を深めるようにしましょう。
2.欠席や遅刻などがないように、健康管理をしっかりしましょう。

備考・補足

← 表が横スクロールします →

授業回数別教育内容 身につく資質・能力 学習範囲
(予習・復習を含む)
〈ガイダンス〉
(1)幼児にとって言葉の大切さについて理解する。
(2)授業目的、授業の進め方、評価方法について理解する。
言葉の大切さの理解
〈言葉の特性・機能について〉
(1)コミュニケーションについて考え、理解する。
(2)思考について考え、理解する。
(3)文化について考え、理解する。
自己表現力
言葉の機能の理解
〈乳幼児期の言葉の発達と保育者の指導〉
0〜2歳児の言葉の発達を理解し、具体的な保育者の指導を学ぶ。
発達する姿の理解
指導法の理解
〈3〜5歳児の言葉の発達と保育者の指導〉
3〜5歳児の言葉の発達を理解し、具体的な保育者の指導を学ぶ。
発達する姿の理解
指導法の理解
〈3〜5歳児の言葉の発達と保育者の指導〉
3〜5歳児の言葉の発達を理解し、具体的な保育者の指導を学ぶ。
発達する姿の理解
指導法の理解
〈幼稚園教育要領、保育所保育指針「言葉」のねらい〉
(1)幼稚園教育要領と保育所保育指針の違いについて考え理解する。
(2)領域「言葉」のねらいについて理解する。
(3)言葉の「内容」ついて理解する。(話す)
幼稚園教育要領の理解
〈幼稚園教育要領、保育所保育指針「言葉」の内容①〉
言葉の「内容」について理解する。(聞く)
幼稚園教育要領の理解
〈幼稚園教育要領、保育所保育指針「言葉」の内容②〉
言葉の「内容」について理解する。(生活の中の言葉)
幼稚園教育要領の理解
〈幼稚園教育要領、保育所保育指針「言葉」の内容③〉
言葉の「内容」について理解する。(幼児期の文字の指導)
幼稚園教育要領の理解
〈小学校との連続性〉
幼児教育と小学校教育への連続性を理解する。
小学校との連続性の理解
〈児童文化財について〉
児童文化財とは何かを学ぶ。
〈絵本の読み聞かせと言葉の世界〉
(1)絵本の持つ意味を理解する。
(2)絵本の読み聞かせのポイントと幼児に育つことを討議する。
絵本の大切さを理解する
絵本の実際の選び方読み聞かせのポイント
〈絵本の発表〉
(1)絵本を読みあい、発表する
(2)言葉をはぐくむ保育者の援助について考察する。
絵本の読み聞かせ
〈言葉遊び等について〉
言葉遊び・エプロンシアター等について理解する。
絵本や児童文化財にふれる
〈言葉でのかかわりに配慮を必要とする幼児〉
(1)言葉の障害の種類、特徴を理解する。
(2)実際に保育をするときの留意点を理解する。
言葉の障害についての理解
試験の実施
試験