最終更新日:2024年11月21日
K034
教職実践演習(幼)
幼稚園教諭としての指導力を高めよう単位条件
通信 1単位教員
履修条件
受講直後に卒業(修了)が見込まれる方。かつ、実習を終了し、評価・実習録が指定の期日までに提出されていること。
参加者はレポート課題をスクーリング時に持参すること。
到達目標
(1)これまでの授業や教育実習で学んだことから、幼稚園教諭としての資質・能力に関する課題を自覚し、その解決を目指すことができる。
(2)教師の使命や職務について自覚するとともに、幼児理解を深め、教育的愛情の重要性を認識し、指導力を高めることができる。
(3)組織の一員としての自覚をもち、保護者や地域の関係者との良好な関係を構築する実践力を身に付けることができる。
学習成果
(1) これまで授業や教育実習で学んだことを振り返り課題を明確にし、幼児理解や発達理解に基づき具体的な保育場面を想定して課題の解決をすることができる。
(2)年間指導計画を理解し、活動内容や教材や指導法の検討等を考察して討議を深め、実践に生かすことができる。
(3) 幼・小の連携、家庭との連携、配慮を要する幼児の指導等、教育課題についての事例研究、グループ討議などにより教師の役割を説明することができる。
テキスト教材
①『教職実践演習─幼稚園教諭・保育士・保育教諭を目指すために─』(聖徳大学出版会)
②文部科学省『幼稚園教育要領解説』(フレーベル館)
③*ポートフォリオ・課題プリントは、下記のURLからダウンロードしてください。
https://tk-univ-seitoku.jp/webform/webform_porfoliodl/
参考図書
『3歳児のクラス運営』・『4歳児のクラス運営』・『5歳児のクラス運営』(ひかりのくに)2010
評価の要点
1 各自の課題を明確にし、具体的な保育場面を想定してその解決を図ることができる。
2 教師の使命や職務について自覚し、教育課題等について指導の具体的な内容を積極的に説明できる。
3 グループ討議等への主体的な意欲や態度、ファイル整理も評価する。
評価方法と採点基準
レポート・スクーリング両方が合格後、総合的に評価する。
評価の要点に基づき、ファイルの整理・スクーリングでのグループ討議への取り組み(20%)、最終授業で指示された課題のレポートを作成し、期日までに提出(80%)で評価する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
・履修カルテ①(学修の記録)と履修カルテ②を持参すること。
・これまでの授業や実習で学んだことを振り返り、自らの課題を整理しておくとよい。
・現代の教育課題について意識をもって参加すると、主体的な学びにつながる。
レポート課題
提出数 1第1課題
第1設題
以下の①と②を行った上で、スクーリングに参加すること。
①履修カルテをもとに、5領域の中から苦手な分野(運動系・自然系・制作系・リズム系・行事の素話)を選択し、自分の課題を考えておく。
②課題プリント(年間指導計画)を基に年齢・発達にあった保育内容や方法・幼児の姿について理解を深める。その上で、各年齢の指導案を作成する。ポートフォリオに入れて、スクーリングに持参する。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
履修カルテをもとに自己課題を認識し、幼稚園の役割や教師として必要な力について考える。 | 幼稚園の役割の理解 自己課題の認識 |
履修カルテの見直し | |
〈幼稚園教育要領の改訂について〉 幼稚園教育要領について理解する。幼保連携型認定こども園教育・保育要領について理解する。 |
新しい教育内容についての理解 | ||
〈安全教育の理解〉 生活安全・交通安全・避難訓練・遊具の点検・感染症予防等の安全についての理解を深める。 |
安全教育に対する理解 | 安全教育 | |
事前に配布した年間指導計画を基に、年齢・発達に即した保育内容や方法、幼児の姿を理解する。自己課題から苦手な分野(運動系・自然系・製作系・リズム系・行事系)を選択し、発達の視点から各自3歳5月の具体的な指導案を作成する。 | ・教育内容についての理解 ・発達的特徴の理解 |
年間指導計画3歳児 | |
4回に引き続き発達の視点から年間指導計画を基に、3歳11月の指導案を作成する | 発達的特徴の理解 | 〃 | |
選択した分野について発達の視点から年間指導計画を基に4歳5月の指導案を作成する。 | 〃 | 年間指導計画4歳児 | |
選択した分野について発達の視点から年間指導計画を基に4歳11月の指導案を作成する | 〃 | 〃 | |
選択した分野について発達の視点から年間指導計画を基に5歳5月の指導案を作成する。 | 〃 | 年間指導計画5歳児 | |
選択した分野について発達の視点から年間指導計画を基に5歳11月の指導案を作成する。 | 〃 | 〃 | |
スクーリングにおいて、各自で作成した指導案を基に討議して互いに学びを深める。 | 指導計画を構想する力 | 発達の理解 指導案の考察 | |
いじめなどの教育課題と学級経営について、幼児の具体的な言動の意味を知り、心理的側面も含めて幼児理解を深め、年齢・発達に即した援助を考える。 | 幼児理解 学級経営力 |
教育課題 いじめ的言動 | |
特別な配慮を要すると思われる幼児、発達が気になる幼児の指導援助について考える。 | 特別支援教育の理解 | 特別支援教育 | |
幼稚園、小学校の接続の問題点を整理して解決方法について討議する。 | 小学校との連携の理解 | 幼小連携 | |
幼児の発達する姿をとらえて、幼児指導要録の記述の仕方を理解する。 | 指導要録の理解 | 指導要録 | |
家庭との連携の意義や保護者理解、連携の方法等について討議する。 | 保護者理解 対人関係能力 |
家庭との連携 | |
試験 最終授業で指示された課題をレポート作成し、期日までに提出する。 |