最終更新日:2024年4月5日
U045
古典語(ラテン語)Ⅱ
初めてのラテン語単位条件
面接 1単位教員
履修条件
「古典語(ラテン語)Ⅰ」と同時に履修すること。あるいは「古典語(ラテン語)Ⅰ」が履修済みであること。
到達目標
ラテン語の基礎を知り、簡単なラテン文を訳せるようになることが目標だ。ラテン語を学ぶことにより、西洋の言語・文化・歴史などにより深い関心をもつことが期待される。具体的に言うと、ラテン語は英語とまったくちがい、動詞・名詞・形容詞の語尾変化が多い。このため語尾変化を知らないとラテン語の辞書を引くこともできない。この授業の第1の目標は、ラテン語の辞書を引けるようになることだ。そして複雑な語尾変化がなぜ起こるか、その理由を知ることが第2の目標だ。そして語尾変化を知ることにより、初歩のラテン文を訳せるようになることが第3の目標だ。
学習成果
「古典語(ラテン語)Ⅰ」で学んだ事項に新たな学習内容が加わることによって、より難しいラテン語の文章を解読することが可能となる。ラテン語についての理解が深まることによって英語や仏語などの現代ヨーロッパ語の学習も容易となる。西洋の歴史、哲学などを学ぶ際に、ラテン語が読めることは大変有益である。
テキスト教材
スクーリング時のテキストについては別途お知らせします。
参考図書
授業の中で、順次紹介する。
評価の要点
スクーリング科目なので、授業内の問題演習をきちんとしているかどうかを見る。答が合っているかどうかよりも、どのように考えて答にたどりついたかを重視する。
評価方法と採点基準
スクーリングにて評価する。
授業内の問題演習で評価する。積極的に演習に取り組んでいることを合格の最低条件とする。
練習問題が十分できていれば、レポート提出は要求しない。
ただし人数が多いなどの理由で、履修生1人当たりの問題数が少ない場合は、最終時限にレポートを課すこともありうる。
履修上の注意事項や学習上のアドバイス
ラテン語は英語とちがい、「カン」で訳すことはできない。語尾変化をきっちり見ながら訳さないと、とんでもない間違いをすることになる。あくまで理詰めで理解する姿勢を身につけてほしい。
_練習問題を解く際に、難しいところがあれば遠慮なく質問すること。
授業の進み具合は、受講者の進度を考慮し調整する。
備考・補足
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授業回数別教育内容 | 身につく資質・能力 | 学習範囲 (予習・復習を含む) |
|
動詞の未来(直説法能動相)の人称変化と用法を学ぶ | 動詞の未来の人称変化と用法を知る | テキスト pp.22〜23 | |
未完了過去と未来の人称変化の練習をする | 未完了過去の未来と人称変化が身につく | テキスト pp.23 | |
第3変化名詞について学び、格変化の練習をする | 第3変化名詞を格変化させることができる | テキスト pp.23〜26 | |
第3変化名詞について学び、格変化の練習をする | 第3変化名詞を格変化させることができる | テキスト pp.23〜26 | |
和訳の練習をする | 羅文和訳の実際を知る | テキスト pp.26 | |
和訳の練習をする | 羅文和訳の実際を知る | テキスト pp.26 | |
完了(直説法能動相)、過去完了(直説法能動相)、未来完了(直説法能動相)について学び、人称変化の練習をする | 完了、過去完了、未来完了の人称変化と用法を知る | テキスト pp.27〜30 | |
完了(直説法能動相)、過去完了(直説法能動相)、未来完了(直説法能動相)について学び、人称変化の練習をする | 完了、過去完了、未来完了の人称変化と用法を知る | テキスト pp.27〜30 | |
第3変化形容詞について学び、格変化の練習をする | 第3変化形容詞の格変化が身につく | テキスト pp.30〜31 | |
第3変化形容詞について学び、格変化の練習をする | 第3変化形容詞の格変化が身につく | テキスト pp.30〜31 | |
和訳の練習をする | 羅文和訳の実際を知る | テキスト pp.32 | |
和訳の練習をする | 羅文和訳の実際を知る | テキスト pp.32 | |
直説法受動相未完了系3時称の人称変化を学び、練習する。受動文について学ぶ | 直説法受動相未完了3時称の人称変化が身につく | テキスト pp.33〜36 | |
和訳の練習をする | 受動を用いた文章が読解できるようになる | テキスト pp.37 | |
和訳の練習をする | 受動を用いた文章が読解できるようになる | テキスト pp.37 | |
試験 |