最終更新日:2024年3月8日
C056
国語Ⅲ
日本語の世界単位条件
通信 2単位教員
履修条件
なし
到達目標
小学校の国語科教育を行うに当たっては、何よりも日本語に対する深い理解が必要である。この科目では、日本語に関するいくつかのトピックを日本語史の観点から検討し、日本語の運用原理についての理解を深める。
学習成果
日本語の運用原理についての理解を深めるため、日本語に生じた変化の中から以下のトピックを取り上げ、その変化のメカニズムについて考察する。
1.ハ行子音の変遷Ⅰ
2.ハ行子音の変遷Ⅱ
3.ハ行子音の変遷Ⅲ
4.音便のはたらきⅠ
5.音便のはたらきⅡ
6.音便のはたらきⅢ
7.定家仮名遣Ⅰ
8.定家仮名遣Ⅱ
9.定家仮名遣Ⅲ
10.漢語とカタカナ語Ⅰ
11.漢語とカタカナ語Ⅱ
12.濁音の印象と清濁のしくみⅠ
13.濁音の印象と清濁のしくみⅡ
14.係り結びの機能Ⅰ
15.係り結びの機能Ⅱ
テキスト教材
小松英雄『日本語の歴史 青信号はなぜアオなのか』(笠間書院)
参考図書
小松英雄『日本語の音韻』(日本語の世界7・中央公論社)
小松英雄『いろはうた 日本語史へのいざない』(講談社学術文庫)
評価の要点
・レポート評価:教科書と参考書をよく読み、要点を的確に把握しているか。
・試験評価:問題を的確に捉え、適切な表現で論述しているか。
評価方法と採点基準
レポート合格後の科目終了試験で評価する。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
教科書だけでなく、指定の参考書にも必ず眼を通すこと。
レポート課題
提出数 2第1課題
いずれか1設題を選択
第1設題
ハ行子音の変遷について説明しなさい。
第2設題
音便のはたらきについて説明しなさい。
第3設題
日本語における濁音の表現効果について説明しなさい。
第2課題
いずれか1設題を選択
第1設題
日本語語彙における漢語とカタカナ語の割合の変化とその理由について説明しなさい。
第2設題
係り結びの機能について説明しなさい。
第3設題
定家仮名遣いの特徴について具体例をあげながら説明しなさい。